【おすすめ育児書】『1歳からみるみる頭がよくなる51の方法』心に残った言葉

【おすすめ育児書】『1歳からみるみる頭がよくなる51の方法』心に残った言葉
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くぼた式「心に残った言葉」

 

歩き始めて1・2・3歳の時期は「感性(五感)を磨く絶好期」! このゴールデンエイジを逃すと一生後悔します。 自分から動ける子、クリエイティブな子、勉強ができる子、スポーツができる子、思いやりのある子、心の強い子、円滑な人間関係を築ける子、海外の人たちとも伍してやっていける子ー。実は、すべて感性(五感)がカギを握っています。 0から1を生み出す創造性が問われる変革の時代、感性を早期から磨けるかどうかで、ますます大きな差がついてくるでしょう。 ー『1歳からみるみる頭がよくなる51の方法』まえがき…より

 

なぜ、脳の前頭前野が大事なのか?私たちは、外の世界から感覚刺激を受け入れ、脳が運動・行動を起こしています。そして脳は、感覚刺激を知覚し、認知し、記憶します。…(中略)…その神経情報を脳の前の方(前頭葉)へ送り、そこで考えを推理し、判断し、計画を立てて、運動・行動を起こし、うまく適応して生きているのです。…(中略)…うまく生きていくのに一番大事な働きをしているのが、前頭葉の前頭前野なのです。自分の意思で実行する運動は、すべて「前頭前野」から始まっています。本書の目的は、感覚と前頭前野をきたえて、創造的(クリエイティブ)な子、感性豊かな子に育てることです。 赤ちゃんは感覚・認知と運動・行動を経験することで、感覚・認知と運動・行動ができることを学習していきます。このとき、脳は大きくなり、脳の表面の大脳皮質が厚くなっていきます。すると、脳内で神経情報を伝える神経細胞の数やその継ぎ目(シナプス)の数が増えます。つまり、学習によって脳は発達していくのです。 感覚・認知と運動・行動の経験が少ないと、脳は発達していきません。感覚・認知と運動・行動のバランスがいびつだと、脳は正常に発達しません。神経細胞は「ニューロン」、継ぎ目は「シナプス」を呼ばれますが、経験を繰り返すと、ニューロンだけでなくシナプスも増え、大脳皮質が厚くなって脳が発達するのです。 ここでは、視覚を例に考えていきましょう。…(中略)…視覚野では、顔を要素(線、色)に分解して知覚しますが、視覚連合野でお母さんの顔であることを認識します。なんども見ることで、赤ちゃんがお母さんの顔を記憶するのです。この記憶は、視覚連合野で、たくさんの神経細胞のシナプスに保存されます。お母さんの顔を見た時、怒っている時、優しい顔ということも分かります。顔の単なる物理的・化学的刺激以上に伝えられる性質(クオリア)を理解することを「感性がある」といいます。 物理的・化学的刺激に含まれる価値を理解するのが、感覚連合野の情報をまとめて理解する「側頭・頭頂連合野」と前頭前野です。刺激を受けて、運動・行動をすることで始めて理解できるようになるので、いろいろな経験をしなければなりません。喜怒哀楽を体験しなければいけませんし、物事の美醜もわからなければいけません。 感覚刺激は大きく2つの系統に分かれます。…(中略)…①「感覚・認知系」、②「行動・運動系」です。…(中略)…後部皮質で、体性感覚や視覚や聴覚を受け取り、「感覚・認知系」がつくられます。 大脳皮質に覆われているところに「大脳辺縁系」とよばれるところがあり、ここで喜怒哀楽の感情がつくられ、後部皮質に伝えられます。脳の下の方に、脳と脊髄をつないでいる「脳幹」がありますが、そこに「腹側被蓋核(ふくそくひがいかく)」というニューロン集団(「核」というのはニューロンの集まりのこと)があります。この核が働くと、前頭葉と海馬の働きを高めます(中脳皮質辺縁系「動きづけの回路」とも呼ばれる)。前頭前野は、物事を考え、推理し、判断し、計画を立てる働きをし、運動前野は運動のプログラムをつくり、器用にしてくれる。運動野はひとつひとつの筋肉運動を起こすーこの一連の動作が「行動・運動系」となります。…(中略)…感情を伴った体験を後部皮質で記憶し、感性を豊かにさせ、適切に行動・運動ができるようになっていくのです。 脳科学的に「頭のいい子」とは?前頭前野は、後部皮質から感覚・認知情報を受け取り、考え、推理し、判断して計画を立てるのですが、これをうまくできる子が「頭のいい子」です。頭をよくするために大事なのが「ワーキングメモリー(作業記憶)」の働きです。 「腹側被蓋核」をよく働かせるには、よく褒めること、美味しいものを食べること、ご褒美を与えることです。前頭前野が働くと、やる気が出て、感性が豊かになっていきます。気持ちが良くなる刺激、快感を起こす刺激は、腹側被蓋核を働かせ、側坐核(そくざかく)を働かせます。快感は側坐核でつくられるので、訓練、教育、学習時には、腹側被蓋核を働かせる方が効果が上がります。 人間の脳で最も発達しているのは、前頭前野の一番前、額のすぐ後ろの全頭極です。類人猿でも少しありますが、普通のサルにはほとんどありません。前頭極は、簡単な行動を同時に2つ以上するときや、複雑な行動を順番にしていくときに働きます。例えば、食事の準備をしたり、献立を考える時や、美味しいご馳走を何皿も同時に作るときなどです。 「買い物ごっこ」は前頭極を鍛えるのに良い遊びです。感性豊かな人なら将来、お客さんにたくさん商品を売ることができます。 ヒトの脳は200万年前ぐらいから徐々に大きくなっています。動物が捕まえた小動物を、走って行って横取りして食べ、脳と身体が徐々に大きくなってきました。脳をきたえるには、歩いたり、走ったりするのが重要です。特にマラソンは効果的です。人類の歴史から見ればマラソン(持久走)がヒトを形づくったとも言えるでしょう。感性を豊かにするためにもマラソンは有効です。 ー『1歳からみるみる頭がよくなる51の方法』プロローグより

