道具がなくても食べられる脚のむき身セットが人気ですが、ちょっとカニを食べなれるとやっぱりカニ1杯まるまる食べてみたい! 我が家で使っている道具をご紹介します。
ないと困るレベルのカニ道具
軍手がないと手を怪我したり、蟹用スプーンフォークがないと割れた箸を誤飲してしまったり、お子さんとカニを食べるならあった方が安心のカニの道具たちです。
軍手
カニの殻は硬いので、割れ方によっては指を傷つけてしまうこともあります。「いただきます」から「ごちそうさま」までみんなが笑顔で食べられるように、カニを食べるときには、特に小さなお子さんは軍手はつけておいた方がいいと思います。こちらは子供にせがまれて家族一人ひとり色が違うものを買いました。
小指の部分が下に下がっていて、手に馴染むので蟹を食べるときにも手が動かしやすくておすすめです。
ただし!「幻の蟹」で有名な花咲ガニだけは普通の軍手ではさばけないという口コミ情報があったので、バラのトゲ予防のための軍手を買いました。トゲの防刺軍手は2000円くらいのものが多かったです。私が見たときに一番安かった(600円)こちらにしてみましたが、トゲは痛く感じるほどではありませんでした。軍手がすごく柔らかいので蟹の細かい部分を扱うときにも手が動かしやすかったです。
カニ用ハサミ
こちらは貝印のかにはさみ【さばき名人】です。2018年に『ヒルナンデス』で紹介されて一時話題になりました。
普通のハサミのように2枚の刃を擦り合わせて切るのではなく、殻の端にくぼみを掛けて引いて切るカニ専用のハサミです。
殻の中にグッとハサミをねじ込む必要がありませんし、力を込めるために殻の中で大きく2枚の刃を開く必要もありません。そのため、殻の中の身を傷つけずに殻を切れるのが特徴です。
デメリットはカニしか切れないことです。他の食材は切りにくいので、他の食材にも転用できる普通の蟹バサミの方が便利という口コミもあります。ちなみに、2本の刃は取り外して洗えます。
普通のハサミとは構造が違うのでヒューマンアカデミーの『ロボット教室』のおかげでモノの構造に興味津々の子供たちは、毎年冬になると何度もハサミを開け閉めしながらこのハサミの仕組みを食い入るように調べています。
タラバガニや毛ガニを1杯まるまる買って自分でさばく場合は、こちらの業務量水産ハサミがおすすめです。こちらは『所さんお届け物です』で紹介された近正の【かにさばき】です。
このハサミは本当によく切れます。一見すると短くて華奢な可愛い刃にも見えますが、これが超強力! 敢えて短くしている刃は手の力がもっとも効率よく刃の先端まで届く構造なのだとか。
大きなタラバガニでも気持ちいいほどスパッと切断してくれます(トゲが大きくて殻も硬い花咲ガニは切断というより挟み割るって感じでしたが)。水産専用ハサミなのでカニやハサミが水に濡れてても滑ることはありません。
カニ用スプーンフォーク
カニはお箸で食べると、お箸の先を傷つけてしまいます。お子さんなどは無理にカニの身を取ろうとして箸先を折ってしまうことも。誤って飲み込んでしまっては大変です。
カニ用のスプーンフォークはそれほど高いものではありません。1本200円〜300円程度なので家族全員分を揃えても大した金額にはなりません。
(たとえ「カニを買って食べるなんて今回限りだし…」などという状況だとしても、カニ用のスプーンフォークはあった方がいいと思います。一度カニを食べればきっとまた買いたくなると思いますし)
こちらはステンレス製で丈夫ですし、食洗機と食器洗い乾燥機に対応していて大勢が集まる蟹パーティーなどにも便利でした。
あれば便利レベルのカニ道具
カニ用ピーラーは主にカニの脚の殻をむくときに使います。爪や甲羅など硬い殻はハサミの方が絶対に便利だと思います。
カニ用ピーラー
カニ用ピーラーは『さまぁ~ずの神ギ問』で紹介された貝印の【カニむけちゃいました!】が使いやすいと思います。
少しの力でもスルスルと殻が剥けます。やや大きめなので小ぶりなカニの足だと身まで削ってしまうかもしれません。しかし、威力は絶大! うちの子たちはまずこのピーラーでジャガイモの皮むきを練習しました。すると持ち方や力の入れ加減が分かったのか、殻の硬いカニも自分でピーラーを使って食べてくれるようになりました。
楽天などで調べるとアーネストの【カニムッキー】も人気です。
こちらは野菜の飾り切りもできるのでカニ鍋の準備も一緒にできます。やや小さめなのでカニの身を傷つけずに剥けます。若干力不足で平らな部分が広い大きな脚ならスルッと剥けますが、小さな脚や丸みの強い爪の部分は上部を少し削る程度なのでカニ用ハサミで切らなければ食べられません。
大きな脚だけの超特大脚身セットなどばかり購入するという方にはオススメです。
カニ割り
お子さんと一緒にカニを食べるならば、カニ割りが便利かもしれません。殻をバリッと割るだけなのでハサミよりも速くて、子どもがカニを食べる速いスピードにもついていけます。
しかし、カニ割りは「カニ割り」なのでカニの殻が割れます。割れた殻は取り除かなくてはいけません。そして、せっかくのカニの身は殻と一緒につぶれてしまいます。我が家は最近はカニ割りではなくカニばさみを使うようになりました。
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