数あるクリスマス絵本をバランスよく読んであげるために3歳児におすすめのクリスマス絵本を集めました。幼児絵本は子どもの発達に合わせて選びます。子どもの発達とは言葉だけではなく、体の成長による好奇心や興味の移り変わりや集中力の持続時間も考えた方がよいと言われます。4歳の誕生日が来る前に一度は読んでおきたい絵本をご紹介します。
▼3歳児のための絵本の選び方
【このページの目次】
3歳児のクリスマス由来絵本
キリスト降誕のロバのお話
『クリスマスものがたり』
あらすじ
昔々、ナザレという町にロバの赤ちゃんが生まれました。ロバの赤ちゃんが生まれて9ヶ月がたった時、飼い主のマリアとヨゼフとロバのお母さんは長い旅に出ることになり、ロバの赤ちゃんはお隣のレベッカのうちで面倒をみてもらうことになりました。お母さんのいないロバの赤ちゃんは元気がなくて、レベッカはロバの赤ちゃんを連れてお母さんロバを探す旅にでます…。
おすすめポイント
聖書に書かれているようなキリスト降誕物語ではなく、小さなお子さんが読みやすいようにアレンジされた絵本です。主人公はマリアの乗っていたロバの赤ちゃんとレベッカ。ロバの赤ちゃんがロバのお母さんに会えた時、レベッカはイエスと仲良くなり、二人は一緒に大きくなるというストーリーです。
▼クリスマスの由来絵本
豆知識つきクリスマス絵本
『クリスマスわくわくサンタの日!』
おすすめポイント
サンタクロースになりたい女の子の可愛く楽しい物語。季節の行事を楽しく描く「ますだゆうこ&たちもとみちこの絵本」シリーズの「クリスマス」のお話しです。
サンタクロースの起源やクリスマスに関する豆知識だけでなく、簡単なクリスマス料理やクリスマスデザートのレシピが載っていたり、子どもが楽しめるクリスマス飾りやアドベントカレンダーの作り方などが紹介されていたり、この絵本が1冊あるとクリスマスがもっとずっと楽しめます。
『クリスマスわくわくサンタの日!』は絵本ナビで作者の特別インタビューが読めます。全ページ試し読みもできます。
▼クリスマス行事の由来絵本
3歳児が楽しめる仕掛け絵本
ツリーのポップアップ絵本
『クリスマスのたからさがし』
この絵本の内容
グリーンオークウッドでは毎年特別な宝探しがあります。パーティー会場のクリスマスツリーへ向かう道にプレゼントが隠されています。雪がふる中、どうぶつの子どもたちはプレゼントを見つけられるのでしょうか。
『クリスマスのたからさがし』の仕掛けの一部は絵本ナビで見ることができます。
▼まだまだある仕掛け絵本
人気のクリスマスうた絵本
『おとのでる クリスマスのうたえほん』
この絵本のおすすめポイント
収録曲が9曲と充実していること、新しい曲も古い曲も収録されていること、そして何より、見た目のインパクトが華やかで子どもに喜ばれること。総合的にみてプレゼントとして一番おすすめできる絵本です。リズムボタン付き。
この絵本の不安点
「お出かけ用に最適!」と書かれていますが、外出時に持っていくには少し大きすぎます。他者の「クリスマスうた絵本」の中にはもっとコンパクトでもっと軽い絵本もたくさんありますから。
価格:1500円 + 税
収録曲:9曲
- ジングルベル
- あかはなの トナカイ
- ウィンター・ワンダーランド
- サンタが まちに やってくる
- ひいらぎ かざろう
- おめでとう クリスマス
- もろびと こぞりて
- あわてんぼうの サンタクロース
- きよし このよる
▼クリスマスのうた絵本
3歳児に人気の定番Xmas絵本
クリスマスイブのお買い物
『クリスマスのおかいもの』
あらすじ
今日はクリスマス・イブ。クリスマスのお買い物にでかけ、友だちのためにプレゼントを買って、パーティーのあとはいよいよプレゼント交換です…。
おすすめポイント
「たいせつなお友だちとこんなクリスマスイブを過ごすことできたらいいなあ、と思いながらつくりました。実はこの絵本にはいろいろな脇役たちが登場します。恋人を待っているハリネズミはクリスマスのデートができたのでしょうか? 絵本作家のもぐら先生が読んでいるのは……? 主人公ではないけれど、出てくる動物たちには、それぞれみんなクリスマスのストーリーがあるのです」作者の言葉です。
『クリスマスのおかいもの』は絵本ナビで試し読みができます。
3人兄弟の3つのXmas物語
『クリスマスの三つのおくりもの全3冊』
あらすじ
3冊セット。れいちゃんの絵本はサンタさんとの話。もっくんの絵本は青いズボンを追いかけておじいちゃんとおばあちゃんのクリスマスパーティに行く話。かすみちゃんの絵本はケーキのいちごを探しにいく話。
