小学生向けのタブレット学習教材を選ぶときに、最初に知っておきたいこと。人気6社のタブレット教材の特徴と学習のねらいの違いを頭に入れて、先輩ママのブログを読むと口コミの裏にある意図が見えてきます。
【このページの目次】
小学生タブレット教材人気6社
小学校のためのタブレット学習教材のうち、今回比較した6社は以下のとおりです。
『チャレンジタッチ』『スマイルゼミ』『RISU算数』『デキタス』『ネット松陰塾』『すらら』
専用タブレットが必要な3社
『専用タブレット』によるタブレット学習教材は、子どもにとって圧倒的な魅力があります。タブレットを開封した日はもちろんのこと、専用タブレット教材ならば平均して最低でもおよそ3ヶ月は「タブレットの魅力」だけで、子どもが自分から勉強してくれます。
専用タブレットが必要な学習教材は、インターネットによるゲームの誘惑や違法ダウンロードの心配などが不要です。しかし、反面では、タブレット代やタブレット保険料がかかったり、契約開始日にはタブレットの初期設定をする必要があったり、学習アプリを毎月ダウンロードしなければいけなかったりという作業が必要になります。
『チャレンジタッチ』
『チャレンジタッチ』のお値段
受講料:2,705円(毎月払いでは3,300円)
入会金:無料
タブレット代:9,720円
受講科目:国・算・英・プログラミング
安心の業界最大手で、進研ゼミのタブレット教材版。
とにかくポップでカラフル
『チャレンジタッチ』は紙教材の進研ゼミとまったく同じく、子どもが楽しめる工夫が満載。ゲーム感覚の勉強というより、学習内容を取り込んだゲームと呼べる内容。
勉強するのが苦手でも大丈夫!
これまであまり勉強してこなかったお子さんがこれから勉強する習慣づくりをしたい場合にぴったりの教材です。
どのタブレット学習教材にもついている「がんばり表」機能ですが、『チャレンジタッチ』はこのデザイン、この画質!
算数を楽しく演出!
例えば、1年生算数の「くらべる」という単元では、比較するときには条件をそろえるという概念を学習しますが、『チャレンジタッチ』では、最初はバラバラのペンを
こうしてタッチペンでタッチして、
ペンを動かし、自分で「はしをそろえる」作業をします。実際に手を動かすから記憶に強く残ります。
例えば後述します『すらら』では、同じ学習テーマで「はしをそろえる」ボタンをただクリックするだけで
「端のそろった鉛筆が2本並んだ状態」に画面がパッと切り替わるだけというタブレット学習教材もあります。(こちらは『すらら』の学習画面です)
また『デキタス』では、2つのものの端がそろうのを動画で見るだけです。(男の子が「ちょっと並んでよー」と言うと、動物たちがお尻をそろえてくれるので尻尾を比べられるという内容です)
『チャレンジタッチ』なら楽しみながら算数を感覚的に学んでいくことができます。さらに、こうして比較しますと『チャレンジタッチ』の画面の質がとても良いのも目立ちます。
計算も「動き」で楽しく
例えば、「 9 + 3 = 」という問題では『チャレンジタッチ』では自分で積み木を動かし10のまとまりを作って、足し算の概念を学びます。
単調な書き順の学習も楽しく
小学校低学年のうちは漢字は読解と同じくらい大切です。低学年で身につけたいのは、漢字を学ぶときに「書く前にお手本を見る(思い出す)こと」「書いた後にお手本と比べること」です。大人には当たり前のことですが、子どもには「(ただ同じような形を書くのではなく)お手本とマスの補助線のどこを見るべきか」を改めて教えなければ気づきません。
『チャレンジタッチ』ではそれが「見て分かる」ようになっています。
お手本のどの部分に注意すべきなのかも分かりやすく、
お手本と自分が書いた字を並べて比較できる機能もあります。
ライブラリーがかなり良い!
