2歳から楽しめるおうち英語におすすめの英語アニメです。小学生になったら自然科学のアニメも。
【このページの目次】
おうち英語にYouTube
YouTubeならタダで聞き流し
最近「おうち英語にユーチューブが最高」という話を立て続けに聞きました。確かにユーチューブでは生の英語がダダ漏れなので、すべて無料というのは嬉しい限りです。
我が家とYouTube英語
さらにタイミングが重なりまして「お子さんに見せていた英語アニメは何ですか?」というご質問をいくつかいただきました。
我が家は定番の「ペッパピッグ」
我が家でよく見せていたのは「ペッパピッグ」でしたが、子ども達にはこだわりが全くなくてアニメなら何でも見ていました。
画面を消して見せていました
YouTubeを見せる際の工夫などは(スクリプトを用意したりシャドーイングさせたりなどが有名でしょうか)まったくしなかったのですが、工夫と言いますか、1度見たアニメは画面を消して完全に聞き流しの状態にして何度も聞かせていました。
最後にもう1度画面を見せて
仕上げというほどでもありませんが、最後にもう1度画面に映してアニメを見せてあげたら、次のエピソードの聞き流しを始めたりしていました。
2~7歳が楽しめる英語アニメ
▼ 子どもの英語アニメの定番
『Pepper Pig』
YouTubeの英語アニメといえば一番人気はやはり『ペッパピッグ』でしょうか。日本でもDVDや絵本が手に入りやすいのも人気の秘密かなと感じます。
子どもの日常を描いたストーリー
主人公は幼稚園生の女の子。幼稚園で遊んだり、仲良しの子が家に遊びにきたり、喧嘩したり、ママやパパと旅行にでかけたり、おじいちゃんとおばあちゃんがプレゼントをくれたり、そんな子どもの日常を描いたアニメです。
子どもの日常英会話にぴったり
「一緒に〇〇しない?」と子どもを誘ったり、「一緒に〇〇したら?」と子どもを促したり、褒めたり、叱ったり…。小さい子どもの日常英会話にぴったりの内容です。
マナーが悪いという批判
ネイティブのママで『ペッパピッグ』はマナーが悪いから自分の子どもには見せていないという方を数名知っています。
当初私はマナーが悪いとは感じていなかったので「例えばどの辺がマナーがなってないの?」と聞くと、そのネイティブママは逐一動画をストップさせながら「ここはね本当はこう言うべきところなのよ」と説明してくれました(笑)
親への言葉が少し悪いかな…
確かに、英語の聞き取りだけにとらわれずに『ペッパピッグ』の話の展開に集中してみると
「ママ、私は〇〇がしたいの」とは言うけれど「〇〇を取って”ちょうだい”」と言わなかったり、
「パパ、〇〇をこうしてみて」と頼んでパパは手伝ってくれたのに “ありがとう” を言わなかったり、
『ペッパピッグ』の子ども達は親に対して感謝が少なく、親を顎で使いまわしている感があります。ただ、私はこれが日本の子どもに悪影響を及ぼすとは思えませんし(悪影響になるほど英語力の高いお子さまはご注意ください)そのような言い回しを見つけるのも面白いかもしれません。
公式チャンネルが充実
『ペッパピッグ』はYouTube内の公式チャンネルに何百というエピソードが入っています。プレイリストを使って聞き流しをしていると、同じエピソードも何度か登場するので英語学習には使いやすいと感じています。
公式チャンネルはこちら
https://www.youtube.com/watch?v=SFJwIXp6Ajc
▼ ペッパピッグが苦手なら
『TROTRO』
『ペッパピッグ』は目が痛い
『ペッパピッグ』のキャラクターは縁がなく、全体的に原色や蛍光色を多様しているので「目がチカチカする」という口コミも少なくありません。
『ペッパピッグ』が苦手な方へ
『ペッパピッグ』の絵面が苦手な方におすすめして、そこそこ評判がいいのが『トロトロ』です。
男の子版『ペッパピッグ』
『トロトロ』の主人公は「トロトロ」という名前の男の子です。トロトロは小学校前で、ママやパパと料理をしてみたり、近所のお友だちと遊んだりする話の展開は『ペッパピッグ』によく似ています。
翻訳版なので英語が簡単
英語のレベルでいうと『ペッパピッグ』よりも若干(ほんの少しですが)言い回しが易しめで、セリフも短めです。これはおそらく『トロトロ』が原作であるフランス語アニメを英語に訳した翻訳アニメだからだと思います。
公式チャンネルはこちら
▼ 女の子寄りの妖精アニメ
幼児期には女の子アニメであっても男の子アニメであっても関係なく楽しめてしまうかもしれませんが、主人公が王女さまなので一応女の子寄りのアニメです。
『Ben and Holly’s LK』
『Ben and Holly’s Little Kingdom(ベンとホーリーの小さな王国)』は妖精の世界が舞台で、妖精や小人たちが登場します。
妖精の国のプリンセスの物語
