乳幼児連れ国際線長距離フライトは60回以上。子連れフライトのための体験談を発信中。子連れフライトについてご紹介中。今回は、Amazonレビュー高評価のネックピロー7つを買ってみましたので、その感想とおすすめ度のご紹介です。
【このページの目次】
記事を書いたのはこんな人
子供の睡眠中に寝たい!!
子どもと一緒のフライトなので、子どもが寝ている限られた時間だけでも熟睡したいのです。下で紹介しています神グッズと出会えたことで、子どもは飛行機の中でも熟睡してくれるようになりました。
私が求めるネックピローとは
私がネックピローを使うときに熟睡できない理由は、主に、次の2つだと思っています。「ネックピローが柔らかすぎて頭を支えられないこと」「ネックピローの首周りの穴が大きすぎてネックピローが安定しないこと」です。ちなみに、私は155cmの中肉中背です。
条件はたった3つ
というわけで、今回のネックピロー探しでの条件は次の3点です。
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- 「首回りの穴が小さいこと」
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- 「固いこと」
- 「低反発であること」
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エアークッションタイプは、子連れフライトですから、悠長に空気を入れている時間はありませんし、事前に空気を入れていても膨らんだ枕を置いておくスペースはとれません。また、空気を入れたところでいつ寝られるかわかりませんから、空気抜けの心配も大きくなりますので。
ビーズクッションタイプは、柔らかすぎて私にはまったく利用価値がありませんでした。車でも新幹線でも、妊娠中の授乳や昼寝にも、まったく使えませんでした。
以前、予算5000円以下でネックピローを探していました。しかし、どれも期待外れだったので(新幹線では使えたものもありましたが)、断腸の思いで今回は予算の幅を広げて探してみました
厳選7つを全部買って徹底比較
Amazonや楽天市場などのレビューを読みまくって、厳選に厳選を重ねた「固くて」「首の穴が小さくて」「低反発」のネックピローたちです。
熟睡さえできればサイズは気にしないものの、届いた箱を開けてみるとあまりにも大きさがバラバラだったので比較のために写真を撮ってみました。
こうして並べてみると、結構サイズが違うものなのですね。このようなサイズ感の違いはショッピングサイトで画像で見ているだけではまったく気づきませんでした(すべて小さめ、コンパクトと銘打たれていましたし…)。
以下、安い順に並べました。
WOWPillow トラベルネックピロー
参考価格2400円。「米アマゾン旅行用グッズのランキングトップ商品」「イギリス全国発明表彰受賞商品」という宣伝文句に惹かれて。
さっそく握ってみると、こちらのようにかなり柔らかいです。これは首に当てなくても分かります。たぶん使えません。
実際に使ってみました。すべてを飛行機に持ち込むことはできませんので、深夜、眠気がマックスの時に車の後部座席(一番エコノミーシートに似ている座席)に座って、そのまま寝られそうかを試してみました。J字の3本をそれぞれ、こんな風に使うそうです。
▲「WOWPillow トラベルネックピロー」の公式ツイッターより
試してみました。問題外です。首が全く安定しません。下の男性も、首と一緒にネックピローもかなり傾いているように見えるのですが、本当にこれで熟睡できるほど頭をあずけられるのでしょうか。疑問です…。
▲「WOWPillow トラベルネックピロー」の公式ツイッターより
一方にしかクッションがないので、クッションに加わる圧力を支える力がありません。首を倒すとクッションも倒れます。画像のように前ではなく、J字の足の1つを首の後ろに回して、首とシートで支えれば、まぁ何とか「枕を使って寝ている姿勢」になることはできますが、熟睡はとてもとても…。これって、こんな風にどこかに寄りかからないと使えないのでは?