世界や日本の名作、伝記、自然科学などが約1000冊いつでも読める「電子図書館まなびライブラリー」というサービスがかなり良いのでおすすめです。
例えば、このような本が無料でいつでも読めます。タブレットでなくても、パソコンでもスマホでも読めるので、家族みんなで楽しむことができます。
努力賞プレゼントも豊富
デメリットは「ゲーム」の多さ
デメリット口コミで最多なのは「子どもがゲームばかりをするようになった」というもの。『チャレンジタッチ』のタブレットはゲームアプリをダウンロードできるようになっています。
もちろん学習の要素は含まれているのですが、『チャレンジタッチ』のゲームは「ゲーム的要素がある勉強」というより「学習要素のあるゲーム」に近く、とても楽しい反面、やってもあまり学習効果はありません。
学習ボリュームは「少なめ」
『チャレンジタッチ』は進研ゼミのように、毎月、その月学習教材が配信されます。『チャレンジタッチ』はタブレット教材の中でも毎月の教材が少なめです。
その月の教材が早く終わってしまったらやることがなくなります。「ゲームをするよりは『チャレンジタッチ』の学習ゲームをする方がまだマシ」と月末にタブレットでゲームばかりしていると、翌月になってもゲームをやめられなくなっていたというケースが少なくありません。
問題の難易度は「易しめ」
『チャレンジタッチ』は問題があまり難しくありません。そのため『チャレンジタッチ』はハイレベルコースを新設しています。
追加受講費なしで難易度の高い問題に取り組めます。さらに、漢字と計算については学年を超えて先取り学習ができるようになりました。
▼ 無料資料請求はこちら
業界最大手ですから『チャレンジタッチ』をチェックしないと始まりません! (無料資料請求の申し込み画面はこんな感じです)
残念ながら『チャレンジタッチ』には無料お試しサービスがない(無料お試し特別キャンペーンは期間限定で春や夏に時々開催)ので、無料資料を取り寄せるしかありません。紙でできた擬似タブレットが届きます(笑)
『スマイルゼミ』
『スマイルゼミ』のお値段
受講料:2,980円(1年生, 2年生は3,100円)
入会金:なし
タブレット代:9,980円
受講科目:国語・算数・英語・プログラミング
検定サポート:漢検
『スマイルゼミ』は人気急上昇中。イード・アワード2018最優秀賞、子ども英語教材No.1をダブル受賞した、今、注目度No1の教材。
タブレットの操作性は業界No1!
タブレットの書き心地は『スマイルゼミ』は業界No1。「タブレットがスムーズに動くこと」に関しては『チャレンジタッチ』よりも質がいいです。『スマイルゼミ』のタブレットは指で操作することもできます。
タブレットの操作性が良い一番の利点は子どもの勉強量が増えることです。タブレットがサクサク動けば、勉強に同じ時間をかけてもより多くの問題に取り組むことができます。また「ちゃんと書いてるのに/クリックしてるのに、タブレットが反応してくれない!」とイライラすることもありません。
「きれい」を超えて「美文字」
『スマイルゼミ』のタブレットの良さが一番活かされているのが「漢字」の学習です。
『スマイルゼミ』では「美しい文字を書くこと」にも力を入れていますが、これはタブレットが良質だからこそ。
『チャレンジタッチ』はタブレットの反応が劣るので、例えば、こちらは『チャレンジタッチ』の公式サイトの動画ですが、タッチペンと動かしている色鉛筆に1cmほどの時間差ができているのがご確認いただけますでしょうか。
ちゃんと書いてるのに歪んだ字になってしまうため「美文字」の練習などは難しいでしょう。
漢検対策もバッチリ
『スマイルゼミ』では漢字検定の練習もできるようになっています。
漢検10級(小1レベル)から漢検2級(高校卒業程度)までの漢検対策教材にいつでも取り組めます。
一番評判がいいのは英語
さらに、『スマイルゼミ』はタブレット教材の中でもっとも「英語がいい!」という口コミが多く、英語教材が大評判なのも特徴です。
2018年にはイード・アワード「子ども英語教材」において顧客総合満足度No.1に選ばれた『スマイルゼミ』の英語は、きちんと勉強を続ければ英検3級は(二次試験も)かるく合格できます。準2級にも手が届くレベルです。
画面デザインはシンプル
『スマイルゼミ』は、『チャレンジタッチ』に比べるとキャラクターもデザインも動きもシンプルです。
個人的には『スマイルゼミ』の画面デザインが子どもには最適だと考えています。『チャレンジタッチ』のメリットはどんな子も勉強を楽しめることですが、デメリットは長く続けると『チャレンジタッチ』以外の教材では勉強できなくなることがあることです。