妖精たちの国のプリンセスであるホリーちゃんがベンくんたち、お友だちと一緒に新しいことに挑戦したり、ペットを飼ってみたり、冒険という名の遠出をしたりするそんなお話です。
魔法の英単語はほんの少し
『ハリーポッター』に代表されるように魔法の国が舞台の物語は英単語が独特で英語学習にはなかなか難しいですが、このアニメは妖精たちの日常を描いているので、魔法の英単語も出てくるのは「魔法の杖」「ドラゴン」「空を飛ぶ」レベルで親しみやすくおすすめです。
公式チャンネルはこちら
▼ 学習効果の高い幼児アニメ
https://www.youtube.com/watch?v=4bvh4npvgyA
『Caillou』
『Caillou』は「カーユー』と読みまして、主人公の男の子の名前です。4歳の男の子の日常生活を描いたアニメです。
教育用アニメのつくり
『Caillou』はカナダのアニメです。『ペッパピッグ』などと決定的に違うのは、
「今日はパパがお休みです」
「今日はエマが遊びに来てくれました」
「カーユーはいたずらするのをやめました」
「カーユーはとてもがっかりしました」
などというナレーションが読まれることです。これは教育用アニメによく見られる特徴で、場面の切り替わりにもナレーションが流れるので常に何らかの英語が流れてきます。
ナレーションが勉強になる
英語学習という面ではこのナレーションがとても勉強になります。「カーユーはペンを取ります」という英語を聞きながら、ペンを取るカーユーを見ることができます。
「カーユーはズボンをはきます」
「カーユーはビー玉を転がします」
「カーユーは泣き出してしまいます」
などの日常動作を英語で説明してくれます。動きとともに英語の音を学べるので英語学習者にはとても学習効果の高いアニメです。
公式チャンネルはこちら
▼ 自然科学の知育アニメ
『Wild Kratts』
TOEFLやIELTS対策にも
このアニメは、動物や昆虫などの自然の生態系を学べるアニメです。自然に入り込むための変身スーツを使って、大自然のあり方やミステリーに立ち向かうという物語です。
ネイティブにとっては基本単語
「触覚」「脱皮」「肉食動物」など、ネイティブなら誰でも知っている基本単語だけど英語学習者にとってはTOEFL対策の難単語がたくさん出てきます。
TOEFLやIELTSの受験生にも
TOEFLやIELTSを受けたい大学生や大人にもおすすめできる内容のアニメです。小さいうちからこのアニメを見せてあげて、TOEFLやIELTSレベルの自然科学単語に楽しく親しませてあげませんか。
公式チャンネルはこちら
さいごに
公式チャンネルはないけれど
YouTubeにはたくさんの動画はアップされているものの公式チャンネルではないので紹介を控えましたが、英語子育てという観点から一番おすすめできるのはこちらの2作品です。
『The Toad and Frog』
日本でも『ふたりはともだち』は大ベストセラーですが、この作品の知育ポイントは「色」「大きさ」「上下」「前後」などの小学校に入学する前に幼児に教えておきたい基礎単語がたくさん出てくる点です。高額家庭用教材であれ、幼児英会話教室であれ、オンライン英会話であれ、必ずレッスンに組み込まれる大切な英語表現です。この本だけで数ヶ月分の英語レッスンに相当する単語が学べます。
『The Cat in the Hat』
日本でも『キャット・イン・ザ・ハット』というタイトルで翻訳されている『The Cat in the Hat』は、光や水などで遊びながら子どもたちに自然科学の楽しさを教えてくれるドクター・スースの童話絵本です。
[追記]ディズニーアニメについて
「ディズニー映画はおすすめですか?」というご質問がありました。個人的にはディズニー映画はあまりおすすめしません。ディズニー独特の高い発声法のせいで英語が聞き取りにくくなっていますし、ディズニーの美しいBGMも英語学習には不向きです。セリフを全部丸暗記してしまうくらいハマるほどに大好きならば、ディズニーアニメもよろしいと思います。
英語はバランスが大切
英語の聞き流しやYouTubeアニメはインプット学習です。英語子育てにはアウトプットも必要になります。小さいうちはアニメを見せていれば確実に英語力を伸ばしてくれますが、タイミングを見計らってアウトプットの機会を作ってあげないと定着しません。
今はアウトプットも格安です
少し前までは英会話教室に通ったり語学留学に行ったり、英語のアウトプットはとてもお金のかかる学習でしたが、令和の現代は月に数千円という格安料金でアウトプットの場を作ってあげられます。
両方やれば劇的に伸びます
英語はインプットとアウトプットのバランスが大切です。両方やれば英語力は劇的に伸びていきます。
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