2020年3月更新。「すらら」の無料体験レビューと教材を使ってみた感想です。
【このページの目次】
「すらら」とは
2012年日本eラーニング大賞文部科学大臣賞を受賞した大注目の無学年制対話型デジタル学習教材です。インターネットが使ったパソコンやタブレットを使ってゲーム感覚で学べます。
無学年制デジタル教材とは
「無学年制」教材とは在籍している学年に関係なく、復習のための後戻り学習や興味を深める先取り学習などが自由にできる学習教材です。
対話型デジタル教材とは
「対話型」デジタル教材はパソコンやタブレットなどとやりとりしながら授業が進む教材だとイメージしてみてください。
従来のオンライン授業とは
インターネットを使った従来のオンライン授業といえば、東進衛星予備校などの「有名講師の講義動画を視聴するタイプ」や、繰り返し問題を解ける「ドリルの反復復習タイプ」、ゲームをしながら単語を覚えたり計算をしたりする「ゲーム学習タイプ」など、情報を一方的に受け取るインプットのみの学習形態でした。
『すらら』の「対話型」教材とは
「対話型」デジタル教材である『すらら』の講義は、録画された動画ではなく、ゲーム画面のようにキャラクターがこちらに語りかける形式で進みます。
そしてキャラクターに質問(プチ確認問題)されたら、それに答えなくては先に進めません。
すららのココが凄かった!
正直なところ、期待以上でした。
先生役キャラクターに親近感
『すらら』のキャラクターには先生役と生徒役がいて(生徒役がおらず受講者に直接語りかける教科もあります)先生役のキャラクターが生徒役に話しかけるスタイルで授業が進むので、講義を聞くというより「おはなし」を聞いているように授業を受けられます。
『すらら』のキャラクターは各教科によって異なり、どのキャラクターも個性豊かで、「〜なんじゃよ」「分かったかのぉ」「〜してくれるかしら」など語尾にも性格が出ていたりして飽きずに楽しめます。
▼ 低学年算数はサーカス団という設定
▼ 低学年国語は海賊の冒険
▼ 低学年算数は冒険RPG風
▼ 高学年国語は学園ストーリー系
学年が上がると登場キャラクターや世界観も年齢相応に。中学生になると仙人のおじいちゃんキャラが「〜するんじゃのぉー」「わかったかいのぉー」と国語を教えてくれたり、
『ジョジョの奇妙な冒険』などに出てきそうな奇抜なキャラクターが英語を教えてくれたり、
『スターウォーズ』に出てきそうなAIキャラクターたちが数学を教えてくれたりします。
「すらら」の対象科目は小学生が「国語と算数」中学生が「国語、数学、英語」です。
ぼーっとしている暇がない
「すらら」は「対話型」学習教材ですからパソコンやタブレットと対話しながら授業が進んでいくのですが、対話とは平たく言えば理解度チェック問題をしながら授業が進むということです。
講師が一方的に話し続けるのではなく、キャラクターが学習内容を説明しながら途中で何度も「これはどうなると思う?」「これはどうだっけ?」などと子どもに質問をなげかけてくれます。
子どもはその質問に答えを選択したりクリックしたりして回答する必要があります。上の画像の問題では「そろえる」ボタンをクリックして、自分でえんぴつをそろえます。小学校低学年のうちは手書き入力も選択できます。
理解度チェック問題自体はどのタブレット教材でも出題されます。「すらら」が他社教材と大きく違うと感じたのはその出題頻度です。ほんのちょっと解説があったらすぐに確認問題が出されるので「分かったつもり」を徹底的につぶせます。そして、ちょこちょこと問題が出されるので授業中は結構忙しく、説明を聞いていてぼーっとしている暇がありません。
問題の答え合せもすごく凝っていて、英語なら叫んだり踊ったりして褒めてくれたり(「グレート」「ワンダフォー」などの英語はもちろんネイティブの発音)
数学なら問題を間違えると突然アラームが作動し、
画面も赤く点滅したりて何事かと思ったり。そして、アラームが鳴り止むと
何事もなかったかのように(笑)ロボットたちが「ワイいこーる3括弧エックスまいなす1の2乗云々」と抑揚のないロボット声で訥々と解説してくれたりします。
プロの声優による吹き込み
可愛いヒロインキャラにカッコいい冒険ものの主人公、おじいちゃん仙人や魔女おばあちゃん、異星人にロボット、それぞれのキャラクターをこんなに生き生きと見せているのはプロの声優による吹き込みとキャラクターと意識した脚本のおかげでしょう。