そのため、『スマイルゼミ』は「勉強はしたいけれど、どうやればいいのか分からない」お子さんにイチオシです(『チャレンジタッチ』は勉強したくないお子さんにおすすめ)。
『スマイルゼミ』はゲーム的な楽しさを含みながらも、勉強することを楽しめるような教材が用意されています(『チャレンジタッチ』は勉強要素を含むゲーム)。
『スマイルゼミ』のデメリット
『スマイルゼミ』のデメリットは問題の難易度があまり高くないことです。
『スマイルゼミ』の発展コース
受講生からの要望を受ける形で「発展コース」が新設されています。問題ボリュームは1.5倍で、受講料は500円UPの3,480円です。
こちらは小学1年生の発展コース「算数」の問題例です。
▼ スマイルゼミの無料おためし
スマイルゼミの無料お試し期間はタブレットの返却などが簡単なので、とりあえず2週間タブレットを試してみることをおすすめします。お子さんの惹かれ具合はきっと予想以上だと思います。ただし…
「お試し受講」のリスク
スマイルゼミは原則「最短12ヶ月の継続契約から」となっています。しかし「全額返金保証」があるため、実質は、2週間のお試し受講ができることになります。
2週間たっぷりと実際のタブレットを使ってみることができますので非常におすすめなのですが、これが先輩ママたちが後悔した理由にもなっているので注意が必要かもしれません。
2週間の「お試し受講」では、お子さんは夢中になって勉強することでしょう。これが思わぬ落とし穴です。「こんなに楽しそうに勉強するなら始めてみようか」と思うはずです。
しかし、実際は(タブレット学習が初めての場合)チャレンジタッチでもスマイルゼミでもお子さんは同じように大喜びします。そのため、始めてから数ヶ月した頃に「これならチャレンジタッチの方が良かったかな(特に小学校低学年に多い)」や「やっぱりZ会にすべきだったかも(特に小学校高学年に多い)」などと思うケースが少なくありません。
詳しい資料は同封されない
チャレンジタッチにはお試し受講はなく、最低でも2ヶ月契約からしか始められませんから、ほぼ必ず資料請求をします。しかし、スマイルゼミの「2週間お試し受講」では詳しい資料は同封されません。
「継続割引」が心理的な壁に
さらに、スマイルゼミには「継続割引」という嬉しい制度があります。
小学校入学時からスマイルゼミを始めた場合、小学6年生になるころには年間6000円割引(一括払い)とかなりお安く受講できることになります。この、嬉しすぎるスマイルゼミの継続割引は、裏を返せば、一度始めると心理的に他の教材に変えにくいということです。
後悔する理由は「学習内容」
スマイルゼミを契約してから後悔する理由はほとんど「カリキュラム」に関することです。
公式サイトでは、タブレットとしての教材紹介ばかりで「年間カリキュラム」について詳しくは触れていません。さらに、2週間のお試し期間で分かるのは「タブレット学習とお子さんとの相性」だけで、年間カリキュラムについては何の資料も同封されません。
資料請求の3つのメリット
そのため、数ヶ月受講してみて学習の進み具合や学習内容の深さ加減が「レベルが低すぎる」「レベルが高すぎる」と感じてしまいます。
お子さんにタブレットを手渡す前の冷静な状態で「資料請求」で届く『年間カリキュラム』をチェックするのがおすすめです。
「資料」のチェックポイント
スマイルゼミの資料請求で届く資料には、絶対にチェックしてもらいたい貴重な情報が満載です。
小学校6年間の学習予定
例えば、資料請求で届く「教材の紹介冊子」は必見です。スマイルゼミには余計な付録はついてこないため紹介する教材がシンプルなので、当然、教材紹介冊子もとてもシンプル。
▼ 4年生「算数」
各学年の各教科が1ページにコンパクトにまとめられています。そのため、冊子を1冊パラパラをめくれば小学校6年間の学習の様子がはっきりとイメージできるようになっています。
▼ 1年生「国語」
小学1年生の講座では簡単すぎるなと感じても、それは小1の学習内容がシンプルすぎるからかもしれません。
「発展クラス」について
さらに、この「教材の紹介冊子」には各学年の各教科に「発展クラス」についての記述があり、タブレット画面例つきで特徴が紹介されています。
▼ 4年生「算数」
「発展クラス」を追加するかどうかにも非常に役に立ちます(「この内容なら来年からでいいかな」「高学年になってからでも大丈夫そう」という感覚がつかめます)。
▼ 1年生「国語」
「英語プレミアム」について
そして、最後に見逃せないのが「英語プレミアムコース」の紹介ページです。こちらには何と「英語プレミアムコース」の全カリキュラムが掲載されています!
