初めまして。兄妹や親戚の冠婚葬祭に加えて子どもの手術という少々特殊な事情により、3~6歳の幼児(園児)を連れて国際線の長距離フライトを何度も利用することになりました。数えてみれば、なんと24回(3歳児8回、4歳児6回、5歳児7回、6歳児3回)。僭越ながら私の「幼児連れフライトの持ち物リスト」をご紹介。
(0~2歳の「乳幼児連れフライトの持ち物リスト」はこちらでご紹介)
【このページの目次】
荷造りのコツはバッグ3つ
機内ではできるだけ、子どもがグズっても必要なものがサッと取り出せるようにしたいと思っていました。いろいろと試しましたが、一番スマートに振舞えたなと感じたのは「バッグは3つ(子どもグッズだけなら2つ)」の荷詰めでした。
バッグは大・中・小の3つ
3つのバッグは大中小の3つのサイズです。
小さなバッグ
小さなバッグはいわゆる「女性のためのバッグ」として機内持ち込み1点が認められているものです。パスポートなどの貴重品から、化粧品などのママグッズ用に。
中くらいのバッグ
空港での移動や時間つぶしを考えて、走り出した子どもをいつでも追いかけられるように「マザーズリュック」を愛用しています。足元におけるサイズなので、機内でも身を屈めるだけでいろいろ取り出せます。ちなみに、多くの国際線で座席が必要となる3歳以上の幼児には「機内手荷物1点」が認められていますので、機内手荷物の個数の心配はいりません。
大きなバッグ
画像:[楽天市場]有楽町トコー楽天市場店より
見落とされがちな大きなバッグは99%は必要ありません。でも、子連れの国際線なら機内に持ち込まれることをおすすめします。
国際線で一番怖いのは予想外のトラブル。乗り継ぎがうまくいかずに乗り換えの空港で何十時間も待たされたり、到着地の気候の急変などで途中の空港に急遽着陸したりという経験をしました。そのため、大きなバッグには1泊くらいはできるだけの予備グッズを入れておきます。また、下着も含めてママの全身着替えグッズも用意しておく方がいいかもしれません。慣れない機内で体調を崩して戻したり、下痢がひどく(おしめを卒業していても)おしめが欲しくなったり、長時間の国際線フライトでは思わぬ事態に見舞われるかもしれません。子どもの吐き戻しは飛行機の揺れと相まって子どもの洋服だけでなくママの洋服まで汚れてしまって、機内のトイレで親子そろって全身総着替え…ということも度々ありました。
写真のようなフロントオープンタイプは空港での待ち時間に便利です。お絵描き道具一式でもコンパクトな知育玩具でも、たっぷり入ってサッと取り出せますので、子どもが欲しがればいつでも出してあげることができました。ママパパ用のノートパソコンも幼児用知育タブレットも入れることができます。
おすすめ持ち物リスト
小さいバッグに入れるもの
1. 貴重品
パスポート
お財布(日本円)
お財布(現地の現金)
スマホ
2. 衛生用品
ハンカチ
ティッシュ
3. フライト用グッズ
マスク
のど飴
リップクリーム
耳栓
アイマスク
ボールペン
カントリーマアム:機内でチョコレートをほんのちょっと食べるといい! 味のせいか香りのおかげかリフレッシュ効果もあり、数時間に1回「おやつタイム」を作ると機内での時間にもメリハリがつきました。チョコそのものは甘すぎて口の中がベタつく気がするのでチョコクッキーを愛用中。パサつくクッキーは食べるとすごく喉が乾くので個人的にはしっとり系のクッキーがおすすめです。フライト前にお子さんの「お気に入りお菓子」を探しておくのもいいかもしれません。
マザーズリュックに入れるもの
1. 離乳食セット
離乳食
離乳食用スプーン
空っぽの小さめタッパー:開けたのに食べてくれなかったり、20分置きくらいにちょこちょこ食べ続けたり、いつもの食事リズムとはまったく違う状況になったときなどに役立ちました。
空っぽのジップロック:使ったスプーンをすぐに洗えないことも多かったので一時的な保存場所として役立ちました。
2. おしめ替えセット
おしめ
おしりふき
おしめ替えシート
薄手の使い捨てゴム手袋
3. 時間つぶしセット
好きなお菓子
好きなおもちゃ
好きなぬいぐるみ:ぬいぐるみは大きく場所を取るので敬遠していたのですが、一度持って行ってみると大活躍だったのでおすすめです。ぬいぐるみは「泣いたら持たせる」のではなく、できるだけ「ずっと持たせておく」と効果があると思います。たぶん、あの気持ちの良いふかふかの感触に安心するのではないかと思うのですが、ぬいぐるみを持たせておくと大泣きをしませんでした。ぬいぐるみを持たせておくと不思議と(機内も含めて)移動中ずっと機嫌よくいてくれました。寝込んでしまえば簡易まくら代わりにも使えます。ぬいぐるみに馴染みがない場合はフライト前に「お気に入りのぬいぐるみ」を作っておくことをおすすめしたいくらい、どの子にも驚きの効果がありました。
4. 幼児用知育タブレット
子どもが動画に興味を持つようになった3歳以降、フライトの度に子どもが機内でモニターを使うことが気になっていました。機内で視聴時間をコントロールすることも難しかったのですが、モニターの位置が子どもの背丈には合わないので座席に正座したり、バッグやブランケットに座ったりして目線を上げるのですが、そうすると自然と顔がモニターに近づきすぎてしまうことがとても心配でした。さらに言えば、機内のモニターは「どのアニメを見ようかなぁ〜」とか「このゲームってどんなゲームなんだろう」とか、特に目的もなく画面をイジっている時間が長すぎると感じていました。しかし他にすることもないので「機嫌をそこねて大声出されたりグズられたりするよりはモニターで遊んでいてくれた方が…」と思い、使わせている時間がとても長く感じられました。
十数時間という長い時間をつぶすために、どうせ目に良くない時間を過ごすならせめて少しでも脳トレになるゲームで遊んでもらいたいと思い、ある時から知育タブレットを持ち込みました。 知育タブレットならタイマー機能を使って使用時間を管理することができますし、ひらがなや足し算で遊んでくれます。幼児用の知育タブレットは値が張るので(子どもの人数分を一度に)購入するには勇気が必要でしたが、振り返ってみると買ってよかったです。幼児用タブレットがきっかけになって家庭学習にも張りがでましたし(幼児用タブレットの我が家での使い方にご興味があればどうぞ(近日公開))、子どもたちはパソコンやタイピングにも興味を広げてくれて、ソフトやアプリへの興味はそのままパソコンを使ったプログラミング学習にもつながりました。
大きめバッグに入れるもの
緊急で1〜2泊する場合に備えて
予備のおしめ
予備の離乳食
予備の着替え 3日分
予備のママの着替え 1日分
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