▲「WOWPillow トラベルネックピロー」の公式ツイッターより
使い方は以下の4通りあるそうです。
3番目の使い方ように、J字の2本を重ねて厚みを出したら少しは気持ちよくなりました。しかし、私にはこれでは飛行機で寝ることはできません。(鈴木亮平さんも長距離バスがメインのように感じられました)
▲「WOWPillow トラベルネックピロー」の公式ツイッターより
このネックピロには、吊り下げフックがついているのですが、J字のままこれ以上は小さくならないので、この状態のままぷらぷらとぶら下げておかなくてはいけません。空港ではみんなにジロジロと見られるそうです(体験談です)
▼その他の機能はこちらで紹介しています
こちらの商品、鈴木亮平さんが『しゃべくり』で「すごくいい!」と紹介していたんですね。
Power Of Nature U型ネックピロー
参考価格3200円。「人気商品で売り切れが続いていたのがやっと再入荷」「ほどよい固さ」というレビューに惹かれて。
袋から出すと、結構ボリュームがあります。思ったよりも大きいです。ぎゅっと握ってみました。
柔らかすぎます。無印商品のマイクロビーズクッションと同じくらいの反発力しかありません。写真に撮るとモアレを起こします(モアレとは布地の柄が細かすぎてテレビや写真に写すと縞模様が入ってしまう現象です)ので、インスタ映えはしませんね…。
首のサイズも大きすぎます。この女性のあごの下を見てください。
こんなに隙間ができています。買うときに画像を確認した限りでは、あごの下部分(女性がちょうど手で押さえている部分)の膨らみに期待したのですが、ダメでした。ちょっと首を前に傾けると、クッションが左右に避けてしまいます。
また、このネックピローは調整ベルトの留め具がとても変わっています。よくあるサイドリリースバックルではなく、こんな感じ。
コードストッパーで上下に動き、留め具自体はパチンとはめ込むタイプ。私にとって、調整ベルトというのは首の締め付け具合を調整するものなのですが、このネックピローの調整ベルトのフックは、止めた状態でもネックピローをギュッと絞めていてくれません。
こんな風に、フックを止めた状態でもクッション部分には隙間ができるんです。このネックピローは調整ベルトでは「調整しきれないほどにぶかぶか」というより、調整ベルトが役割を果たしていません。
長距離バスのように座席をぐんと傾けられるか、飛行機のエコノミー座席でも男性には良いフィット感なのかもしれません。無印良品のビーズクッション型ネックピローよりほんの少しマシな程度。
さらに、収納にも不安要素があります。
この写真のようにゆるく巻いていては収納バッグに入りません。この収納ケースは今回の7つのネックピローの中では決して小さな方ではないのに、ネックピローのの端から片方ずつ袋に押し込むしかありませんでした。写真のように巻いて収納するのは無理でした。狭い飛行機の中では収納ケースに入れるのに苦労しそうです。
Travelrest 究極のトラベルピロー
参考価格4000円。「長時間でも眠ったままでいられる唯一の枕」「頭が前に落ちるのを防ぐ設計」という宣伝文句に惹かれて選びました。
正直なところ、期待してなかったのですが、意外や意外!すごく良かったです。まず、空気がかなりパンパンに入るので、しっかりと頭を支えてくれます。
空気弁が秀逸で、裏側に弁(↓travelrest と書いてある裏蓋のことです)がついているので、一気にたくさんの空気が入ります! とても楽です。私でも5秒で膨らませられました。
そして、一度入れた空気は抜けません。これ、大発明だと思います!! そのままにして数時間置いておきましたが、空気の抜けは感じませんでした。
膨らませた時の大きさはこんな感じです。
膨らませるとかなり大きい! 頭にあたる部分も十分に大きく、しっかりと頭を支えてくれます。
しかも、空気を抜けばこんなにコンパクトになります。
J字型のWOWPillowとは雲泥の差です。これならばリュックやスーツケースに付けておいても、じろじろ見られることはないでしょう。
このネックピローの上部には、かなり太くて立派な紐がついています。
このネックピローはこのように使うことができます。
使い方は大きく分けて、ネックピローを自分に引っ掛けて使うか、座席の枕部分に引っ掛けて使うかの2通りです。
▼ より詳しくはこちらでご紹介しています
SANDINI プレミアムネックピロー
参考価格8,000円。「機能面にとことんこだわったザ・プレミアム」という宣伝文句に惹かれて。
まずは、ギュッと握って反発力を確かめました。 「うむ? 思ったより固い…?」
つい思いっきり握ってしまいました。手の血管、お見苦しくてすみません。力いっぱい握っても、このくらいしか沈みませんでした。
肌触りは最高です! さすが「質感プレミアム(公式サイトより)」なんて言うだけあります!! 他のネックピローとは全然違いました。
ただ、私には使えません。これ、首の穴が大きすぎます!
こちらの画像も、パソコンで見る限りでは、ネックピローがもっと首にフィットしているのだと思っていました。このネックピロー、外側には大きく膨らんでいるのに、内側の首回りはクッションが薄くスッキリなんです。
大柄なかた、もしくは、欧米サイズにふくよかな方なら寝られるのかもしれません。178cm、75kgの夫は、首につけてみた感じを「悪くないよ」と言っていました。
そして、このネックピローは(私の首はホールドしてくれないのに)このボリュームです。クッションとカバーが高級すぎて、これ以上小さくはならないそうで…。この大きさ、ちょっと邪魔すぎません!?
これ、もう少し小さければ完璧な気がするのに、残念です…。
trtl ネックピローブランケット
参考価格9300円。首をバネで支えるという新しい仕組みに期待して選びました。
ストール型のネックピローなんて斬新すぎます! ストールの中にはこのような形のプラスチックの骨組みが入っているようです。
頭の重さをこのプラスチックで支えてくれる仕組みになっています試してみたところ、首の重みが一箇所だけにかからないような配慮もされていて、首の安定感は悪くはありません。
使い方はこんな感じです。
まさにストールやスカーフと同じ感じです。プラスチックの骨組みを肩のどこに当てたら一番気持ちがいいのか、何度か試す必要がありましたが、自分のベストスポットが見つかると頭の重みはとても軽くなりました。
しかしながら、少し試しただけで首の反対側に違和感を感じます。首を絞められているような息苦しさを感じます(まぁ実際に首を絞められている状態ですが…)。仮眠くらいの眠りであれば、首の重み全てを投げ打つこともないので寝られそうですが、数時間熟睡できるかどうかとなると…はなはだ疑問です。
商品紹介には「ストール部分で口や鼻まで覆えば、マスクとしても使えます!」と書かれていました。確かに、口や鼻まで覆うほどにまでストールの幅を広げれば、首への圧迫感は和らぎます。
が、ストール部分の衛生面が不安で、私はこれで鼻を覆うと鼻がむず痒くかんじました。どうも埃っぽいような気がするのです(開封した時には糸くずがたくさん付いていたのが気になりましたし)。
それに、フリースのような素材は非常に暖かいのですが、日本では暑い時期には使えそうにありません。
ちなみに、この商品には収納ケースは付属していません。
でも、収納ケースなんでなくても、なんだかとてもスタイリッシュに感じます。いえ、これは写真の男性がスタイリッシュなだけでしょうか?