これを見れば、HOPコースとSTEPコースで学習する内容の違いが一目瞭然です。
▼ 「HOPコース」
「英検コース」も英検5級から英検3級までの講座内容が掲載されていますので、いつ頃からHOP/STEPコースから「英検コース」にすべきかも考えやすくなっています(少し英語ができるお母さまなら「英検コース」にすべきか、市販の対策問題集で十分なのかも判断できる情報量だと思います)。
▼ 「STEPコース」
2019年現在では英検3級までの記載ですが、追加された英検準2級および英検2級の内容もすぐに追加掲載されるはずです。
▼ 「英検コース」
お試し受講の「前」がおすすめ
お子さんがタブレット教材を試してみることができるお試し受講の前に、是非とも資料請求をおすすめします。
「資料請求」すれば、心理学的にパソコンの画面よりも印刷物の方が細かい情報が精査できます。無料請求した資料が届いたらすぐにお試し受講の申し込みをするというくらいのタイミングですがちょうど良いと思いますが、冷静な判断が得意な方なら資料請求とお試し受講を同時請求してもよろしいかもしれません。
▼ まぁ、資料請求はご自由ですが…
『RISU算数』
『RISU算数』のお値段
受講料:2,480円+利用料(0円~最大8,980円)
入会金:なし
タブレット代:無料
受講科目:算数のみ
検定サポート:数学検定
学年を超えて学習できる教材
『RISU算数』は「算数のみ」に特化した専用タブレット型学習教材で、無学年制システムを採用しているのが特徴(無学年制とは、勉強したいだけ学年を超えてどんどん先に進める多学年教材)。実力UPでは業界No1。
意欲的な子は勉強したいだけ学年を超えてどんどん先取り学習ができますし、算数が苦手な子は分かっていない下の学年の単元に戻って勉強する後戻り学習ができます。
「デキる子」になれる教材
『チャレンジタッチ』や『スマイルゼミ』は勉強習慣づくりにおすすめのタブレット教材ですが、『RISU算数』はしっかり実力を伸ばしたいお子さんのための教材です。
算数が苦手な子もなぜか夢中になり、早々に苦手を克服して先取り学習組に入っていきます。『RISU算数』を始めれば算数は得意科目になります。
『RISU算数』の画面はシンプル
『RISU算数』の学習画面は『スマイルゼミ』よりもさらにシンプルになって、このような感じです。娯楽性という点ではほとんど利点を感じないレベルです。
『RISU算数』は解約でなく”卒業”
しかし、『RISU算数』は「楽しい!」という口コミが少ないわけではありません。むしろ『チャレンジタッチ』や『スマイルゼミ』よりも「途中でやめました」という口コミが極端に少ないのが特徴です。『スマイルゼミ』をやめたご家庭には「小学6年分を終えたのでやめます」「算数の成績はよくなったのでもう十分です」など “円満解約” が目立ちます。
『RISU算数』はどの子にも「良問」
タブレット画面が味気ないのに、メキメキ実力がついて、しかも子どもが楽しんで勉強するのは「出題内容」にあると私は考えています。算数のみに特化した教材だけあって、算数の問題へのこだわりは他のタブレット教材の比ではありません。
『RISU算数』の忘却曲線復習とは
忘却曲線による記憶の強化をうまく利用した「復習機能(前に解いた問題を数週間後に再出題)」により、算数の問題を解くこと自体を楽しめます。『RISU算数』は2018年にこの機能で特許を取得しています。
▲ こちらは『チャレンジタッチ』の公式サイトです。公式サイトもクオリティが違うので、見ればどの会社のサイトかすぐに分かりますね(笑)
ときどきの難問がいい刺激に
さらに、時々「鬼モード」という名前の難問が出題されます。
この鬼モードが子どもたちに大人気。問題のレベルを細かく調整することで子どもの知的好奇心を刺激するのでしょう。もちろん、気分転換のためのゲーム的問題も算数問題。
どの子にもいつでも「良問」
基礎問題から難問まで、子ども一人ひとりのレベルに合った問題を自動抽出してくれるために、どんな子にとっても「自分だけのベスト問題」を出題してもらえることになります。
ちなみに「国語力」も…
『RISU算数』はタブレット教材先進地アメリカ・シリコンバレーで開発された技術です。アメリカでの研究によれば算数(数学)以外の教科では目立った成果が上がらなかったために算数のみの提供なのだそうです。
しかしながら、2014年に RISU Japan を設立してから、日本の教育に合わせた改良が重ねられ、「算数以外の教科ができないのが不満」という口コミに対応する形で『RISU算数』は算数の文章題を発展させてきました。それが、例えばこちらのような出題例です。
今では「『RISU算数』は国語力も伸びる算数教材」と評価されるまでになっています。
デメリットは算数特化
『RISU算数』のデメリットは算数しか勉強できないことです。
教育改革が行われても大学入試は紙ベースの試験問題は変わりませんから、勉強の主軸は紙ベースにしておいた方が無難です。そのため、『RISU算数』を利用してタブレット学習は算数のみと決めるのもあながちデメリットばかりではありませんが、タブレットで全教科を勉強したいという希望には『RISU算数』はまったく添えません。
『RISU算数』は業界最高値!
