モンテッソーリおもちゃは脳にいい! たくさんありすぎて、どれがいいのか分かりづらいモンテッソーリおもちゃを、家庭で使いたいものだけピックアップ。藤井聡太棋士が通ったというモンテッソーリ幼稚園の教具です。
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この記事を書いた人
元幼児教室講師
以前、幼児教室で働いていました。引っ越してみると、一番近くの幼稚園がモンテッソーリ教具採用園で、3人の子どもたちはモンテッソーリのおもちゃに囲まれた幼稚園生活を送ることに。モンテッソーリ教育には、はからずも、深いご縁がありました。
モンテッソーリ教育とは
家庭におすすめのモンテ教具
モンテッソーリ教育のおもちゃは「教具」と呼ばれます。
トレイつき玉入れ
赤ちゃんおもちゃといえば「ぽっとん落とし」。簡単なので手作りもしやすいけれど、玉をにぎったときの木の手触りと、玉を落としたときのカコンという響きは木製ならでは。穴の中に落として消えたはずの玉がちゃんと出てくることを感じて、ものの永続性認識を高めます。
▼ 少し大きなお子さんへ
こちらは『賢い子どもは「家」が違う!』で紹介されたモンテッソーリ教具です。ふたがひっくり返り、ものの形も学べるタイプ。
図形はめ込みパズル
赤ちゃんがママの指をにぎり返す動作は原始反射と呼ばれますが、次第に、手と指は反射ではなく自発的にものをつかもうとし始めます。この時期には指先の微細運動を高めるおもちゃで遊ぶのがおすすめ。こちらのパズルでは遊びながら色や形にも親しめます。
ちょうちょパズル
3つのピースをはめ込むパズルです。つまんではめるという動作の訓練になります。パズルの正しい位置に狙いをさだめ、思ったところへ腕を運び、指を動かすことで楽しく脳神経を刺激します。
▼ 少し大きなお子さんへ
3色ふた開け箱
中におもちゃやぬいぐるみを入れて遊びます。「赤い箱を開けてちょうだい」などと声かけをすると色の認識を促します。「うさぎさんはどこに入れたっけ?」などと声をかけると、ものの永続性認識や記憶力、ものを整理する力などを育みます。
▼ 少し大きなお子さんへ
3つに仕切られた箱には10種類の鍵がついた10個のドアが。鍵の開け閉めで手先を動かすロックボックスおもちゃです。
コイン落とし
少し大きくなったらこちらがおすすめ。最初は薄いコインをつかむのもままならないのに、すぐに上手に穴に入れられるようになります。目と手の協応機能を高めます。
幾何立体階段さし
モンテッソーリ教育のシンボル的な知育おもちゃ。下の板には図形の形にくぼんでいます。同じ高さをそろえたり、低い順に並べたり、幾何立体の基礎を体感できるおもちゃです。
▼ 少し大きなお子さんへ
3つに仕切られた箱には10種類の鍵がついた10個のドアが。鍵の開け閉めで手先を動かすロックボックスおもちゃです。
エッグカップ
欧米のレストランではお馴染みの「ゆで卵たて」のおもちゃです。カップに卵をはめるとカチッと音がします。乳幼児の手にあわせたジャストサイズの卵はにぎりやすく、木のぬくもりを感じられます。
木製数字パズル
数字とそれに対応するドッツ(赤い丸)を合わせるパズルです。量、数字、シンボルの関係と抽象概念を遊びながら覚えられます。ピースは木製で、2枚一組10セットの20枚が木箱に入っています。
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木製数字パズル
2つの箱には数字が書いてあり、それぞれの数字にあう数の棒を入れていきます。0には0個ですので、棒は全部で45本あります。
こちらはオススメです! 一見したところ片付けが大変そうで敬遠されがちですが、幼児期のおもちゃとしてだけではなく、小学生になっても大いに使えます。
足し算や引き算を勉強し始めたときに、一度、実際に「5+12」を見せてあげると、足し算の本質が理解できます。慣れるまでは、自分で棒を出しながら足し算を勉強するといいでしょう。45本も入っていますから掛け算や割り算にも使えます。
幾何図形分割パズル
円形、四角、六角形の幾何図形パズルです。遊びながら、等分に分割されているものでは1/2、1/3といった分数概念に親しめます。
色いた
同じ色をグラデーションに並べてみたり、同じ明度の色を集めてみたり、野菜や洋服の色と一番似た色いた探しをしたりして遊びます。色を覚えて、色彩感覚を養えます。
色は学校教育では重要科目ではないため疎かになりやすい分野ですが、モンテッソーリ教育や七田式教育では昔から色彩玩具はメイン教材で、色が右脳に直接的に働きかけことは広く知られており、「大人の塗り絵」のリラックス効果なども色の右脳効果と言えます。
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