賢くなる知育玩具! レゴの2大効果をより高める遊び方[特に幼児におすすめ]

賢くなる知育玩具! レゴの2大効果をより高める遊び方[特に幼児におすすめ]
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こんにちは。元幼児教室講師小日向です。レゴには多くの知育効果が期待されていますが、2大知育効果と呼べる特徴的な効果があります。どちらも大切な能力でありながら、子どもに自由に遊ばせているだけだと子どもが得意な能力だけに偏りがち。できるだけ早く、できるだけ効果的に(子どもに悟られないように)バランスの取れた遊び方ができればレゴの効果もいっそう高まります。

レゴの知育教育効果

レゴの数多の知育効果

レゴで遊ぶと複合的かつ重層的な知育効果が期待できるとされています。「レゴの効果」と効くと誰もが思い浮かべる想像力や創造力から、空間認識能力、諦めない心、新しいことに取り組む意欲などまで。さらに、日本人初のプロレゴビルダーである三井氏(もちろん東大卒)は計算力もついたと著書で語っています。

レゴの2大知育効果

レゴの2大知育効果は「問題解決能力」を鍛えてくれること、そして、「発想力」を伸ばしてくれることの2つです。

問題解決能力

問題解決能力はプログラミング教育の始まりを前に幼児教育界では非常に注目されているキーワードです。レゴスクールなどではこの問題解決能力を全面的に押し出しており、実際にレゴスクールを受講すると(実際にレゴで遊んでいない親でも)その効果を実感できるほどです。

新しい発想力

レゴはまったく新しい形を作り出すことができるおもちゃです。20年後には半分以上の仕事がロボットに取って代わられると言われている時代に進路を大きく分けるのは、今までにはないものを作り出せる発想力です。レゴはその力を楽しく伸ばしてくれます。この「新しいものを作り出す発想力」はレゴジャパンの調査で「東大生がもっとも良かったと感じた能力」に挙げられています。

レゴの2大知育効果の問題点

レゴは遊ぶだけで問題解決能力も発想力も鍛えてくれますが、遊び方によって重点的に使われる能力が決まります。

問題解決能力の問題点

レゴスクールのように課題を与えられてレゴを製作する場合には主に問題解決能力が鍛えられます。これは例えば、レゴ作品の写真や作り方を見て、与えられた完成形を「自分で再現してみよう」というアプローチです。

作り方が決まっているので、その正しい作り方をどのように解読し再現してみるかが醍醐味で、製作過程では「どうしたらいいのか分からない」という次々に直面する問題を解決することで、遊びながら

何が問題なのかを見つける力
問題の細部を分析する力
問題を複眼的に考える力
問題を解決した時の達成感
問題に直面した時の立ち向かう意欲

などの能力を、子どもたちはトレーニングできていると考えられています。この問題点は「何かしら課題が与えられないと始められない」という点です。

レゴスクールなどの前段階である幼児期のレゴ遊びなどでは特に、いつも「この写真のコレを作ってみよう」と課題を与えてから遊ばせていると「自由に好きなものを作ってごらん」と言っても手を動かせなくなってしまいます。

発想力の問題点

一方、子どもが自宅で何時間も集中して作品を作っている場合は、往々にして、自分だけの独自の世界観を創っていることが多いものです。

特に幼児期のレゴ遊びでは、たとえ色がバラバラでも子どもたちの頭の中では素晴らしく塗装された壁や機械に見えているのだと思います。長く集中して作り上げたレゴ作品を「ママ、パパ、見てぇ〜!」などと披露してくれる時の熱いプレゼンでは次々と言葉が飛び出してくるほどでしょう。

しかしながら、いつも「自由に好きなものを作ってごらん」という遊び方ばかりをしていると、完成形やテーマを与えて「コレ(こういうもの)を作ってみようか」と誘っても遊びたがらなくなります。すでに豊かすぎる発想力で作りたいものがたくさんあるのに、レゴを前にして(自分が作りたいものではなく)違うものを作れと言われれば面白くないのも想像に難くありません。

効果を高めるためのコツ

つまり、レゴの知育効果を最大限に活かすためには遊び方を変えることに慣れ、違う遊び方でレゴ遊びをすることを楽しいと思わせてあげなくてはいけません。

コツは2つの効果のバランス

コツは「問題解決能力」を伸ばす遊び方と「発想力」を伸ばす遊び方をバランスよく取り入れてあげることです。

スタートはお子さんのタイプ判別

まずはお子さんが普段レゴでどのように遊んでいるかをよく観察してみてください。パッケージの写真などと同じものを作りたがっているのか、自分で独創的な作品を作りたがっているのかが分かれば、お子さんが得意な分野とは違うもう一方の能力を伸ばせるような遊び方を提案することができます。