『RISU算数』は高いです! 「受講料2,480円」に騙されてはいけません。『RISU算数』には月あたりの基本料のほかに、「利用料」という費用がかかります。「利用料」はお子さんの学習進度によって0円から最大8,980円まで変動します。
つまり、『RISU算数』でどんどん次の学年へ進む子は毎月1万円以上の支払いを続けなければいけないということです。月1万円以上の価値はあるとは思いますが、毎月1万円以上という受講料はタブレット教材の中では最高額です。
『RISU算数』は小学校までしかありませんから、お子さんの勉強がどんどん進んで、短期間で小学校6年間分をすべて勉強し終えれば、他教材と比べても実はそれほど高額ではないのですが(『チャレンジタッチ』も『スマイルゼミ』も高学年になれば8000円前後に値上がりするため)、やれば実力がつくとは言え、毎月1万円以上の支出は家計に響きます。
▼ 1週間無料お試しはこちら
『RISU算数』では2週間の無料お試しができます。申し込みは本契約の申し込みフォームから行い、無料お試しのみの場合はタブレットを返却します。
『RISU算数』は半年でも1年でもやればやっただけ算数力が伸びる実力派教材。タブレットの返却も簡単なので、『RISU算数』の無料お試しは「契約すべきかどうか」本気で取り組むことを強くオススメします!
専用タブレットが不要な3社
これ以降のタブレット学習教材はこれまでご紹介してきたタブレット学習教材とは大きく異なります。「タブレット学習教材」と並び称されはしますが、上述の3社と違って専用タブレトッは必要なく、「タブレットでも(パソコンでもスマホでも)」勉強できるというオンライン型学習教材です。
専用タブレットが不要なオンライン学習教材の長所は、タブレット代やタブレット保険料がかからず、契約開始日に煩雑なタブレット初期設定をしたり毎月の学習アプリをダウンロードしたりという手間が要らないところです。
『デキタス』
『デキタス』のお値段
受講料:3,000円
入会金:なし
受講科目:国・算・せいかつ・英
無料体験:公式サイト内で無料体験可
始めやすい学習教材
『デキタス』は無学年制のオンライン学習教材です。国語、算数、せいかつに加えて、英語までが月額3000円で学習できる「親にとって」始めやすいオンライン学習教材です。
とにかく安い!
『デキタス』の特徴は何と言っても「驚愕の安さ」です!