学習内容を理解する質問に答えるとキャラクターがいろいろと反応してくれますが、合っていれば「すごいじゃない!」「迷わんかったか?」など、間違っていれば「ちょっと難しかったね!」「ここに注目してみるのじゃ」など、キャラクターの性格に合った反応を返してくれるのが毎回嬉しいです。
動く解説が分かりやすい
「すらら」の解説は「音」「イラスト」「文字」がすべて計算された上で連動しています。
これは視覚情報と聴覚情報により記憶を定着させているという脳科学及認知心理学におけるワーキングメモリ研究によるものなのですが、
学術的な効果は脇に置いておいたとしても、文字や音声だけの解説にこのようにアニメーション動画が付随してると理解は確実に深まりますし、見ていて楽しいという効果もあります。
これは「紙のタテとヨコの長さを比べよう」という小学1年生の算数の問題です。学校の授業では折り紙や半紙を折ったりして学ぶこともある単元ですが、このように画面上で「紙が実際に折れる」というアニメーション付きの解説を見ることができる方が(視線が黒板と手元を行ったり来たりしないので)子どもは集中しやすくなります。
こま切れ授業でしっかり理解
『すらら』の授業はとても短いのも特徴です。
「すらら」は授業自体も短い上に授業中に何度も理解度チェック問題が出題されるので、数あるオンライン教材の中でもスモールステップの授業が抜きん出て細切れです。
また「すらら」の授業では授業の導入として必ず前回の復習や関連単元の思い出しを入れてくれているのでスムーズに新単元に入れます。
例えば約数の授業であれば、まずわり算を思い出して「わり算には割り切れるものと割り切れないものがある」ということを復習してから
という約数の定義を解説してくれます。
保護者サポートが手厚い
「すらら」ではお子さん一人ひとりに「すららコーチ」と呼ばれる”担任の先生”がつきます(必ずしもお子さんが先生と話す必要はありません)。この「すららコーチ」と呼ばれる講師によるこのサポートがとても好評です。
入会すると学習面や生活面などのヒアリング後に「すらら」を使った学習プランを立ててくれます。
無学年制教材のデメリットは(全学年の教材が手元にあるために)教材が多すぎて何から手をつけていいのか分からないことですが、「すらら」ならプロが自分の子どものために作ってくれた学習プランに沿って進めればいいのでとても安心です。その後もその学習の進捗状況や子どもの様子をメールやLINEで(必要なら電話で)確認してくれます。
他社によくある「何かあれば連絡をください」ではなく、「すらら」なら向こうから連絡をくれますから些細な疑問でも質問しやすいと評判です。
カード情報なしで無料体験可
『すらら』の無料体験のやり方は簡単です。登録に必要なのはメールアドレスだけで、他社のようにカード情報を入力しなくていいので気軽に試すことができました。
公式サイト内の至るところにある「無料体験はこちら」ボタンをクリックすると、次のような画面に切り替わります。
無料体験に必要なのはメールアドレスだけで住所やカード情報など他の個人情報は聞かれません。「解約手続きをしないと自動的に有料会員になってしまう」ということがないので安心です。
「すらら」はメールアドレスを入力すればすぐに無料体験ができます。面倒な確認URLもありません。無料体験では各学年の各科目が1つずつ、視聴できるようになっています。
▼ 小学生の無料体験講義リスト
小学校低学年の教科は授業版とゲーム版が1つずつ試せます。
▼ 中学生の無料体験講義リスト
無料体験では小学生から高校生まですべての授業を試してみることができます。
好きな科目を選択すれば、自動的に授業のダウンロードが始まります。
ダウンロードが完了し「Start」をクリックすれば幕が開き、楽しい授業の始まりです!
さいごに
自宅学習を出席扱いにできる
「すらら」最大の特徴は自宅での学習を学校での出席扱いにしてもらえる点です。これは「すらら」の学習内容が文部科学省が定める基準をクリアしているからです。
資料請求は無料です
無料資料請求はこちらから。
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