問題解決能力を伸ばすヒント

いつもオリジナル作品ばかりを作りたがるお子さんには、あえて購入時の箱やバケツをそれとなく見せてみて「これ作ってみない?」と誘ってみてください。このような親の誘いにまったく乗ってこないお子さんであれば、お子さんのすぐ隣で「パパはコレを作ってみよう〜!」と楽しそうに作ってあげてください。どんなお子さんでも5回もしていれば親の真似をするようになります。(親のいないところで始める場合もあるので要観察です・笑)

パッケージ写真の作品をあらかた作り尽くしてしまった時には、レゴデュプロで「世界一周」がおすすめです。幼児向けのレゴデュプロでは一般のレゴのような精密なものは作れません。しかし、レゴデュプロでも世界一周の旅はできます。世界遺産のほんの一部を再現してみたり、有名なお土産を作ってみたり、多少形がいびつでも色がまったく違っていても子供の豊かな想像力で補ってくれますので楽しめると思います。出来上がった作品は写真に撮って、何度か見直していると地理や文化の勉強の下地作りにもなりますのでおすすめです。

発想力を伸ばすヒント

すでにあるレゴの形ばかりをなぞって遊んでいるお子さんは、なんとか「自分だけの形」を作る楽しみを味あわせてあげたいものです。おとなしい子を走り回らせるのが難しいように、決まった形を再現する楽しみを覚えてしまった子はなかなか「自由に作ってみよう」で上手に遊べません。

お子さんへの最初のアプローチとしておすすめなのは、いきなり「テーマを与えずに自由に作らせる」のではなく、徐々に「テーマ自体を抽象化していく」方法です。

「今日は病院を作ってみない?」や「昨日行ったおばあちゃんちを作ってみようか」などと過去の体験に基づくものから作り始めて、徐々に「今日はうさちゃんの街を作ってみない?(うさちゃんが誰かは親子ともに不明)」や「今日は窓が50個もある大きなビルを作ってみようかな〜(なぜ窓が50個も必要なのかは親子ともに不明)」などと分かりそうで分からないテーマに変えながら、最終的には「今日は傘のダンスパーティーを作ってみようかな」「今日は花火たちの遠足にしようかな」と見たことも聞いたこともないけれど「傘」や「花火」など知っているものの「何か」を作るように誘ってあげてみてください。絵本の読み聞かせをしているご家庭であれば「大きなカブの絵本の、カブが抜けた後のおじいさんちを作ってみようかな」など、絵本の物語の続きを考えるという方法も非常におすすめです。

レゴの購入で迷ったら

レゴは対象年齢ぴったりのものを買うのがおすすめです。

Amazon売れ筋ランキング

幼児向けのレゴデュプロと一口に言ってもさまざまな種類が売られています。レゴデュプロの売れ筋を見てみると、一年中どんな季節でも上位に入っているのは女の子向けであれば例えばこちら。

男の子向けであれば例えばこちらなどは大人気商品です。

さすがに売れ筋商品というだけあって、これを見たお子さんはほぼ間違いなく喜ぶと思うのですが、しかし知育的な効果を考えた場合はこのような出来合いの形をしたパーツにはレゴの効果はほとんどありません。少々組み立てはしますが、これはどちらかというとリカちゃんでのおままごとや戦隊フィギュアでの戦いごっこと大差なくなります。(それでも「レゴというおもちゃに慣れる」という意味で入り口としての役割は果たしてくれますが)

おすすめというより必須

数年後にレゴクラシックにレベルアップすることを見越して、幼児期からの知育的効果を考えると「おすすめ」というよりも必須アイテムにちかいほど一押しなのがこちらのパッケージです。

ブロック系の知育玩具は「パーツが多ければ多いほど知育効果が高まる」という特徴がありますから、一人っ子のお子さんで最低限このくらいの量は与えてあげたいところです。欲を言えば2箱あると、壮大なレゴ作品を作ってくれます。兄弟がいる場合には知育的観点から見ると(楽しそうに遊んではくれますが)この量では足りないでしょう。

間違いなくマストアイテム

レゴ作品の一番下に敷いてある土台になっているプレートを「基礎版」と呼ぶのですが、この基礎版はマストアイテムです。

レゴで遊んだことのある方はご存知でしょうが、この基礎版があるのとないのとではレゴ遊びの深度がまったく違います。必ず1枚、できれば4枚あると基礎版によるタングラム的な図形把握効果も期待できるので非常におすすめです。(ご兄弟がいる場合は必ず元は取れるはずですのでレゴデビューと同時購入を強くおすすめできます)

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