2歳から5歳くらいの女の子に特におすすめしたい人気のこいのぼり絵本を集めました。女の子に大人気いもとようこ氏の絵の絵本であったり、「こいのぼりは男の子のおまつりだもん」と言ってこいのぼりを作ろうとしない女の子が登場したり、女の子にも読みやすい絵本をご紹介します。お子さんに読んでみませんか?
【このページの目次】
女の子におすすめ絵本5選
『みいたんのぼうけん』
2歳から
〈あらすじ〉
おかあさんが大きな紙の袋をくれました。「これでいいもの作っちゃおう!」と、みいたんは袋をハサミでちょきちょき切りはじめました。できたのはこいのぼり。みいたんが作ったこいのぼりが動き出して…。
〈おすすめポイント〉
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こいのぼり絵本の隠れた名作
この絵本はタイトルに「こいのぼり」と入っていないため「こいのぼりの絵本」と検索してもなかなかお目にかかれませんが、ストーリー展開も絵の風合いも行事絵本として秀逸です。こいのぼり絵本の隠れた名作です!
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工作やハサミへの興味を
幼稚園が始まっていない2歳から3歳のお子さんは、おそらくまだ本格的な工作というものを経験したことがないのではないでしょうか。この絵本では、みいたんはハサミを使って紙袋でこいのぼりを作ります。この絵本をきっかけにお子さん専用のハサミを買ってあげてもいいかもしれませんね。
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おもちゃが動くファンタジー
お子さんはママと一緒に自分が手作りしたこいのぼりには特別な思いを抱くことでしょう。この絵本ではその特別感が「手作りこいのぼりが動き出して一緒に冒険をする」というストーリーで表現されています。
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女の子にもおすすめ
いもとようこ氏の『みいたん』シリーズは女の子にもおすすめの絵本です。
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図書館で探してみてください
入手しにくくなっているようですので図書館を利用してみてください。
『こいのぼりこびとのおはなし』
2歳から
〈あらすじ〉
こびとが青いマントを着て飛び回れば、こびとが飛んだあとから青空が広がっていきます。「さぁ、こいのぼりを あげられるよ」と思ったら、そのとき黒い雲が現れ、こびとのマントも青空も灰色になってしまいました。そこで、こびとはしょうぶの葉っぱを探すことに…。
〈おすすめポイント〉
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菖蒲が出てくる貴重な絵本
絵本には意外と見かけない「しょうぶの葉」が出てきます。邪気を払うために日本の風習に深く根付いている菖蒲を教えてあげるよい機会になるかもしれません。
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女の子が好きになる絵本
『行事こびとのえほん』シリーズの1冊です。『ひなまつりこびとのおはなし』や『たなばたこびとのおはなし』を読んだ女の子はこの絵本が特に大好きなようです。男の子にも女の子にもおすすめの絵本です。
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図書館で探してみてください
入手しにくくなっているようですので図書館を利用してみてください。
『みどりのこいのぼり』
3歳から
〈あらすじ〉
町の家に飾られているこいのぼりを見た山の動物たちは、葉っぱを集めてみんなでこいのぼりを作りました。葉っぱでできたこいのぼりを空に揚げると、動物たちを乗せて空へ!こいのぼりと一緒に海まで飛んでいった動物たちは、そこで迷子のくじらに出会いました…。
〈おすすめポイント〉
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『なぜなに•こどものひ』コーナー
「行事のおはなしシリーズ」の絵本です。絵本のそでには『なぜなに•こどものひ』コーナーがあります。端午の節句の行事の由来やこいのぼりを飾る理由がわかります。
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自分たちで手作りする発想
町の子どもたちのこいのぼりが羨ましくて「飾ってあるこいのぼりを持ってきちゃったり」「ママやパパに買ってと頼んだり」するのではなく、身近にある葉っぱを使って「自分たちで手作りしようとする」発想はもしかしたら物であふれた今の子どもたちには新鮮に感じられるのではないでしょうか。お子さんが「あれ買ってぇ」と言ったら「じゃあ一緒に作ってみる?」と誘ってみるとお子さんの意外の一面を見られるかもしれません。
