発達障害の子のための学習教材の中で恐らく最も知名度が高く、人気と信頼を得ているのが『自立学習支援プログラムすらら』だと思います。そんな【すらら】のスゴいところのご紹介です。
[この記事を書いた人] 元幼児塾及進学塾講師。通常授業に加えまして不登校や発達障害のお子さまのサポートをしていました。【このページの目次】
自立学習支援【すらら】とは
【すらら】は「とにかく勉強が楽しい!」という口コミがとても多いです。勉強が楽しいのは「理解できる」からです。理解さえできれば学びは本来とても楽しいものです。
そもそも【すらら】とは…。
すららは無学年制多感覚教材
「自立学習支援プログラム【すらら】」は多感覚学習教材で無学年制学習教材です。
無学年制教材とは
無学年制教材というのは学年の枠をこえて学習できる教材のことで、入会すれば全学年の学習内容の教材を一括でもらえます。
どの学年の学習単元でも好きな時に学習できますから、発達障害のお子さまによくある「でこぼこ理解」にも対応しやすく、苦手が分かったらすぐに学年をさかのぼって復習をすることができます。
多感覚学習教材のメリット
「すらら」の多感覚学習を可能にした教材とはワーキングメモリ研究の成果をもとに発達障害の専門機関と共同開発された教材でワーキングメモリを支えてくれます。
多感覚学習はそのワーキングメモリを支えることで人が記憶しやすいように作られた教材です。多感覚学習が発達障害の
「人の話を聞くのが苦手」
「集中力が長く続かない」
「同じミスを繰り返す」
などという悩みに強いのはワーキングメモリ研究がそもそもADHDや自閉症などの改善に有用であるとして進められている研究でもあるからです。
発達障害に強い4つの理由
なぜ【すらら】で学ぶとそれほど勉強が分かるのか、その理由は私は次の4点だと思いました。
❶ キャラクターが魅力的
【すらら】では登場キャラクターが先生役と生徒役に分かれて授業を進めてくれます。(科目によっては生徒役のキャラクターがおらず、すらら受講者に直接語りかけるタイプの授業もあります)
登場キャラクターは各教科ごとに違って、それぞれに世界観が違うので飽きずに楽しめます。
● 低学年算数はサーカス団
● 低学年国語は海賊の冒険
● 低学年算数は冒険RPG風
● 高学年国語は学園恋愛ゲーム風
例えば高学年の国語はピンク色の髪の女の子が生徒役なのですが、授業では左のお友だちキャラクターが先生役になって「その子」に語りかけるように敬語は使わずに教えてくれます。そのため、授業の「解説」ではなく「おはなし」でも聞いているかのようで集中しやすくなっています。
❷ 解説がとても丁寧で細かい
【すらら】の解説は他社教材と比べても群を抜いて詳しく、発達障害のお子さまがつまずきやすいポイントほど丁寧に説明してくれるため1つ1つをきちんと理解して次に進めます。
● 例えば「小4国語」の授業では
例えば小学4年生で習う「主語と述語」の授業を例に挙げますと、学校の授業では一般的に主語と述語の概念を
と説明したらすぐに「では次の文章で主語と述語を見つけてみましょう」などと例題に進むことになるのですが、この
という解説を瞬時に理解できない児童は少なくありません。
● ここが理解の分かれ目
意外にも「文の中の」という言葉でつまずくようで、
と毎年質問されていました。この点を【すらら】はきちんと丁寧に押さえてくれています。
●【すらら】の授業では
【すらら】の授業は必ずこのような「前説」と呼ばれる導入部分があり、前回の復習から始めてくれます。
「主語と述語」の授業では
「。」から「。」までを「文」というんだったよね。覚えてるかな?
と前回の授業である「文」の思い出しをしてくれました。さらに、これから学ぶ授業の学習内容を「この授業では〜〜ができるようになるよ」という言い方で学習到達点として示してくれます。
●「音, 絵, 字」が絶妙に連動
【すらら】の解説は「音声」「イラスト」「文字」が連動しているのですが、この連動が計算され尽くされています。
● 発達障害の子の苦手ポイント
発達障害のお子さまは一度に大量の情報をインプットすると混乱してしまいます。それは「長い話を要点をつかんで理解する」などということだけではなく、たとえ話自体は短くても「板書を見ながら関連した話を聞く」という目からと耳から同時に入ってくる情報の処理も上手ではありません。そのため、発達障害のお子さまの教材は授業が細切れなだけでなく、1つ1つの情報が意図的に配置されているものが理想的です(つまり一般的な学習教材のスモールステップでは少々不足)。
●【すらら】はこんな感じです
「主語と述語」の内容に入る前に前説で「文」の復習はしているのに【すらら】はとことん丁寧に進めてくれます。「主語と述語」の授業はまず
この状態で1分ほど導入トークがあります。
「重要な言葉って?」
「うん! 実はね、1つの文の中でも特に重要な言葉っていうのがあるんだよ。じゃあ、次の文を見てみようか」
この導入トークだけで「文が言葉のあつまり」であることを確認できるだけでなく、これから
「文の中の言葉の重要度を考えること」
が意識できます。当然ですが「文」を「文章」とは絶対に言いません。(新人の教諭や講師はつい口にしてしまって子どもたちを混乱させてしまいます)
ここまできて漸く「主語と述語」を学ぶための例文の解体が始まります。先生役であるキャラクター(上の男の子)が「次の文を見てみようか」と言うと、その声に合わせてパッと