学年指定のタブレット学習教材に比べて、無学年制の学習教材は高額になる傾向があります(小学6年間の学習教材がすべて一括で届くのですから当然と言えば当然です)。
無学年制の学習教材の受講料は平均8000円(先にご紹介した『RISU算数』も表示こそ「受講料こそ2,480円」ですが、そのあとの「+利用料」という部分がクセモノで、『RISU算数』では実質平均月額7000円前後の支払いをすることになります。平均月額7000円で『RISU算数』では算数しか勉強できません)。
ところが、『デキタス』では何と『RISU算数』のおよそ半額、月額3000円で全教科が学習できます。
学習教材は何でも同じですが、タブレット教材業界も例外ではなく学年が上がれば受講料が上がります。小学校低学年では3000円程度の『チャレンジタッチ』や『スマイルゼミ』も、高学年になれば受講料は7000円程度まで上がります。
しかし、『デキタス』では無学年制なので、低学年でも高学年でも据え置き3000円です(現在のところ…私は安すぎると思っているので近々値上がりするのではと不安です)。小学校の学習をまるまるタブレット学習教材に頼るとするならば、『デキタス』の経済的優位は魅力です。
教材の世界観が楽しい
もちろん、『デキタス』は安さだけではありません。
学習画面の世界観はスマホアプリの学園ゲームそのもので、非常に楽しく魅力的。学習画面のデザインやキャクターデザインやその動きなどは、「タブレット」学習教材としての『デキタス』の娯楽性は『RISU算数』より上で、『チャレンジタッチ』より下あたり。ちょうど『スマイルゼミ』と同じくらいだと感じます。
問題も充実
間違えた問題を「キミ問」として再度出題してもらえたり、少し難しいチャレンジ問題に挑戦できたりします。
基本問題に関しては、問題を印刷して紙教材として勉強することもできます。
国・数・英の授業動画
国語は文字を教えてくれたり、
長文を読んで、
読解問題に答えたりします。
算数の「くらべる」単元では、この宇宙人たちの尻尾の長さを比べることになり、
お尻を揃えて並んでもらう、という内容。
確認問題は印刷することもできます。
『デキタス』の英語はすべて英語で進行するオールイングリッシュ方式で、内容もとてもユニークでした。
例えば、「Can you fly?」という表現を覚える動画では、突然、生き物のレースが始まったかと思うと、
サルに羽が生え、空を飛んだかと思うと、
カラスに羽を突かれて、レースはリタイア。
結局、買ったのはカエル.だった..とか、「これな〜んだ」の動画では
豆腐の原料を説明するかなり高度な英語を聞くことができたり、
豆腐の使い道を紹介したり…とか。オールイングリッシュで、実際の会話を想定した良いテーマ選びだと思いました。きちんど勉強すれば、英検準2級の二次試験レベルの英会話力はつくでしょう。
数学検定
『デキタス』では数学検定の過去問を解くこともできます。
飽きさせない工夫満載
受講料3000円の教材としては非常にハイクオリティ。子どもを飽きさせないための学習予定表、進捗表、がんばり表の類は完備していますし、ご褒美システムもあります。
ご褒美プレゼントにアバターがあるのも『デキタス』ならでは。
▼ 1週間無料お試しはこちら
『デキタス』はオンライン学習教材なので、公式サイトからいつでも無料体験ができます。
他のオンライン教材と違って、無料体験に必要な個人情報はメールアドレスだけですので気軽に試せます。
『ネット松蔭塾』
『ネット松陰塾』のお値段
受講料:8,000円
入会金:20,000円
受講科目:国・算・せいかつ・英
無料体験:公式サイト内で無料体験可
塾のようなオンライン教材
『ネット松蔭塾』は無学年制オンライン型学習教材で、こちらでご紹介しているタブレット教材の中では最もリアルな「塾」に近い学習教材です。
ノートの書き方が身につく
『ネット松陰塾』では、一生使える「ノートテイキング(ノートの書き方)」が習得できるのが最大の利点です。受講生ならマイページからいつでも「ノート学習の仕方」を見ることができます。
全教科のノートの書き方が動画におさめられていて、この動画だけでも一見の価値があります。
『ネット松陰塾』はオンライン学習教材でありながら「手書き学習」を推奨していて、勉強に対する自主性を伸ばそうとしています。そのため、オンライン授業でも講義を聞いて、「学んだこと」「疑問に感じたこと」を自分でノートに書き込むのが、『ネット松陰塾』のショウイン式学習法です。
吉田松陰が起こした松下村塾では「あなたは、何のために学問をするのか?その上で何をしようとしているのか?」が入塾試験だったといいます。吉田松陰が目指したそんな教育スタイルを引き継ぎ、「現代に蘇る松下村塾」を継承する塾であるとする『ネット松陰塾』では、勉強に対する自主性から「学び方」まで教えてくれます。学び方とは、すなわちノートの書き方であり、情報のまとめ方です。
