2020年3月追記。発達障害のお子さまがタブレット学習ならば楽しく勉強し、着実に学力を伸ばしていくことができると言われます。その5つの理由を考えます。
発達障害の子が苦手なこと
字を書くこと
目と手の協応機能
ふだん何気なく書いている文字ですが「文字を書く」という動作は脳をフルに回転させています。
発達障害のお子さまが苦手をされるのが「紙面の狙った場所へ手を持っていく」という作業です。専門的には目と手の供応という言い方をします。目と手の供応が十分でない発達障害のお子さまは「本当は手をここでこう動かしたかったのに手の動かし方を間違える」ことが多々あります。
低学年のお子さまは「なぞり書き」で遊んでみてください。高学年のお子さまは新出漢字の書き取り練習をしてみると供応機能のだいたいのレベルが分かります。
手の運動機能
さらに、発達障害のお子さまは「手の筋肉を思い通りに動かす」ことがとても苦手なことがあります。いわゆる「不器用な子」です。
手を小指で支えるバランス感覚と、親指、人差し指、中指の3本の指先を動かせる筋力がないと漢字を練習してもなかなか上達しません。
漢字の書き取りが苦手なお子さまの場合でしたら、親指、人差し指、中指の3本の指先を細かく上下左右に動かす練習だけではなくて、小指で手を支えるという練習をしてあげると書き取り練習がスムーズになることがあります。
字を練習すること
共同眼球運動
発達障害のお子さまは字の練習が上手にできない子も多いです。
発達障害のお子さまは「お手本からノートに交互に視線を移す」ことが苦手な傾向にあります。お手本からノートに視線を移して字を書き始めてから、書きたい字の形が分からなくなって、お手本で確認しようとします。しかし、お手本からノートに一度視線を外してしまうと、次にお手本を見たときにさっきまでどの部分を書いていたのかが分からなくなってしまいます。
国語のテストの「抜き出したい箇所と解答欄を交互に見る」問題に回答する作業や、ドリル勉強などでは欠かせない「自分の回答と解答を交互に見比べる」答え合わせの作業、学校の授業ではどうしても必要になる「黒板とノートに交互に視線を移す」板書作業などに非常に時間がかかることになります。家でこのような宿題や練習をするときには見るべき2箇所に付箋を貼ってみてください。自分が何に注意すべきなのかを忘れにくくなる場合があります。
字を読むこと
視覚情報を知覚すること
字を読むためには「よく似ている線の形と位置を正確に認識する」という能力が不可欠です。しかしながら、発達障害のお子さまはこれが苦手です。
集中力を出すこと
ワーキングメモリ
ワーキングメモリとは「ものごとを一時的に覚えておく能力」です。
発達障害のお子さまは作業が切り替わるたびに、次に何をすべきで、もともとどんな目的で作業をしていたのかを忘れてしまいます。先ほどの例では、レシピを見て醤油と、みりんと、砂糖を覚えたつもりで調理棚へ行っても、棚のとびらを開けると「何のために棚のとびらを開けたのか」を忘れてしまうし、調味料を取ってコンロの前にもどると「何の料理をしていたのか」「どこまで作ったのか」を忘れてしまいます。そもそも料理をしていたことを忘れてしまう場合もあります。
授業中のお子さまを想像されてみてください。授業中には、先生からもともとの指示に追加して指示が与えられることがあります。例えば、黒板をノートにとっている時に先生が、
ちょっと手をとめて聞いてください。〇〇と〇〇を間違っている人がとても多いですね。みんな、〇〇と〇〇が間違っていないか、確認して見てください。
と言ったとしましょう。この場合、お子さまは「ノートをとるという作業を中断して」「先生の話を聞いて」「〇〇と〇〇が間違っていないかを確認してから」「再び、さっきまで書いていた文章の続きを書く」という頭の切り替えをしなくてはいけません。
集中力を持続すること
発達障害のお子さまの集中力は親がイメージする「集中力」よりもはるかに繊細で敏感です。そのため、親には「まったく集中できない」「すぐに集中力がなくなる」ように見えてしまいます。
音や臭いなどに敏感なので、授業中には前の席の子がけしごむを落とすのが視界に入るかもしれませんし、クラスメイトが何か面白いことを言い出すかもしれません。自分の机のまわりに虫が飛んでくるかもしれませんし、工事などをしていればそれが多少離れていても大きな音に聞こえるかもしれません。給食の美味しそうなにおいが漂ってくるかもしれません。一般的には些細だと思われることに集中力を乱されてしまいます。
タブレット学習が発達障害児にいい5つの理由
「書く」必要がない
タブレット学習は基本的に「書く」という作業が必要ありません。
「読む」必要がない
タブレット教材は「読む」作業があまり高度ではありません。なぜなら、見るべき場所が決まっているからです。
「答え合わせ」が必要ない
タブレット学習ならば「答え合わせ」をする必要がありません。答え合わせはタブレットが自動で行ってくれるからです。
「集中する」必要がない
タブレット学習では「がんばって集中する」ことができなくても、子どもの意識を引きつけてくれる工夫が凝らされています。
「集中し続ける」必要がない
スモールステップと呼ばれるタブレット教材に共通する特徴になりますが、各単元の学習内容をふつうのテキストの10分の1ほどに細かく区切り、少しずつ勉強をすすめらるようになっています(画面に表示できる情報量が限られるため)。