おすすめポイント
クリスマスに、かすみちゃん・れいちゃん・もっくんの3兄弟がそれぞれ活躍する3冊です。手のひらサイズの絵本。
ぐりぐらシリーズの絵本
『ぐりとぐらのおきゃくさま』
あらすじ
ぐりとぐらは雪の上に大きな足跡を見つけました。足跡は森をぬけ、原っぱを通り、ぐりとぐらの家まで続いていました。ドアを開けると玄関には大きな長靴、壁には真っ赤なオーバーと白いマフラー、そして…。
おすすめポイント
カステラが大好きな“のねずみ”のぐりとぐらを描いたシリーズは保母をしていた作者が「とにかく子どもたちを喜ばせたい」と考えてつくられた作品。1966年に福音館書店の月刊誌「こどものとも」に掲載、翌年に傑作集として出版され、厚生大臣賞受賞、全国学校図書館協議会選定図書に選ばれるなど評価も高い絵本です。クリスマスのプレゼントなら、この絵本を含む『ぐりとぐらの絵本 7冊セット 』もおすすめです。
『ぐりとぐらのおきゃくさま』は絵本ナビで試し読みができます。
おたすけこびとシリーズ絵本
『おたすけこびとのクリスマス』
あらすじ
「ことしも、いつものところでね」サンタクロースが電話をかけました。そりに乗って夜の空地に下りてきたサンタクロースを迎えたのは、はたらく車をそろえたおたすけこびと。夜の街を抜け、犬やでこぼこ道をものともせず、プレゼントを配達するためにこびとたちが大活躍…。
おすすめポイント
大型トラックやクレーン車、ブルドーザーやロードローラー、はたらくくるまとこびとたちが大活躍する絵本です。
『おたすけこびとのクリスマス』は絵本ナビで試し読みができます。絵本ナビだけで読めるこの絵本に関する作者インタビューも。
サンタのGPS!?の絵本
『クリスマスのふしぎなはこ』
あらすじ
僕はクリスマスの朝、床下で小さな箱を見つけます。開けてみると、そこにはなんとサンタさんが見えたのです。「サンタさんもう出発したかなあ」と箱の中を見ると、出発準備をするサンタさんの姿が見えました…。
おすすめポイント
自分のところに、サンタクロースが来るかどうか…サンタクロースの居場所を確認できる不思議な箱の物語。不思議な箱がサンタの居所を教えてくれる理由も絵本の裏表紙にちゃんと描かれています。「サンタさんは今どこにいるのかな」「自分のところにも来てくれるのかな」と、日に日に近くクリスマスの日をみんなで楽しみにできる絵本です。
『クリスマスのふしぎなはこ』は絵本ナビで試し読みができます。
3歳児におすすめサンタ絵本
サンタ絵本は、実は「絵本選び」が難しいジャンルの絵本です。サンタクロース絵本は人気があるのでさまざまなストーリーの絵本が出版されていますが、サンタ絵本に出てくるサンタは時に頑固だったり皮肉屋だったりもします。特別な育児方針がない場合は、小さな子どもに読み聞かせるときはまず「王道のサンタ絵本」を読んで「変わり者のサンタ絵本」はそれから…という順番がよろしいでしょう。
疑問に答えてくれるサンタ
『サンタさんからのてがみ』
あらすじ
サンタさんに自分が不思議に思っていることを手紙にかいたホリー。そんなホリーに、サンタさんからのお返事が…。
おすすめポイント
「どうしてサンタさんはたった一人で世界じゅうを回ることができるのですか?」「サンタさんのトナカイは羽がないのになぜお空を飛べるの?」…サンタさんへの疑問に答えてくれる絵本です。
『メリー・クリスマス!サンタさん』
あらすじ
サンタクロースが病気でクリスマスの準備ができません。なんとか助けてほしいという手紙をエルフからもらったホリーはエルフと手紙を交換しながら、いいアイディアを考えたり、サンタクロースを励ましたりして、なんとかクリスマスの日を迎えます…。
おすすめポイント
大人気の『サンタさんからのてがみ』の姉妹本。エルフたちからの手紙や、クリスマス・クッキーのレシピ、クリスマスの飾りなど、いろいろなプレゼントが入った、豪華仕掛け絵本。最後のページには、あっと驚くゴージャスなポップアップの仕掛けが! 子どもだけでなく、大人も胸躍らせることができるクリスマス絵本。
クリスマスの忙しいサンタ
『100にんのサンタクロース』
あらすじ
クリスマスの日はサンタさんにとっても特別な日です。だってプレゼントを配り終わったサンタさんにはヒミツの楽しみがあるから…。
おすすめポイント
サンタさんは100人で協力して一生懸命クリスマスの準備をします。家の地図を作ったり、プレゼントにリボンをかけたり…。個性豊かなサンタさんがたくさん登場します。
