まだ『エジソンアカデミー』に入れない小学3年生以下の小さなお子さんを対象にしたアーテックの『自考力キッズ』の無料体験は、嬉しいサプライズの多い充実した時間でした。
『自考力キッズ』の無料体験
先日、ヒューマンアカデミーの『ロボット教室』へお邪魔しましたが、今回はアーテックの『自考力キッズ』の無料体験に参加しました。
参加したのは5~8歳の4人
年長, 小1, 小2, 小3の4人
今回無料体験に参加したのは、年長さん(男の子)、小学1年生(男の子)、小学2年生(女の子)、小学3年生(男の子)の4人です。
無料体験した子どものスペック
【年長さん(男の子)】
明るくてお調子者。人見知りはほとんどしない。家ではレゴデュプロ遊びが大好き。好きなことも好きではないことも集中力が長続きしない。ひらがなはまだ半分ほどしか読めない。算数(計算)大好き。
【小学1年生(男の子)】
1人の世界にどっぷりはまれる研究者タイプ。自分の興味のあることなら1時間以上軽く集中できる。興味のないことにはまったく集中できない。レゴデュプロは好きだが、自分が作りたいものしか作らず、家では親が促しても「作り方」通りに作ったことは一度もない。人見知りが激しく、初対面の大人には簡単な質問でも聞かれたことに答えられないレベル。ひらがな、カタカナは読める。漢字も小学2年生レベルなら問題なし。算数(計算)大好き。
【小学2年生(女の子)】
本を読むのが大好きで、活字に強い。集中力もあり、成績もいい、クラスに1人はいる小学生のデキる女の子タイプ。社交的で人見知りはしない。分からないことは、手を上げて自分で聞くこともお手の物。初めてのテキストでも、自分で読んで自分で課題を進められる。算数(計算)大好き。
【小学3年生(男の子)】
工作好きだが、ブロック遊びよりも公園の石や木の枝を組み合わせるモノ作りの方が好き。学校で習った漢字は読めるが、読書は苦手。難しい文章は集中力が続かず、遊び始めてしまう。国語も苦手だが、算数(計算)も好きではない。
無料体験の申し込み
こちらからインターネットで申し込みました。
教室から確認の電話がありました
申し込みから数日後に「無料体験の申し込みを受けました。場所などは大丈夫でしょうか」という確認の電話がかかってきました。
無料体験はこんな感じでした
私たちが訪問した教室は他にもヨガやエステが入っている高層ビルの1階でした。個人塾が『自考力キッズ』と提携しているらしい、こじんまりとしたアットホームな教室でした。
玄関ホールにペッパーくん!
「こんにちは」とドアを開けると、なんとソフトバンクのロボットPepper(ペッパー)くんがお出迎えしてくれました。
これに子供たちが大興奮。ロボットプログラミング教室にはいくつか足を運びましたが、同じ「ロボット」と呼ばれる機械でもすでに商品化されて高度な反応を見せるペッパーくん。一瞬で目を輝かせてペッパーくんで遊ぶ子供達を見ていると、やっぱり本物のロボットは何か惹きつけるものが違うのでしょうね。
初めは恐る恐るペッパーくんに近づいていた子供たちもすぐに慣れ、ペッパーくんの胸のタブレットを自分で操作し始めました。
まずはパズルで思考力学習
「では、ちょっと始めましょうか」と言って、差し出されたのは一風変わったパズルでした。
『自考力キッズ』のこのブロックには突起が1つだけあります。どの面にもくっつけられるだけでなく、位置を半分ずらしてくっつけることもできます。
ただしブロックの重みをたった1つの接合箇所だけで支えるので、この突起を差し込んだり引き抜いたりするのは少し固めでした。
『自考力キッズ』のこのパズルはなんとも創造力を刺激する作りになっているなと感じました。
子どもたちも普段遊んでいるブロックと同じように組み立てて気がつくと側面から突起が飛び出したりしていて、
いつも気にしないポイントに気をつけながらブロックを組み立てるということを楽しんでいたようでした。『自考力キッズ』のこのパズルは楽天市場などでも買えます。3種類とも価格はお安くワンコインで買えます。
▼ パズルトレーニング空間認識
▼ パズルトレーニング図形感覚
▼ パズルトレーニング論理思考
このパズルは一度遊ばせてあげる価値がありそうだと感じました。『自考力キッズ』への入会をしない場合でも無料体験に参加した子なら全員が貰えるこのトレーニングパズルは嬉しいお土産になりました。
パソコンでプログラミング
パズルが終わると、プログラミング授業の無料体験でした。この時に「お子さんはマウスを扱えますか?」「お子さんはプログラミングはされたことありますか?」と聞かれました。
子どもたちは無料サイト『Cord.org』でプログラミング学習を始めていたので、マウス操作は問題がないことと簡単なビジュアルプログラミングは理解していることを伝えました。
▼ Cord.org
『自考力キッズ』のプログラミングの内容は当然ながら『Cord.org』よりもロボットの動きに特化したもので、配列やコマンドなど使いにくいかなと一瞬思いましたが、子どもたちはすぐに慣れてプログラミングをどんどんと組み始めました。
『自考力キッズ』のプログラミング操作になれたら、いよいよロボットに接続して、自分でプログラムを組んでロボットを指示通りに動かしてみるというステップに進みました。
いよいよロボットを動かす!
