大人のクリスマス厳選12冊!大人になったから味わえるクリスマスの絵本&本

大人におすすめのクリスマスの絵本と本
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大人のためのクリスマス絵本

聖なる夜を迎える冬の日におすすめしたいクリスマスの絵本と本をお勧めします。

読めば読むほど味が出る絵本

クリスマスものがたり

あらすじ

生まれたばかりのおさなごが飼い葉おけで静かにねむるのを、じっと見守るマリアとヨセフに、マリアのもとにあらわれた、天使ガブリエル、ひつじかい、三人のはかせたち…。

おすすめポイント

イエスの生誕からヘロデ王が亡くなり、ナザレへ戻るまでを綴ったクリスマス絵本です。 一見雑にも見えるパメラ・ドルトンの切り絵は16世紀のドイツとスイスに起源を持ち、18世紀のアメリカ・ペンシルバニア州にドイツ系移民によって伝えられた歴史ある手法を用いていて非常に貴重な挿絵の絵本です。

時代考証もしっかりと行われていて人物は言うに及ばず、背景や衣類や装飾品など細かく丁寧に描かれています。この絵本では老齢に描かれているヨセフですが、ヨセフはもともとマリアを受け入れたときにすでに老齢であったという伝承も、若者であったという伝承も伝わる人物です。 

あの伊坂幸太郎が絵本!?

クリスマスを探偵と

あらすじ

舞台はドイツ。探偵カールがクリスマスの夜に出会った謎の男とは…?

おすすめポイント

大学生のときに著者が初めて書いた小説を自身の手により完全リメイク!デビュー以来の伊坂作品のモチーフ「探偵」「男2人」「親子愛」「巧妙な構成」「ラストのどんでん返し」などのエッセンスがすべて凝縮された、珠玉の物語。伊坂作品にはおなじみ、あのキャラクターの元祖とも言える人物も登場。

自分へご褒美に豪華な絵本

くるみわり人形

あらすじ

ドイツの古い町のクリスマス。マリーがドロッセルマイヤーおじさんからもらったクリスマスプレゼントは、頭でっかちで、ぶかっこう。お世辞にもかわいいとはいえない「くるみわり人形」が真夜中に…。

おすすめポイント

『くるみわり人形』は、ホフマンの『くるみ割り人形とネズミの王様』が原作です。チャイコフスキーがバレエの台本に編集を依頼したことで、バレエのステージ毎に脚色が変わり、ドラマチックに描かれる物語のクライマックスもそれぞれ微妙に異なります。この絵本はホフマンの原作に近いもともとの『くるみわり人形』です。

聖夜に想う今という瞬間

きょうというひ

あらすじ

昨日の夜、雪が降りました。しずかにしずかに降りました。朝日が雪を照らして、今日という日がはじまります。きらきら眩しいはじまりです…。

おすすめポイント

いつもの毎日だけど、いつも新しいきらきらした今日という日を静かに深く感じられる絵本です。

クリスマスツリーやサンタクロースは出てきません。ページをめくるとロウソクに火が灯ります。今日という今だけの時間の今だけの命を見つめ直したくなる、そんな聖夜にこそふさわしい1冊です。

大人になることを想う絵本

ゆきの日―on Christmas day

あらすじ

大人になるって悲しいこと?さみしいこと?ある冬の朝、目が覚めたら外は大雪。とにかく会社にいかなくっちゃ…。この絵本は]絵本ナビで試し読みをすることができます。

おすすめポイント

ミリオンセラー「いつでも会える」の菊田まりこ氏の5年ぶりの新作絵本で、クリスマスの日に「ぼく」に起こった小さな奇跡の物語です。大人になって毎日がせわしなく過ぎていってしまっても、この絵本を開けば、ふと立ち止まって大切なことを思い出せると思います。

大人だから味わえる絵本

バーナデットのモミの木

あらすじ

森の小さなモミの木は、まわりの木々のように早く大きくなってどこかへ行きたいと願っていました。ある年の冬、モミの木は切り倒され、クリスマスツリーになりました。最初は有頂天だったモミの木ですが…。

おすすめポイント

モミの木は日当たりがいい場所にいたのです。いつも太陽の光があるというささやかなけれど大切な喜びには全然気がつかないまま、「大人になりたい」「どこかへいってみたい」と願うモミの木。ある年のクリスマスにモミの木は切り倒され、ある家族のクリスマスツリーになりました。きれいにしてもらえてとっても喜ぶモミの木。しかし、クリスマスが終わるとモミの木は…。