発達障害児のために開発された学習教材「すらら」
発達障害の苦手克服ととても相性のよいタブレット学習教材の中でも、特に、発達障害の子どもたちのために開発された学習教材があります。それが「すらら」です。
専門機関と共同開発した教材
「すらら」は発達障害の専門機関である子ども発達化学研究所と共同開発された学習教材です。
脳科学研究に基づいた教材
「すらら」はADHDや自閉症の理解促進や改善に効果的であると言われるワーキングメモリ研究の成果を遺憾無く発揮しています。
ワーキングメモリを支える音韻ループと視空間スケッチパッドを使うことで学習内容が記憶に残りやすいという脳科学研究により「すらら」で勉強すると学習効果が高まることが期待されます。
文部科学大臣賞受賞教材
「すらら」は2012年に日本e-Learning大賞文部科学大臣賞を受賞しています。
対話型アニメーション教材
「すらら」は対話形式の講義です。
「対話型」で学習ができる、つまり、文字を読んで理解する作業がまったく必要ないということです。授業の大切な要点は音声解説の直後に文字化してくれますし、画面の中の生徒役のキャラクターが「分からないな〜」「難しいよ〜」と言うと、先生役のキャラクターが「こう考えればいいんだよ!」と楽しく分かりやすく解説をしてくれます。
無学年制学習教材
「無学年制教材」というのは、お子さんの現在の学年の学習内容に限らず、お子さんが分からなければ2学年でも3学年でも「いつでも」「どこでも」苦手単元の学習に戻ることができる教材です。
無学年制教材は発達障害のお子さまに多い「でこぼこ理解」の苦手つぶしには最適です。
親にうれしい担当コーチ
「すらら」ではお子さん一人ひとりに担任の先生がつきます。必ずしもお子さんが先生と話す必要はありません。「すららコーチ」と呼ばれる講師によるこのサポートがとても好評です。
入会すると学習面や生活面などのヒアリング後に「すらら」を使った学習プランを立ててくれます。
無学年制教材のデメリットは(全学年の教材が手元にあるために)教材が多すぎて何から手をつけていいのか分からないことですが、「すらら」なら学習プランに沿って進めればいいので安心です。
他社によくある「何かあれば連絡をください」ではなく、【すらら】なら向こうから連絡をくれますから些細な疑問でも質問しやすいと口コミになっています。
【すらら】にはオンライン教材だけでなくオンライン教材を使った通学型の「すらら学習塾」という塾もあり、「すららコーチ」はその「すらら学習塾」の指導者が担当しています。
▼ メディアでも有名な金子先生
【すらら】は発達障害の専門機関と共同開発された学習教材ですから、通学型の「すらら学習塾」にも発達障害のお子さまも多く通っています。中には講師自身の子どもが発達障害を持っているという講師もいます。
▼ 発達障害児の母でもある多賀谷先生
発達障害の子ども(の保護者)に対して熱い想いで接してくれる「すららコーチ」は心強く頼りになる存在です。
すららはオンライン教材
通信教室学習教材では便宜上「タブレット教材」という言葉が一般呼称として使われます。ここでもタブレット教材と呼んできましたが、厳密には「すらら」はタブレット教材ではなく「オンライン教材」です。オンラインで学習できる教材。つまり、専用のタブレットを購入する必要はなく、お持ちのパソコンを使ってすぐに勉強を始められます。
さいごに
発達障害と言われる偉人たち
発達障害の天才といえば発明王「トーマス・エジソン」が有名ですが、ADHDの疑いがあったエジソンの他にも、多動性や衝動性が疑われている音楽の天才モーツァルト、自閉症スペクトラム障害が疑われている童話の天才アンデルセンなど、発達障害が疑われている歴史上の偉人はたくさんいます。そしてほぼ全員に、幼少時代には先生に「呆れられた」「諦められた」「退学させられた」という学校教育から否定的評価を受けてきたという逸話が残ります。
現在では発達障害は脳の機能が大多数の子どもとは異なる働きをしているからだとされています。そして、大多数の子どもが得意なことが苦手な代わりに、大多数の子どもが不得手なことが天才的に上手いと言われます。ただ、発達障害の子どもたちが得意なことが学校という場で評価対象外であるというだけです。
エジソンの母は子どものためになけなしのお金で学校以上の実験道具を購入しました。モーツァルトの父は子どものために自らの音楽活動をやめています。アンデルセンの親は「ムチで打たれるから学校を辞めたい」という子どもを躊躇なく転校させた(ムチで打たれるのは授業中に先生の話を聞いていないからだがアンデルセンの親は子どもの才能に盲信していた)と言われます。
お子さまの才能を信じてあげられるのはお母さま、お父さまだけです。お子さんを信じて信じぬき、お子さまに眠る才能を開花させてあげていただきたいと願っております。
すららの無料体験はこちら
発達障害のために開発された教材「すらら」は一度は試してみる価値があります。学習教材にはお子さまとの相性を見てあげてください。
「すらら」の無料体験はメールアドレスだけでOK! 解約手続きが心配な「何もしないと自動的に有料会員になります」がなく気軽に始められます。
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