数あるクリスマス絵本をバランスよく読んであげるために5歳児におすすめのクリスマス絵本を集めました。幼児絵本は子どもの発達に合わせて選びます。子どもの発達とは言葉だけではなく、体の成長による好奇心や興味の移り変わりや集中力の持続時間も考えた方がよいと言われます。小学校入学前に一度は読んでおきたい絵本をご紹介。
▼5歳児のための絵本の選び方
【このページの目次】
5歳児のクリスマス由来絵本
キリスト降誕物語の絵本
『くりすますのおはなし』
おすすめポイント
「クリスマス」も「イエスさま」もひらがなで書かれた子どもが自分で読める子どものための絵本です。
絵本ナビで『くりすますのおはなし』を見るときはこちらをクリックしてください。
▼クリスマスの由来絵本
クリスマス準備を楽しむ絵本
『クリスマスってなあに?』
おすすめポイント
キリストの誕生から始まり、プレゼントや料理を準備することや部屋を飾りつけることなどクリスマスを迎える習慣について、またクリスマスカードの描き方について可愛い挿絵で教えてくれます。クリスマスの起源から現代の風習までクリスマス丸わかり絵本です。
絵本ナビで『クリスマスってなあに?』を見るときはこちらをクリックしてください。
▼クリスマス行事の由来絵本
5歳児が楽しめる仕掛け絵本
仕掛けがたくさん楽しい絵本
『オウルくんのクリスマス』
あらすじ
フクロウのオウルくんは、いとこのいる北極でクリスマスをすごすことにします…。
おすすめポイント
飛び出すポップアップや、フラップをめくる仕掛けのほかに、取りだして遊べるサンタクロースの小さな地図や紙の家も入っている楽しい仕掛け絵本です。
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▼まだまだある仕掛け絵本
英語の歌も入った歌絵本
『オルゴールおうたえほん クリスマスのうた』
この絵本のおすすめポイント
日本語による歌声に加え、英語のクリスマスソングが聴けたり、オルゴール音楽にしたり、メドレーで聴いたり、クリスマスらしい効果音が6種類もあったり、ピカピカ光ったり、この絵本は機能が充実しています。日本語、英語ともに歌詞付き。手のひらサイズと小さく、音量も小さめなのでお出かけの時に便利です。
この絵本の不安点
値段が高い。
言語:日本語、英語
価格:1800円 + 税
収録曲:5曲
- ジングルベル
- サンタがまちにやってくる
- きよしこのよる
- あかはなのトナカイ
- おめでとうクリスマス
▼クリスマスのうた絵本
5歳児に人気の定番Xmas絵本
やかまし村シリーズの絵本
『やかまし村のクリスマス』
あらすじ
やかまし村には、3げんの家があり、7人のこどもがいます。やかまし村のこどもたちは、みんな、クリスマスがだいすきです。これから、とってもたのしかったきょねんのクリスマスのことをおはなしします…。
おすすめポイント
『長くつしたのピッピ』の作者でスウェーデンの児童文学作家リンドグレーンの「やかまし村」シリーズ。時代は第二次世界大戦と第一次世界大戦の間の、つかの間の平和な日々。男の子が3人、女の子4人、7人の子どもが楽しくたくましく生活をする姿は、今の子どもたちにはもの珍しいことでしょう。当時の暮らしを丁寧に正確に描いた挿絵はママやパパが見ても楽しめます。
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くるみ割り人形の傑作
『くるみ割り人形』
あらすじ
クリスマスイブにくるみわり人形をプレゼントされたクララ。真夜中に目を覚ますと、人形がねずみたちにおそわれていて…。
おすすめポイント
数ある『くるみ割り人形』の中でも傑作と名高い絵本です。朗読と音楽のCD付き。挿絵のリスベート・ツヴェルガー氏はグリム、アンデルセン、ディケンズなどの世界の名作に、繊細で独特の画風で新たな息吹を吹きこみ、BIB世界絵本原画展金牌賞、国際アンデルセン賞など多数を受賞し国際的に高い評価を得ている作家。
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パディントンの絵本