こちらの例文が表示されます。例文が表示されるだけでなく「わたしは体育の授業中に転んでしまった」と例文をきちんと音読してくれます。発達障害のお子さまにはとても大切な過程です。さらに、音読だけでなく
「大丈夫かな。怪我をしてないといいけど」
というコメントまでついてきます。
それから先生役の男の子が
と言ったところで、
画面がこのようになりました。
これに対して先生役の男の子が「この文は意味が分かるかな?」と聞くと、生徒役の女の子が
「うん、だいじょうぶ」と吹き出しで答えてくれます。
続きまして先生役の男の子が「そうだね、まだ意味は分かるね。じゃあ、今度は『わたしは』も取ってみるね」と言い、画面が
このように変わりました。
という先生の質問に対して、また
「わかるけど… 転んだのってだれ?」と吹き出しで答えます。すると先生役が
と言った瞬間に「誰か」というセリフと同時に、
「だれが?」という文字が現れます。
さらに「これじゃ情報が足りないね」というセリフも、キャラクターの声とぴったり合わせて、
音声を文字化してくれます。(女の子の目に注目してください。キャラクターたちの目はちゃんとまばたきをしていますし、口はパクパク動きます。芸が細かいっ!)さらに、主語だけでは文になれないことを学びます。
まで言ったところで、画面に
「わたしは」が追加されて、ゆうかちゃんが
「だめだめ! 全然わかんないよ!」と言います。
というと、再び
解説が文字になるので意味を確認できます。そして、この学習のまとめに入ります。
ここで『わたしは』『転んでしまった』の2つが赤字に変わります。
さらに先生の説明は「『わたしは』はこの文の中で「だれが」を表していて」と続くのですが、「だれが」と言ったその瞬間に
「だれが」と表示され、「『転んでしまった』はこの文の中で「どうした」を表します」の「どうした」の瞬間に
「どうした」が表示されました。そして、学習のまとめとして
という結論を書いて
「主語と述語」の導入である「主語の存在」と「述語の存在」を確かめるところまで終わりました。これだけ時間をかけて「主語と述語」の導入です。そして、次の学習ユニットでいよいよ「主語」と「述語」という言葉が登場するのですが、こちらもまた、
という内容を学ぶためだけにこれだけの
内容を1つずつ、キーワードが登場するたびにその内容が文字になって表示されて最終的にはこれだけの板書を仕上げます。
❸ 授業中は聞くだけではない
【すらら】は「対話形式の講義」と呼ばれる双方向型スタイルで授業が進みます。
対話型というのは授業の中で「先生役のキャラクター」と生徒役のキャラクターが対話するという意味でもあり、先生役のキャラクターが受講生に問題を出してくれるという意味でもあります。例えば先ほどの小4国語の「主語と述語」の授業であれば、「主語」と「述語」の意味の説明が終わるとすかさず「じゃあ、ちょっとやってみようか」などと言われて
問題が出題されますので述語を答えなくてはいけません。答えが間違っていれば
こうして丁寧に解説してくれます。
❹ 保護者サポートが手厚い
【すらら】には「すららコーチ」という保護者へのサポートサービスがあります。お子さまだけでなく親子一緒に【すらら】に臨めるので続けやすくなります。
公式サイトをちらっと読んだ限りではよくあるサービスのようにも感じられますが、この「すららコーチ」がとても良いと評判です。
「すららコーチ」は入会するとすぐに学習面から生活面までお子さまの特性をヒアリングしてくれたあとに学習プランを立ててくれます。
無学年制教材というのは教材を一括でもらうので、大量の教材を前に何から手をつけるべきなのか迷ってしまうというデメリットがありますが【すらら】なら学習プランを立ててもらえるので心配は要りません。入会から2〜3ヶ月は週1回、慣れてくれば月1回は「どうでしたか?」などとメールやLINEで連絡を入れてくれます。
【すらら】は、他社教材によくある「分からないところがあればいつでもメールか電話でご連絡ください」ではなく【すらら】の方から「どうでしたか?」と連絡をくれるので些細なことでも質問しやすく、お子さまの学習癖に合わせて何度も調整するうちにお子さまに最適な学習プランが出来上がります。
【すらら】にはオンライン教材だけでなくオンライン教材を使った通学型の「すらら学習塾」という塾もあり、「すららコーチ」はその「すらら学習塾」の指導者が担当しています。
▼ メディアでも有名な金子先生
【すらら】は発達障害の専門機関と共同開発された学習教材ですから、通学型の「すらら学習塾」にも発達障害のお子さまも多く通っています。中には講師自身の子どもが発達障害を持っているという講師もいます。
▼ 発達障害児の母でもある多賀谷先生
発達障害の子ども(の保護者)に対して熱い想いで接してくれる「すららコーチ」は心強く頼りになる存在です。
さいごに
すららは口コミもスゴい
すでに【すらら】を利用している先輩ママの子育てブログなどは
「他の教材には見向きもしなかったのに、すららだけは自分からやってみたいと言いました」
「すららを始めてから自分から勉強するようになりました」
「すららを始めてから『次のテストが楽しみ』なんて言い出しました!」
などと心強い口コミであふれています。発達障害の専門機関と共同開発している「すらら」は一度は試してみる価値があると思います。
▼ 無料体験、おすすめです。
【すらら】の無料体験はメールアドレスだけで始められるので「解約しないと自動的に有料会員になってしまう!」という心配がなくて安心です。
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