モミの木には理解できなかった「ここにいることを、よろこびなさい」というおひさまの言葉も大人なら心に響きます。「もっとたのしめるときにたのしんでおけばよかったなぁ」というモミの木のつぶやきも大人なら…。

大人のためのクリスマス読書

名作童話に見るクリスマス

名作に描かれたクリスマス

おすすめポイント

「名作に描かれたクリスマス」は、クリスマスの文化や歴史をわかりやすく解説した本ではありません。タイトルにもあるように、欧米の文学作品に登場するクリスマスにちなんだシーンを引用しながら、その文化的背景や時代背景をていねいに説明してくれています。「クリスマス・キャロル」をはじめ、「大草原の小さな家」シリーズや「やかまし村」シリーズなど有名な作品が数多く登場します。

クリスマスに英語を学べる本

サンタ・クロースからの手紙

おすすめポイント

「ホビットの冒険」や「指輪物語」で知られるトールキン氏が、自分の子どもたちに送った約20年間分のサンタクロースからの手紙が収められています。手書きの文章や自筆の絵も掲載され、愛情あふれる細かい演出や繊細で丁寧に仕上げられた絵につい見入ってしまう1冊です。

この絵本は1976年刊行の旧版と2006年刊行の新版の2種類の翻訳本が出版されています。新版は旧版のおよそ半分の分量で約2倍の価格なので、新版と旧版なら旧版をおすすめしますが、本当におすすめしたいのは原書です。

原書は150ページ程度ありますが、これは翻訳本のおよそ3倍です。子どもに宛てた手紙ですから英語も難しくはありません。むしろ、親が子に語りかける日常会話に近い英語を映画のセリフのような感覚で読むことができるため、冬の英語学習のは一押しの1冊です。

クリスマスは涙でデトックス

クリスマスの思い出

あらすじ

「ぼく」が七つだった時、60歳を越える遠縁の「いとこ」と過ごしたクリスマスの思い出。無二の親友である「いとこ」と4日間かけて作った31個のフルーツケーキを二人の親友に宛てて送ったり、一緒に冬の森でクリスマス・ツリーを切り倒し、引きずってきて飾りつけをしたり。そうした「ぼく」の忘れがたいクリスマスの思い出が静かに淡々と語られます。

おすすめポイント

1956年のトルーマン・カポーティ氏の珠玉の名作。名訳者である柴田元幸氏の助力があったと言われる村上春樹氏の鋭い翻訳。21点の山本容子氏の彩色銅版画イラスト。買って手元に置いておきたい名作です。漫画家の山岸涼子氏の「クリスマス」という作品はこの作品を原作に描いています。一緒に読んでみるのも一興。

本作にはシリーズ本があります

あるクリスマス

『あるクリスマス』は『クリスマスの思い出』の1年前のクリスマスを描いた作品です。

クリスマスの奇跡の実話

13番目の贈りもの

おすすめポイント

一家の大黒柱を亡くしお互いに優しくする心の余裕をなくしてしまった母親と子どもたちに突然届いた謎の贈りもの。ある家族の人生を変えた魔法のような「クリスマスの12日間」を描いた物語は1999年に実際に起こった本当の奇跡でした。

物語の軸となる13番目のプレゼントは決して大きなものではありませんでした。実話はフィクション小説に比べると盛り上がりに欠けるかもしれません。それでも読んでよかったと心に残る作品です。

米国で舞台化された感涙物語

ペーパーバッグクリスマス 最高の贈り物

あらすじ

「最高のプレゼントをあげよう」謎の「サンタ」に誘われて子ども病院で手伝いをする少年モーは、紙袋をかぶった奇妙な少女カトリーナに出会う。「サンタ」がモーに贈ろうとしたものとは。そして、2000年前、イエスが人間に伝えたかったこととは。

おすすめポイント

2016年の毎日新聞の書評で紹介された名作。魅力的な登場人物たちのミステリアスでスリリングなクリスマスの物語です。

クリスマスの奇跡の短編集

輝く夜

おすすめポイント

「永遠の0」や「海賊と呼ばれた男」で知られる百田尚樹氏による短編集。クリスマスイブの日に主人公の女性に起こるさまざまな奇跡がドラマチックに描かれています。読み切りやすい5つの短編で構成されているので、通勤中や寝る前の読書にもぴったりです。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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大人におすすめのクリスマスの絵本と本

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