『パディントンのクリスマス』
あらすじ
うすぐクリスマス。クマのパディントンは、デパートでわくわくのイベントがあることを知り、ブラウン家のみんなと出かけることにしました。さあ、どんな一日になるでしょう。
おすすめポイント
1956年のクリスマス・イヴに、著者・マイケル・ボンドは妻のブレンダへクリスマス・プレゼントとして小さなクマのぬいぐるみを贈りました。それがパディントン。その記念すべき「クリスマス」が舞台のお話です。
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サンタの不思議な世界の物語
『さんびきのこねずみとガラスのほし』
あらすじ
野ねずみの家族がすんでいる雑木林の向こうにはガラクタおきばがありました。「ガラクタおきばにあそびにいきたいなあ」と夢見る子ねずみたちと昔のことを思い出している小さなガラクタたち。やがて冬がきて、雪がふったある日さんびきの子ねずみは初めてガラクタおきばにやってきて…。
おすすめポイント
捨てられた小さなガラクタを、たからものに変えていくのねずみたちのようすを、愛情をこめて描いた、心がぽっとあたたかくなる、冬の日にぴったりの絵本です。
絵本ナビで『さんびきのこねずみとガラスのほし』を見るときはこちらをクリックしてください。
5歳児におすすめサンタ絵本
サンタ絵本は、実は「絵本選び」が難しいジャンルの絵本です。サンタクロース絵本は人気があるのでさまざまなストーリーの絵本が出版されていますが、サンタ絵本に出てくるサンタは時に頑固だったり皮肉屋だったりもします。特別な育児方針がない場合は、小さな子どもに読み聞かせるときはまず「王道のサンタ絵本」を読んで「変わり者のサンタ絵本」はそれから…という順番がよろしいでしょう。
サンタのプレゼントの秘密
『しろくまくんのクリスマス』
あらすじ
クリスマスイブのこと、小さいしろくまくんは、誰かに呼ばれたような気がして、目をさましました。雪野原にぽっかり空いていたあなをしろくまくんがのぞいてみると…。
おすすめポイント
サンタクロースはどこに住んでいて,おもちゃはどこで用意されるのか,しろくまくんが落ちた穴にはその秘密が描かれた絵本。
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アメリカのサンタの秘密
『だれも知らないサンタの秘密』
あらすじ
なぜ悪い子にはクリスマスプレゼントが届けられないのか?そこには驚くべき秘密が!クリスマスが100倍楽しくなるアメリカの絵本。
おすすめポイント
実は、ハイテクなサンタクロース。サンタさんには助手がたくさんいて、システム管理されているのにはびっくり!アメリカらしい発想のサンタクロース像です。
『だれも知らないサンタの秘密』は絵本ナビで試し読みをすることができます。この絵本は大人気で、仕掛け絵本のポップアップ版もあります。こちらも絵本ナビでポップアップの仕掛けを動画で見ることができます。
サンタのクリスマスの仕事
『さむがりやのサンタ』
あらすじ
目覚まし時計に起こされたサンタさん。ベッドから出るとまずはトナカイたちに朝ごはんをあげ、自分も朝食を食べてプレゼントを荷車で運び出し…。
おすすめポイント
サンタさんのクリスマスの1日をリアルに描いた絵本です。漫画のようなコマ割りで物語は展開します。この本に登場するのは、ファンタジーの世界ではなく、リアルなサンタさん。大人が読んでもホッと癒やされる1冊です。
『さむがりやのサンタ』は絵本ナビで試し読みをすることができます。
サンタのなつやすみ
『サンタのなつやすみ』
あらすじ
夏休み、フランスへ出かけたサンタさん。そりをキャンピングカーに改造したり、フランス料理やおしゃれを楽しんだり…。
おすすめポイント
サンタさんは他の季節にはいったい何をしているの?サンタだってバカンスに行くのです!『さむがりやのサンタ』の冒頭で海辺でくつろぐ夢を見ていたサンタさんの夏やすみを描いた絵本。パリの街角を歩いて、プールサイドで寝そべって…いかにもこのサンタさんらしい!?