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身近なもので四季を楽しむ
外国の格言に『人生がレモンをくれたらレモネードを作れ』という言葉があります。手元にあるものよりも手元にないものにばかり心が向いてしまいがちになりますが、身近なもので四季を楽しむのは節句の行事の醍醐味の1つです。人間のこいのぼりを手に入れようとするのではなく、身近な葉っぱを使って自分たちで自分たちのこいのぼりを作ろうとする動物たちは、こんな大切なこともお子さんに伝えてくれるでしょう。
『ワニぼうのこいのぼり』
3歳から
〈あらすじ〉
ワニぼうのためにお父さんがこいのぼりを買ってきてくれました。空を気持ちよさそうに泳ぐこいのぼりが羨ましくなってしまったお父さんがおもしろいことを始めました。ワニぼうが「おとうさん、なに してるの?」と聞くと、お父さんは「ワニのぼり」と言いました…。
〈おすすめポイント〉
- 『ナンセンス絵本』で大笑い
ワニぼうのお父さんはこいのぼりが羨ましくて「ワニのぼり」になりました。実際にはあり得ないこんな奇想天外なストーリーの絵本を『ナンセンス絵本』と呼びます。笑うと健康になると最近注目されていますが『ナンセンス絵本』は笑いにイチオシです。今年の5月5日は『ワニぼうのこいのぼり』を読んでお子さんと一緒に思いっきり笑いませんか。
- 動物あてゲーム
この絵本ではワニぼうたちを真似て、たくさんの動物が「◯◯のぼり」になります。町中の動物たちが思い思いの◯◯のぼりになって空を泳ぐ最後の絵は壮観です。この見開きのページではお子さんはきっと「それが何の動物のこいのぼりなのか」喜んで探すと思います。
- 「◯◯ちゃんのぼり」
この絵本を読んだら親子でゴロンと横になって「パパのぼり」「ママのぼり」「◯◯ちゃんのぼり」になってみませんか。できれば窓からこいのぼりが見える部屋や市民パークなどがいいかもしれません。こいのぼりが泳げるほどに気持ちよく吹く風を感じて「こいのぼりってこんなに気持ちよく泳いでるんだね」「こいのぼりみたいにあんなに高くを泳いだら◯○ちゃんはどんなふうに見えるかしら」「こいのぼりみたいに高い空をグングン泳いで行きたいね」などと話してみてはいかがでしょうか。そして絵本の中の動物たちのように、ぜひ、春風の味を味わってみてください。
- パパに読んでもらいたい絵本
絵本の中でパパが活躍する物語はパパの声で読み聞かせてもらうと臨場感が違います。
『そらまで とんでけ』
5歳から
〈あらすじ〉
くりのき園のみんなでこいのぼりを作ることになりましたが、みねこはこいのぼり作ろうとしません。「こいのぼりは、おとこのこの おまつりだもん。」みんなのこいのぼりの悪口ばかりを言っていたみねこがこいのぼりを作りだしたものの…。
〈おすすめポイント〉
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集団生活の知恵と楽しさを
「くりのきえんのおともだち」シリーズです。このシリーズは幼稚園や保育園で体験する行事をとりあげながら、集団生活の知恵と楽しさを学ぶ絵本シリーズです。
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お友だちに手を差しのべる心
この絵本を読むと「自分の個性を大いに発揮すること」「お友だちの個性を尊重すること」そして「個性を共有すること」の大切さを学べます。こいのぼり作りをきっかけに人を思いやる気持ちを成長させてくれる絵本です。
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女の子におすすめの絵本
先生が「みんなでこいのぼりを作ろう!」と呼びかけると「こいのぼりは、おとこのこの おまつりだもん。」とみねこが言います。みねこ以外の女の子はそんなことを気にすることなくこいのぼりを作り始めます。こいのぼりは端午の節句の風習ですから本来は男の子の行事です。お子さんは「私もこう思う!」と言うでしょうか、それとも「みねこみたいに思う女の子もいるんだなぁ」と思うでしょうか。女の子にもおすすめの絵本です。
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鯉じゃないこいのぼり
この絵本にはいろいろな形のいろいろな魚が登場します。こいのぼりは鯉(こい)でないとダメなんでしょうか。ーはい。鯉じゃないとダメなんです。こいのぼりは「たくさんの魚が滝のぼりに挑戦して、成功したのは鯉だけだった」という中国の故事に由来していますから、立身出世を願うために鯉でなくてはいけないんです。だったら5月が旬のサワラやメバルの「こいのぼり」を作って「今日のご飯がおいしくいただけますように」なんて願っても楽しいかもしれませんね。
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