この絵本は絵本ナビで全ページ試し読みをすることができます。
ニコニコやさしいサンタ
『だいすきな サンタさんへ』
あらすじ
今年もサンタさんのところには子どもたちから手紙がいっぱい届きます。プレゼントとともにクリスマスの喜びを贈るサンタクロースに思いがけないプレゼントが…。
おすすめポイント
いつもニコニコしているイメージ通りのやさしいサンタさんの絵本です。「ありがとう」という感謝の言葉がさまざまな国の言葉で書かれているのも興味深いところです。
贈り物をもらったサンタ
『クリスマスにはおくりもの』
出版社の内容紹介
プレゼントをもらうのが当たり前になってしまったこのごろのクリスマスですが、この絵本が描いているのは「贈るたのしさ」です。
おすすめポイント
家族や友達へのただの贈り物ではなく、いつもプレゼントをくれるサンタさんに宛てた贈り物だから価値があり、絵本の魅力が増しています。サンタさんはプレゼントをくれる人だと理解し始める3歳以降からがおすすめです。
▼まだまだあるサンタ絵本
静かに読むクリスマス絵本
与えること尊さを謳う絵本
『クリスマスのてんし』
あらすじ
もうすぐクリスマス。10人の天使が困っている人たちにそっと助けの手をさしのべます。ほら、こんなふうに…。
おすすめポイント
ページの上にとびだした、愛らしい天使の顔。めくるごとに、天使がひとりずつ歌いかけるように感じられる心にしみるクリスマスの絵本です。
『クリスマスのてんし』の仕掛けを詳しく見るときは絵本ナビがおすすめです。
ロシアの思いやりの物語
『くりすますの おくりもの』
あらすじ
雪のふる寒い日、うさぎは2本のニンジンをみつけました。1本は自分で食べて、さて、もう1本は…。
おすすめポイント
自分の親切がめぐりめぐって自分のところへ戻ってくるという王道ストーリーなのですが、これは日本でなくロシアの民話です。ニンジンを2本見つけた場合、日本の民話で「先に自分が食べる」ことはあるでしょうか。日本の民話であればおそらく「2本とも誰かにあげて」、その優しい主人公には後で「何かいいことが起こる」という展開になることでしょう。私はとても外国らしいストーリーだと思いました。このようなやさしい思いやりをテーマにした絵本では読み聞かせ後の語りかけがとても白熱します。
『くりすますのおくりもの』は絵本ナビで試し読みができます。
ペネロペのクリスマス絵本
『メリークリスマス、ペネロペ!』
あらすじ
あしたはクリスマス。パーティーのじゅんびをしましょう。おへやをかざって、クリスマスツリーをだしてそれからおにわのイルミネーションもつけなくちゃ。プレゼントいっぱいもらえるかな。
おすすめポイント
手で動かして楽しめる仕掛け絵本です。ストーリーはやさしくシンプルですが、仕掛けが壊れやすいので力の加減が上手にできるようになる3歳以上がおすすめ。
『メリークリスマス、ペネロペ!』の仕掛けは絵本ナビで動画で詳しくみることができます。
会話がはずむクリスマス絵本
みんなでワイワイ探し絵絵本
『ミッケ!クリスマス(I SPY 3)』
この絵本の内容
もういいかい? クマはどこだ。サンタもかくれているよ。クリスマスをテーマにした写真の中から、かくれているものを探して遊ぶゲームブック。
おすすめポイント
人の集まることの多い年末年始にみんなでワイワイ楽しめる絵本です。きっと思っていたよりずっとお子さんが長く集中していられることに驚くはずです。お子さんが2歳の誕生日前なら『ちっちゃなミッケ! クリスマスがいっぱい』が、すでに4歳の誕生日を迎えていれば『チャレンジ ミッケ!(4) サンタクロース』がおすすめです。
動いて見えるパラパラ漫画
『クリスマスの足音』
おすすめポイント
パラパラとページをめくれば幻想的な短編アニメーションが立ちあらわれます。手のひらサイズの絵本をめくると、雪が舞いおり、光が集まって、鈴の音がチリンと響くパラパラ漫画になります。最後のくり抜いかれた穴の嬉しいサプライズをお楽しみに。
著者について
もうひとつの研究所とは、サンタクロース代表取締役が率いる 「クリスマスプレゼント研究所」のうちの一つです。サンタクロースの合格点がもらえない、ちょっとおかしなプレゼントばかり作っている不思議な研究所。鳥の背中に生えている塔で、今日もこそこそ自分たちなりの愉快なプレゼントを作っています。
この絵本の仕掛けは絵本ナビで動画と画像で詳しく見ることができます。
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