ノートの書き方は小学生の学習から成績を大きく左右するため、進学塾ではまずノートの書き方を指導するところは少なくありません。現在ではノートテイキングのノウハウ本は子ども向けのものでさえたくさんあります。
オンライン学習教材としての楽しさは『ネット松陰塾』は中の下。学習教材の中の雰囲気は、今のタブレット教材というよりも、ずっと使われてきた塾内のオンラインサービスのそれに似ています。
頑張って勉強すれば、ご褒美として「コイン」や「ストーン」をもらえるのは他の教材と同じです。『ネット松陰塾』らしさと言えば「格言ゲット!」があることでしょうか。
他にも『ネット松陰塾』は、吉田松陰に徹底的にこだわっていて、毎日ページを開くと「今日の格言」として論語の一節やことわざが紹介されたり、
「松陰先生のことばクイズ」というゲームにも挑戦できます。
▼ 無料体験はこちら
『ネット松陰塾』はオンライン学習教材なので、公式サイトからいつでも無料体験ができます。無料体験画面では「ノート学習の仕方」にアクセスでき、各教科のノートテイキングのコツが動画を見ることができます。(小中の全教科の動画が用意されています)
『ネット松陰塾』は無料体験でも正規契約と同じ個人情報を入力する必要があり、少々めんどくさいですが、このノートテイキングの動画だけでも手間をかけて無料体験する価値があります。
『すらら』
『すらら』のお値段
受講料:8,000円
入会金:10,000円
受講科目:国・算・英
無料体験:公式サイト内で無料体験可
『すらら』も無学年制オンライン型学習教材です。『すらら』も非常に特徴的な教材で、『ネット松陰塾』がインターネット上の塾ならば、『すらら』はインターネット上の「学校」そのものです。
自宅学習が出席扱いにできる!
『すらら』の最大の特徴は「『すらら』を使った家庭学習が、学校の出席日数に加算される」という点です。
文部科学省は、実は、2005年にすでに家庭に引きこもりがちで十分な支援を受けられない不登校の児童・生徒に対し、IT等を活用した自宅学習で出席扱いにするという方針を定めています。
「すらら」は、その要件を満たした教材です。
動画は飽きない対話型
さらに、他のタブレット教材にはない『すらら』独自の特徴といえば、「対話型」講義である点です。「対話型」というのは、動画の中で「分かったかな?じゃあ、これは〇〇かな?△△かな?」などと、画面の中からキャラクターが質問を投げかけてくる、ということです。クリックして質問に答えないと先へ進めませんから、子どもはボーッとしている暇はありません。
冒険RPGの世界観
さらに、『すらら』の教材の世界観は冒険RPGゲームです。1年生の算数は何処かの国のサーカス団、1年生の国語は海賊たちの宝探しアドベンチャーなど、各学年の各教科ごとに独特のファンタジー要素が散りばめられています。
特定のキャラクターを作り、そのキャラクターに案内役をさせる他のタブレット学習教材とはまったく異なる雰囲気の教材で、「毎日、つい全教科を勉強してしまいたくなる」という効果があります。
不登校には『すらら』
お子さんが「学校に行きたくない」と言ったことのあるご家庭には大変オススメです。不登校のケースでは親の最初の対応で子どもの状態が大きく変わります。「今日、学校に行きたくない」と言い出したお子さんに対して、『すらら』をしていることで「いいよ。大丈夫、すぐに行けるようになるよ」と言えるようになるならば、『すらら』にはお金以上の価値があります。
▼ 無料体験はこちら
『すらら』はオンライン学習教材なので、公式サイトからいつでも無料体験ができます。『すらら』の無料体験は「メールアドレス」だけで試せるのでオススメです。
タブレット教材6社まとめ
● チャレンジタッチ
勉強する習慣づくりなら『チャレンジタッチ』。『チャレンジタッチ』の解説画面は秀逸です。
● スマイルゼミ
すらすら書けるタブレットで集中力UP! 書き心地は試してみるべき。
● RISU算数
本気で成績を上げたいなら『RISU算数』! 半年でも1年でも効果あり。
● デキタス
全教科を勉強できて、たった3000円という破格の教材。他の教材との併用としてもオススメできる。
● ネット松陰塾
ノートテイキングが学べるのは『ネット松陰塾』だけ。「まるで塾そのもの!」なオンライン学習教材。
● すらら
まるで学校のようなオンライン型学習教材。自宅学習を出席扱いにできる、不登校には『すらら』は絶対役に立つ。
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【この記事を書いた人】
元幼児教室講師。進学塾講師時代は中学高校の数学と英語を担当。
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