無料体験で使ったのはこちらのロボットでした。ロボットはすでに出来上がっていたものを使いました。
この車型ロボットにプログラミングを組み込んで「直線させる」「右折/左折させる」「指定された距離を走らせる」という3つの動作をさせました。
プログラミングしかしたことがなかった子どもたちは「ロボットにプログラミングを送信すると、目の前のロボットが自分のプログラミング通りに動く」というのがとても楽しかったようでした。
親の質問タイム
子どもたちがロボットプログラミングの課題をすべて終わらせてロボットを自由に動かすようになると「何か質問はないですか?」と聞かれたので、生徒数や男女比率、開講曜日や振替授業の有無、お支払いの方法などを聞いて無料体験は終わりました。
電話勧誘などは一切なかった
無料体験後の電話勧誘などは一切ありませんでした。
自考力キッズのカリキュラム
カリキュラムは3本立て
『自考力キッズ』のカリキュラムは3つの柱から成っています。
「パズル」
「ロボット」
「プログラミング」
の3つです。今回はロボット授業の無料体験はありませんでしたが、ロボット授業では高学年になるとこんなに大きなロボットを作れるようになるのだそうです。
授業は月4回(週1回)
毎月の4回の授業は
「パズル授業」2回
「ロボット授業」1回
「プログラミング授業」1回
という内容に振り分けられていて、全カリキュラムは2年間で終了できるように組まれています。
授業は1回60分
1回の授業は基本的に60分で終わるように構成されています。ママ友情報によれば、授業中に課題が終わらなかった場合は居残り作業を許可している教室があったり、授業中に終わらなかったものは全て宿題になる教室があったりするようです。
『自考力キッズ』の難易度
『自考力キッズ』の難易度はそれほど高くないと感じました。
パズル授業の難易度
パズル授業はとても簡単だと思います。
『自考力キッズ』の突起のあるブロックに慣れる時間が必要ですが、一度ブロックに慣れてしまえばパズル問題の内容自体は市販されているパズル問題集の中でも「中の上」もしくは「上の下」だと感じました。お受験の準備を始めているご家庭ならば年長さんでも解ける問題です。
『自考力キッズ』のカリキュラムは、これまでに幼児知育系問題集や小学生のパズル系問題集をやったことがないお子さんには特におすすめできます。
のちのち数学の基礎力になる空間認識力や空間イメージ力を短期間で効率的に学ぶことができると思いました。
ブロック授業の難易度
ブロック授業の難易度はとても良いバランスだと感じました。
テキストに示される「作り方」は難しくないものの、ロボット授業の第1回からモーターを使わせてもらえます。内容も、第1回の授業ではロボットをただ直進させるだけというシンプルなものですが、タイヤの大きさによって(モーターの回転数が同じであるために)ロボットが進むスピードが変わるという物理法則の本質を体感できる内容になっています。
その後も、ゴムの性質やテコの原理、レバーやギヤの働き、磁力やカム機構を、実際に手を動かし体で感じながら学べるような内容になっていました。
プログラミング授業の難易度
プログラミング授業もレベルとしては「易しめ」かもしれません。
プログラミング授業もロボット授業と同様に、プログラム学習のレベル自体はそれほど高くないのに、経験できる要素がたくさんあるのが大きなメリットだと感じました。
第1回から扱えるモーターを始め、ブザー、LEDライト、赤外線、タッチセンサーなど、普段の生活で使っているものをロボットに組み込めるようになっています。
無料体験を終えた評価
自考力キッズの評価
全体的に
無料体験を終えた感想
自考力キッズの評判
『自考力キッズ』の評判は比較的高めだと思っています。ネット上でも安定して良い評判が書き込まれていますし、身近のママたちを見ても楽しそうに通っている人が多いように感じていました。
『自考力キッズ』の全国大会
興味深かったのは『自考力キッズ』の全国大会でした。プログラミング教室選びでは「プレゼンの場」を重要視していて、子どもたちには少なくとも年に1回は自分の意見をまとめて他の人に聞いてもらえる機会を用意してあげられたらいいなと思っています。