▼ 例えばこちらは参考価格1,900円
▼ 例えばこちらは参考価格2,200円
FOSMON ネックスタンド
参考価格13000円。「首の骨の位置を正しく支える」というコンセプトに惹かれて。「ネックスタンド」と名付けられているくらいので、首のホールド力には一番期待していたネックピローです!
「首の骨の位置を正しく支える」というコンセプトというのは、こんな風に首をまっすぐに支えてくれる、ということだそうです。
握った感じの画像はこれです。SANDINI を握りすぎてしまってので、今回は気をつけました。
思ったより沈みました。でも、かなり良質な低反発でゆっくりグウーッっと沈む感じです。さすが、1万円越え! 首回りの留め具は使いやすいサイドリリースバックルです。
使う時には少々気をつけなくてはいけません。ネックピローの一番高い部分を、頭を傾ける位置にもってこなければいけません。
▼ 詳しくはこちらをどうぞ。
私は、頭を前に倒して寝るので、こんな感じ。
でも…。ううん…。私がつけると、上の画像の「OTHER」のような姿勢になってしまいます。155cmの私にはネックピローの高い部分が高すぎるんです。顎がクッション部分に埋もれます…。
私にはやっぱり合わない…。
VanBeeken トラベルネックピロー
参考価格19,700円。「すべての首の円周に適した、連続的に調整可能なマジックテープの閉鎖」「特許を取られたvan Beeken記憶フォームコアはあなたの首に合うようにそれを簡単にするがたくさんの支持を与えるように設計されています」直訳ながら、首をホールドしてやるぞという気概を感じて。
握った感じでは、FOSMON のネックピローを同じくらいの固さに感じました。
でも、こちらはなぜか沈まない。と言うか、「あるところまで沈んだら、それ以上は沈まない」という感じ。
使ってみると、いい感じ! 首が下に落ちすぎない気がします。機能はいろいろと考えられているようです。
これは…。ドイツ語ですね…。えっと…上から「プレミアムな形状記憶機能」「小さなポケット付き」「ファスナーはきつめでしっかりと」くらいの意味でしょうか?
「プレミアムな熟睡をサポート」「洗えるカバー」「人間工学にもとづいた形状」「マジックテープで固定」くらいの意味ですか?商品紹介はどうあれ、ネックピローにこのくらいしっかりと首の重みを支えてもらえれば、首は痛くならなさそうです。首さえ痛くならなければ機内でもかなり熟睡できそう!
このネックピローはマジックテープで固定するタイプです。やっぱりフックよりもマジックテープの方がしっかりとホールドしてくれます。
マジックテープも高級で、着け外しするときの「バリバリバリッ」という音は、他のネックピローよりは大きくありません。音はしますが。
このネックピローは後ろにスナップボタンがありました。
ネックピローの後ろ側にボタンがあるのは高級ネックピローではお馴染みなんですね。
そして、私にはとても重要な、フック用の輪っか。
これがない場合は(ペットボトルホルダーとかウエストポーチとか)自分でつけちゃいます。あるととても便利なので…。特に機内ではこの気遣いが嬉しいです。
なにより、このネックピローはものすごく小さい!
スナップボタンのおかげで小さいまま固定できるので、座席にずっと出していても、この大きさなら邪魔にならないかもしれません。
このネックピローが一番収納ポーチに入れやすかったです。
右側がお安いネックピロー、左側がお高いネックピロなんですが、左下の VanBeeken のトラベルネックピローは一回り小さいですね…。すごい。
この大きさですから! 高さはパスポートくらい。ボリュームは両手の握りこぶしを合わせたくらいです。一番お安いJ字型ネックピローのおよそ3分の1。
いえ…、4分の1くらいでしょうか。感動するほど小さいです。
このネックピローは滑り台のように前に大きく傾いていますが、首は前にはすべりません。
前下がりのこのフォルムで、どうしてあんなに安定感があるのかはわかりませんが、カーブの始まりの小高い膨らみがポイントなのでhそうか。
いずれにしても、GWのフライトにはこちらを持っていくことに決めました。機内での実際の使い心地がまたアップします。旅行が楽しみになってきました。
7つを比較して出した結論
今度のフライトはコレで勝負
こちらの2つを持っていくことに決めました。コンパクトですね…。この大きさなら、家族分を用意したいくらいです。最近のネックピローってこんなに進化していたんですね…。
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