 

テープでどう遊ぶかは、お母さんの誘導次第です。うまくお子さんが遊びに入り込み、長く興味が続くようにしてあげてください。お母さんの行動を真似ることで、徐々に覚えていきます。お母さんも遊び好きになってください。器用な手にするためには、楽しい遊びの中でどんどん働きかけます。 手を器用に動かす時には、運動前野が働いていますが、不器用な動かし方では働きません。器用に動かせるようにするには、お母さんも一緒に遊んで、手の動きを見せて、真似をして破らせます。運動前野の外側部には、鏡神経細胞(ミラーニューロン)があり、人の真似をする時に働き、器用に手を動かすのを助けます。手を器用に動かす時には、運動前野の神経細胞が働きますが、お母さんの手の動きを見ているだけでも、子どもの手は動きやすくなります。 ー『1歳からみるみる頭がよくなる51の方法』P61より

 

絵心をそだてる

「グチャグチャガキをこれ以上続けさせてはダメ。紙は一枚だけ与えて、円と三角と直線を描かせること。『円を3つ、それより小さな円を3つ』と言って、その通り描けるように導くこと」…(中略)…言われた通りのものを素直に描ける脳の働きができてこそ、自分の心のおもむくママに描くことができるのです。つまり、自由な絵を描けるというわけです。 …(中略)…紙を取り上げ、グチャグチャ描きをやめさせ、絵の具を与え、塗り絵、写し絵をさせ、雲形定規などを使わせて、テーマ通りの形を色で描く時間をつくりました。そして、家族中で同じことをしてもらい、グチャグチャ描きを卒業させたのです。 …(中略)…描く動作以外に、お椀やお茶碗、歯ブラシの持ち方、積み木の持ち方など、2つの手をうまく動かすことができるかをチェックします。そして手を取り、手を添えて教えてあげてください。回数を重ねていくうちに、お子さんの器用度が増します。これらは、極めて基礎的な学習です。縁も、長い線も、言われるままに描けるようになると、好きなものを自分なりに描けるようになります。 …(中略)…ここで注意すべきことは「犬」が「猫」に見えても、「犬はこんなんだじゃないでしょ」といった批判は絶対にしてはいけないということです。大人の既成概念でお子さんの絵を絶対批判しないでください。…(中略)…「犬ってこうでしょ」などと言って、絵に手を加えるのも厳禁です。 ー『1歳からみるみる頭がよくなる51の方法』P104より

 

描いたものは子どもに説明してもらい、褒めることが重要です。褒めることで、中脳皮質辺縁系(動機付けの回路)を働かせるのです。褒められると、側坐核が働き、気持ちよくなって、また描こうという気になります。描いたものの「質」を批判してはいけません。何をどのようにひょうげんしあか、じっくり聞いて褒めるのです。中脳皮質辺縁系が働き、前頭前野を働かせるようになるので、また描こうという気持ちが蘇ってきます。何回か褒めることを繰り返すと、描くことが好きになってきます。まさに、「好きこそものの上手なれ」ですね。 ー『1歳からみるみる頭がよくなる51の方法』P106より

 

「15分プレーしたら外一周」「30分プレーしたら外遊び30分ルール」を儲け、画面から一度離れさせ、目の保養をさせました。 ー『1歳からみるみる頭がよくなる51の方法』P128より

 

手作り童話

大きな分厚い白紙、フェルトペン、色紙、ハサミを用意し、子どもを前にすわらせて紙に実践で絵を書き始めます。 例:発話を促すためのお話 〇〇ちゃんが公園に着きました。 (斜めに放物線を引きます) お池があります。 大きな木があります。 大きな木にりんごがなっています。 (実線で丸を一つ描き、手の指を使って様子を表します) 「あかーいりんごです。おいしそうです」 (これは状況説明です) おや、りんごがボトンと落ちました。 コロコロ、コロコロ、ポシャン、お池に落ちました。 お池にポシャンと落ちました。 これを繰り返し飽きるまで聞かせます。リズムを変え、速くしたり、ゆっくりしたりしながら。…(中略)…少しでも創作童話に親しませて下しあ。描いた絵はあとで数を数えたり、色を教えたり、配置を一緒に考えるなどして、創作玩具として遊べます。 …(中略)…手作り童話の中に、風の服音、雨の降る音、川のせせらぎ、動物の鳴き声、飛行機の音など、同じ発音を何度も繰り返し聞かせてあげてください。音から映像をイメージでき、映像から音をイメージするようになって初めて想像力が飛躍的に発達します。 ー『1歳からみるみる頭がよくなる51の方法』P209より

 

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