人前に出る度胸や本番の緊張感のコントロールなど、似たような学びはピアノやダンスの発表会でも経験できますが、習い事全盛期の現在でも子どもが大人数の前で「自分の意見」を言う場というのは多くないと感じています。
(小中学校ではプレゼンテーションやディスカッションの授業はほとんどないので、例えば「プレゼン教室」などがもしあれば是非通わせたいのですが…)
自分が作ったロボットやプログラミングについて発表する場があるプログラミング教室は非常に貴重な機会だと思っています。
指定された条件をクリアする力
お話を聞いた限りでは、『自考力キッズ』の全国大会では毎年ある条件が与えられて、その条件を満たすロボット作りを競う大会のようでした。
(例えば「サッカーゴールにたくさんボールを入れられるロボット」「より素早く、より多くの箱を積み上げられるロボット」など)
大きなステージでマイク演説
良いロボットを作ることができれば、大きなステージでマイクを持って自分のロボットについて発表する場も与えられるとのことでした。
(ただし、全国大会は規模が毎年大きくなっていて、その内容も毎年変化しているそうなので情報のアップデートは必要なようでした)
絶対に出場させたい大会
もし『自考力キッズ』に入会したら絶対に経験させてあげたい大会だなと思いました。
訪問した教室はイマイチ…
今回、無料体験は子どもたちは授業には興味を示したものの、先生とはちょっと合わないようでした。
後日、同じ『自考力キッズ』の他教室の無料体験を受けたのですが、そちらのは教室の雰囲気も先生の人柄もお世話になった幼稚園に少し似ていて子どもたちが気に入ったため現在はそちらの教室の入会を迷っています。
習い事では無料体験が本当に大切だなと再確認した無料体験になりました。
『自考力キッズ』の料金
『自考力キッズ』では各教室ごとに頻繁にいろいろな入会キャンペーンを行っているようです。
私がもらった資料によれば『自考力キッズ』の料金は以下のとおりです。
入会金 5,000円
月謝 10,000円
教材費 32,400円
ヒューマンアカデミーのロボット教室と比べますと
入会金 5,000円(400円安い)
月謝 10,000円(260円安い)
教材費 32,400円(1700円高い)
ということなので、ほぼ同じと言って差し支えないと思います。
地元の小さな個人塾のプログラミング講座も含めまして、プログラミング教室探しも無料体験参加回数が2桁になりましたが、この「入会金は5000円程度、月謝は1万円程度、教材費は3万円程度」という金額がプログラミング教室選びの大きな指針になっています。
これまでにお邪魔した十数社では、この金額とだいたい同額のプログラミング教室は内容もしっかりしているところが多く、この金額よりも安いところは内容がとても悪いか、内容は素晴らしいけれど教室や講師に実績がないか(新卒っぽい若い男性がすごく精力的に教えてくれていたり、教室が小さく手狭だけれどすごく活気のある寺子屋のような教室だったり)のどちらかでした。この金額よりも高いと「ぼったくりでは?」と感じてしまっています。
もうずっとプログラミング教室探しを続けていますが、徐々に子どもに良い教室が分かってきました。もう少しだけ気になっている教室を見てみて入会を決めるつもりです。
さいごに
「本物」はやっぱり凄かった
後日談になりますが、『自考力キッズ』でのペッパーくんとの出会いはかなり強烈だったようで「プログラミングを勉強したらあんなロボットが作れるの?」「プログラミングでロボットを自分の好きなように動かせるんだよね?」などと言っています。
『自考力キッズ』の教室にペッパーくんがいることは知らなかったのですが、あんなに近くでペッパーくんの動きを感じられて、あんなに自由にペッパーくんに触ることができて、『自考力キッズ』の無料体験に行って本当に良かったと思います。お土産の無料「トレーニングパズル」もとても嬉しかったですし、子どもたちは今でも時々出しては遊んでいます。
『自考力キッズ』は教室選びには運がありそうですが、無料体験はとてもオススメです!(笑)
▼ 私はここから申し込みました
嫌な勧誘が全くなかったのは嬉しかったです。
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