レゴジャパンによると東大生の7割がレゴで遊んだ経験あり! レゴの教育効果なら東大院生の著書『空間的思考法 世界が認めた、現役東京大学大学院生の頭の中!』を読めば、レゴが育む東大脳の関係がつかめる(かもしれません)。
【このページの目次】
東京大学レゴ部
注目は東大の学園祭レゴ展示
東京大学にはレゴ部があります。その名の通り、東大生がおもちゃのレゴで遊ぶ部活です。が、作品群は遊びの域をはるかに超えています。東大の学園祭である「五月祭」で展示される作品はどれも緻密で繊細、レゴのおもしろい色や形を実にユニークに使いこなして製作されています。機会があればぜひ一度お子さんと一緒に見学を!
レゴジャパンの大学別調査
レゴと東京6大学の相関関係
ライブドアニュース:2018年3月11日 10時0分 キャリコネニュース 「東大生の7割がレゴで遊んだ経験あり」ー2018年3月7日、レゴジャパンが「レゴと知育の関連性に関する調査」の結果を発表したと報じられました。この調査によれば、
東京6大学の出身者各100人のうち、レゴブロックで遊んだことがある人の割合は、東京大学で67.8%、早稲田60.9%、慶応66.7%、立教69.1%、明治67%、法政67.9%
でした。東京6大学ではどの大学もおよそ3分の2ほどの学生がレゴで遊んだ経験があるという結果が報告されました。
レゴで伸ばせたと思う能力
レゴで遊んだことがあると回答した東大生にさらに「レゴが良い影響があったと思う能力」を調査したところ、
「集中力」に良い影響があった 57.6% 「空間構成力、イメージ力」に影響があった 51.5% 「アイデアを膨らませる創造力」に良い影響があった 51.5% 「目的達成力」に良い影響があった 48.3% と回答した
という結果が報告されています。他にも「柔軟な思考力」「論理的思考力」「豊かな表現力」「ひらめきを得る想像力」がそれぞれ2〜3割程度の東大生が良い影響があったと回答しており、「レゴには特によい影響はなかった」という回答は15%ほどでした。 ちなみに、「東京大学に入るために必要な要素は?」という質問には「集中力」が1位で74.7%、大差をあけて2位が「論理的思考力」50.6%という結果に。
効果的だと思うレゴの遊び方
ライブドアニュースの記事には
レゴ経験者の学生の中で、特に「説明書等がなく、ゼロから作るシリーズ」で遊んでいた人の割合は、東京大学で93.9%に達し、慶応大学でも92.3%、法政大学でも92.1%となっている。 「ゼロから作るシリーズ」がどのような能力を引き出すのに役立つと思うか聞くと、「アイデアを膨らませる創造力」が71.0%に上った。レゴが知育に役立っていることがうかがえる。
レゴの知育効果が分かる本
こちらの本にはレゴが好きすぎてレゴのプロにまでなった現役東大生の頭の中が赤裸々につづられています。レゴが好きになるとなぜ頭がよくなるのか、どう賢くなるのか、どんな風に頭の中が変わっていくのかが疑似体験できます。
著者は現役東大院生
著者は「日本人初、世界13人目の最年少レゴ®認定プロビルダー」で現役東京大学大学院生である三井淳平氏。三井氏は名門灘中学・高校から東京大学に進学。東京大学では「総長賞」を受賞しています。
三井氏がレゴで学んだこと
空間認識力
(要約)算数の平面図形と立体図形は一番得意だったが、図形問題を見るとレゴブロックで試行錯誤したことが役立つことが多く、図形問題を見ても慌てることがなかった。算数は一つ一つ論理的につめていってパズルのように解いていく点でレゴブロックと似ており、一つ一つステップを踏んでコツコツと問題を解くということを楽しめた。
立体的思考力
(要約)立体的な形、いわゆる3Dで考える癖がつき、見たものを頭の中でひっくり返してみたり、自由に動かしてみたりしながら全体像を予測する習慣がついた。
組み合わせるという発想力
(要約)組み合わせて組み立てるという発想はレゴをしていると自然に身についた。
自信と達成感
(要約)「やれば出来る」という自信と、頑張った努力をレゴを見て実感することに裏打ちされた「ここまでやれば、これほどの達成感を味わうことができる」という達成感。
失敗に負けないようになった
(要約)レゴは失敗の繰り返し。特に年齢が上がり、創作物が複雑になれば複雑になるほど難しくなり試行錯誤が必要。何度失敗しても、最後には成功できたという成功体験が次の失敗を乗り越える原動力になる。
計算が早くなった
レゴを買うなら必読書!?