『サンタのなつやすみ』は絵本ナビで試し読みをすることができます。
NHKで紹介されたサンタ絵本
『サンタのおもちゃ工場』
あらすじ
北極では、サンタさんとルネ君、ロボット君やシロクマさんが雪だるまづくりに大いそがし。「クススレンリマプゼト!」とサンタさんが不思議な呪文をとなえると、つくった雪だるまたちがクリスマスプレゼントのおもちゃを作りはじめます…。
おすすめポイント
NHKのクリスマス特集番組で2年連続で紹介された名作絵本ですが、実は一度絶版になり、その後再刊したという経緯もあります。たむらしげる氏の絵本は読者が想像しがちな物語は創りません。そして決して子どもの夢を壊しません。安心して子どもに読んであげられる名作です。
絵本ナビで『サンタのおもちゃ工場』を見るときはこちらをクリックしてください。
ちょっと変わった忍者サンタ
『にんじゃサンタ』
あらすじ
クリスマスイブの夜、にんじゃサンタは動きだします。ひたすら走って、投げて、かくれて……子どもたちにプレゼントをとどけるのです。
おすすめポイント
書籍の装画で活躍しているイラストレーター丸山誠司氏の初の絵本はクリスマスのサンタ絵本でhした。リズミカルな文章と躍動的なイラスト、カラフルな色使いが魅力のまったく新しい絵本です。
『にんじゃサンタ』は絵本ナビで試し読みをすることができます。
▼まだまだあるサンタ絵本
静かに味わうクリスマス絵本
贈り物という愛を描いた絵本
『クリスマスのおくりもの』
あらすじ
クリスマス・イブのよる。おじいさんサンタとトナカイたちは、すっかりくたびれて家に帰ってきました。やっと休むことができると思ったら、ふくろの中にまだ一つ贈り物が残っているではありませんか!おじいさんサンタはクリスマスの朝までにロリー・ポリー山まで贈り物を届けることができるでしょうか…。
おすすめポイント
世界中の絵本ファンを魅了するイギリス人童話作家バーニンガムのはじめてのクリスマス絵本。聖なる夜の平原や夜空の冷たさと静けさ、ロリー・ポリー山への道中いろんな人が助けてくれるクリスマスの思いやり、へとへとだったおじいさんサンタの足取りをあんなに軽やかにしてしまうハービーの贈り物…絵もストーリーも見どころはつきません。
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ママ不在のクリスマスの準備
『クリスマスのちいさなおくりもの』
あらすじ
クリスマス・イブ。お母さんが病気でクリスマスの用意が何もできていません。ねことねずみがその様子を心配し、急いで準備を始めました。靴下を下げて、ケーキを焼いて、もみの木を飾りつけて。くものおばあさんも手伝って、次第に部屋は美しく飾られていきます…。
おすすめポイント
作者アリスン・アトリー自身が子どものころ体験した、イギリスのよき暮らしを描いた心温まるおはなしです。
この絵本は絵本ナビで試し読みができます。
▼ちょっと地味!?名作絵本特集
アングランドシリーズの絵本
『クリスマスがやってくる』
あらすじ
プレゼントをもらうだけがクリスマスの楽しみでしょうか?クリスマスはプレゼントや料理を準備して楽しく過ごす特別な日です。そして、家族や大切な人と一緒にその人たちの幸せを願う日だと教えてくれる絵本。
おすすめポイント
1958年の出版以来、世界中で愛されている「アングランドの小さなおくりもの」シリーズ。漢字にルビはふっていません。一つずつお子さんに教えてあげながら読んでみてください。絵本に出てくる漢字はきっとすぐに覚えてしまうことでしょう。
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児童書への足がかり絵本
『ロッタちゃんとクリスマスツリー』
あらすじ
日は、楽しいクリスマスイブ。けれども、ロッタちゃんの家では、まだクリスマスツリーにするモミの木が手にはいりません。悲しんでばかりいるお兄さんたちを残してロッタちゃんは雪の町へ飛び出していきます…。
おすすめポイント
『長くつ下のピッピ』や『やかまし村』の作者アストリッド・リンドグレーンの作品で、絵本というよりは童話に近い物語です。しかしこのストーリーはクリスマスを題材にしているからか、クリスマスツリーが無事に手に入るのか気になるからか、登場人物の年齢が近いからか、長いのに最後まで集中して聞いてくれる子の多い作品です。これから絵本を卒業し童話や児童書を読むようになるお子さんのために、絵本と児童書のあいだの作品の読み聞かせはとても大切で、おすすめです。
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クリスマスが盛り上がる絵本
だまし絵トリックアート絵本
『トリックアートクリスマス』
あらすじ
もうすぐクリスマス。村は準備のまっ最中。サンタやこびとたちは大忙し。クリスマスをまちながら、だまし絵や目のさっかく、さがし絵を楽しもう!
おすすめポイント
だまし絵やさがし絵などで読んで遊べる絵本「トリックアートアドベンチャー」シリーズ。だまし絵やさがし絵の他にも錯視や立体視で遊べます。実際に型紙を切り取って比べられたり、巻末に答えが載っていたりして至れり尽くせり。この絵本があれば大人も子どもも夢中になれます。
この絵本の中身のトリックアートは絵本ナビで動画を見ることができます。
▼サンタクロース版も
英文併記の間違い探し絵本
『どこどこ?セブン2 クリスマス』
おすすめポイント
洋書ではないのですが、クリスマスで英語を楽しむ絵本として非常に評判がよかった絵本をご紹介させてください。見開きページの左右2枚の写真にはクリスマスの様子が写っています。そっくりの2枚の写真から7つの違いを見つける間違い探し絵本シリーズのクリスマスバージョン。
この絵本は絵本ナビで試し読みをすることができます。
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