初めまして。兄妹や親戚の冠婚葬祭に加えて子どもの手術という少々特殊な事情により、0~2歳の乳幼児を連れて国際線の長距離フライトを何度も利用することになりました。数えてみれば、なんと18回(0歳児3回、1歳児8回、2歳児7回)!! 僭越ながら私の「乳幼児連れフライトの持ち物リスト」をご紹介します。
(3~6歳の「園児連れフライトの持ち物リスト」はこちらをご覧ください)
【このページの目次】
荷造りのコツはバッグ3つ
機内ではできるだけ、赤ちゃんが泣いても必要なものがサッと取り出せるようにしたいと思っていました。いろいろと試しましたが、一番スマートに振舞えたなと感じたのは「バッグは3つ(赤ちゃんグッズだけなら2つ)」の荷詰めでした。
バッグは大・中・小の3つ
3つのバッグは大中小の3つのサイズです。
小さなバッグ
画像:[楽天市場]バッグ工房クレオより
小さなバッグはいわゆる「女性のためのバッグ」として機内持ち込み1点が認められているものです。パスポートなどの貴重品から、化粧品などのママグッズ用に。
中くらいのバッグ
画像:[楽天市場]マザーズバッグ専門店mamaeより
いつもの外出の「マザーズバッグ」グッズのためのバッグ。足元におけるサイズなので、おしめもミルクも離乳食も身を屈めるだけでサッと取り出せます。ちなみに、多くの国際線で座席を必要としない2歳以下の乳幼児には「機内手荷物1点」が認められていませんが、女性の場合「ディースの小さいバッグ」以外に機内手荷物1点を持ち込むことができますので大丈夫です。
大きなバッグ
画像:[楽天市場]有楽町トコー楽天市場店より
見落とされがちな大きなバッグは99%は必要ありません。でも、赤ちゃん連れの国際線なら機内に持ち込まれることをおすすめします。
国際線で一番怖いのは予想外のトラブル。乗り継ぎがうまくいかずに乗り換えの空港で何十時間も待たされたり、到着地の気候の急変などで途中の空港に急遽着陸したりという経験をしました。そのため、大きなバッグには1泊くらいはできるだけの予備グッズを入れておきます。また、下着も含めてママの全身着替えグッズも用意しておく方がいいかもしれません。慣れない機内で赤ちゃんが大きく吐き戻したり、ひどい下痢になってしまったりするかもしれません。赤ちゃんの吐き戻しは飛行機の揺れと相まって思わぬところまでグショグショに濡れてしまうことが度々ありました。
写真のようなフロントオープンタイプは空港でのおしめ替えでキャリーケースごと個室に入ることができ、外国の少々汚いトイレでもおしめ替え台や床のよごれを気にせずに済むのでとても重宝しています。99%は使うことはないのですが(赤ちゃんの着替えなどはマザーズバッグに入れられるので、緊急時の予備グッズが実際に必要になったのは18回中2回だけ)それでも空港内で便利なので、うちは毎回フロントオープン型のキャリーケースを持ち込んでいます。
こちらはパパの手荷物1点として機内に持ち込むか、中にパソコンを入れておいて「パソコンケース」として機内手荷物1点の例外として持ち込むことになります。
おすすめ持ち物リスト
小さいバッグに入れるもの
1. 貴重品
パスポート
お財布(日本円)
お財布(現地の現金)
スマホ
2. 衛生用品
ハンカチ
ティッシュ
3. フライト用グッズ
マスク
のど飴
リップクリーム
耳栓
アイマスク
ボールペン
カントリーマアム:機内でチョコレートをほんのちょっと食べるといい! 味のせいか香りのおかげかママにはリフレッシュ効果(に加えて、母乳の出も良くなるかも)赤ちゃんも心なしかニコニコしてくれる気がします。チョコそのものは甘すぎて口の中がベタつく気がしてチョコクッキーを愛用。パサつくクッキーは食べるとすごく喉が乾くので個人的にはしっとり系のクッキーがおすすめです。
マザーズバッグに入れるもの
1. おしめ替えセット
おしめ(フライト時間÷3時間)+1枚
おしりふき
おしめ替えシート
薄手の使い捨てゴム手袋
2. 授乳セット
授乳ケープ
ガーゼ
哺乳瓶
粉ミルク:粉ミルクは1回分ずつに分けてサランラップで包み、てるてる坊主みたいな形になった粉ミルクをまとめてタッパーに入れて機内に持ち込んでいました。
水筒2本:哺乳瓶で粉ミルクを調乳する場合は水筒を2本用意し、1本に熱湯を、もう1本に水を入れてもらっておくと、いつでも好きな時に座席に座ったままでミルクを作ってあげることができて便利でした。
3. 離乳食セット
離乳食
離乳食用スプーン
空っぽの小さめタッパー:開けたのに食べてくれなかったり、20分置きくらいにちょこちょこ食べ続けたり、いつもの食事リズムとはまったく違う状況になったときなどに役立ちました。
空っぽのジップロック:使ったスプーンをすぐに洗えないことも多かったので一時的な保存場所として役立ちました。
4. 時間つぶしセット
好きなお菓子
好きなおもちゃ
好きなぬいぐるみ:ぬいぐるみは大きく場所を取るので敬遠していたのですが、一度持って行ってみると大活躍だったのでおすすめです。ぬいぐるみは「泣いたら持たせる」のではなく、できるだけ「ずっと持たせておく」と効果があると思います。たぶん、あの気持ちの良いふかふかの感触に安心するのではないかと思うのですが、ぬいぐるみを持たせておくと大泣きをしませんでした。ぬいぐるみを持たせておくと不思議と(機内も含めて)移動中ずっと機嫌よくいてくれました。寝込んでしまえば簡易まくら代わりにも使えます。ぬいぐるみに馴染みがない場合はフライト前に「お気に入りのぬいぐるみ」を作っておくことをおすすめしたいくらい、どの子にも驚きの効果がありました。
大きめバッグに入れるもの
緊急で1〜2泊する場合に備えて
予備のおしめ 1.5日分
予備の粉ミルク 1.5日分
予備の離乳食 1.5日分
予備の着替え 3日分:赤ちゃんの予備の着替えは緊急時以外にも体調不良による吐き戻しや下痢などでも必要になりました。2歳前後にはコップを自分で持ちたがった(結果大量にこぼす)場合にも重宝しました。
予備のママの着替え 1日分:赤ちゃんが大きく吐き戻してしまったり、離乳食が派手にこぼれたりと緊急時以外のふつうのフライトでもママの着替えは結構使いました。
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