幼少期から東京大学入学までレゴで遊びながら感じたこと、自分の思考の変化や学校の勉強で感じたレゴの効果など、興味深いテーマが盛りだくさんですが、三井氏のご両親インタビュー「三井家の子育て」も読み応えがあります。 お子さんにレゴを買ってあげるなら、この本はおすすめです。
専門家のコメント
東大理Ⅲ4人の佐藤ママ
レゴジャパンの調査リリーズでは、4人の子どもを東京大学理科Ⅲ類に合格させた「佐藤ママ」こと佐藤亮子さんが「(子どもにはレゴを)2歳からさせました」「手先、特に指を使うのでやはり脳の発達にいいと思います」とコメント。
教育評論家の石川幸夫氏
以下、ライブドアニュースの記事に掲載されたコメントです。 「レゴは、完成品ではないため、子どもの想像力と創造力を養うのに役立ちます。思い描いている物をどうやって作り上げるのか考える中で観察眼も育ちます。レゴだけでなく、積み木や藤井聡太さんが遊んでいたというキュボロも同じような効果があると思います」 「有名大学出身者の多くが幼児教育を受けていますが、その中でレゴや積み木を使うことが結構多いです。優秀な学生は空間認識能力が秀でていることも多い。子どもも完成品のおもちゃを与えられるよりも、集中して楽しんでいますよ」
教育ジャーナリストおおた氏
以下、ライブドアニュースの記事に掲載。 「旧来の学校の勉強ではなかなか伸ばせない探究心・創造力を、レゴは刺激してくれるのだと考えられます」と指摘。
レゴの購入で迷ったら
レゴは対象年齢ぴったりのものを買うのがおすすめです。
Amazon売れ筋ランキング
幼児向けのレゴデュプロと一口に言ってもさまざまな種類が売られています。レゴデュプロの売れ筋を見てみると、一年中どんな季節でも上位に入っているのは女の子向けであれば例えばこちら。
男の子向けであれば例えばこちらなどは大人気商品です。
さすがに売れ筋商品というだけあって、これを見たお子さんはほぼ間違いなく喜ぶと思うのですが、しかし知育的な効果を考えた場合はこのような出来合いの形をしたパーツにはレゴの効果はほとんどありません。少々組み立てはしますが、これはどちらかというとリカちゃんでのおままごとや戦隊フィギュアでの戦いごっこと大差なくなります。(それでも「レゴというおもちゃに慣れる」という意味で入り口としての役割は果たしてくれますが)
おすすめというより必須
数年後にレゴクラシックにレベルアップすることを見越して、幼児期からの知育的効果を考えると「おすすめ」というよりも必須アイテムにちかいほど一押しなのがこちらのパッケージです。
ブロック系の知育玩具は「パーツが多ければ多いほど知育効果が高まる」という特徴がありますから、一人っ子のお子さんで最低限このくらいの量は与えてあげたいところです。欲を言えば2箱あると、壮大なレゴ作品を作ってくれます。兄弟がいる場合には知育的観点から見ると(楽しそうに遊んではくれますが)この量では足りないでしょう。
間違いなくマストアイテム
レゴ作品の一番下に敷いてある土台になっているプレートを「基礎版」と呼ぶのですが、この基礎版はマストアイテムです。
レゴで遊んだことのある方はご存知でしょうが、この基礎版があるのとないのとではレゴ遊びの深度がまったく違います。必ず1枚、できれば4枚あると基礎版によるタングラム的な図形把握効果も期待できるので非常におすすめです。(ご兄弟がいる場合は必ず元は取れるはずですのでレゴデビューと同時購入を強くおすすめできます) おすすめ関連記事
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