こんにちは。元幼児教室講師小日向です。
今日は知育玩具の代表格であるレゴの中でも幼児向けであるレゴデュプロの「知育効果が高まるおすすめの買い方」です。レゴには普通サイズの小さなパーツと、レゴデュプロという名の幼児向けの大きなパーツがあります。初めてのレゴデュプロを選ぶときには絶対にチェックしておきたい「子供をレゴ好きにする選び方」のポイントを9つご紹介します。
【このページの目次】
知育玩具としての「レゴ」
レゴってどんな知育玩具?
レゴはパーツをつなぎ合わせることで立体的で魅力的な造形物が制作できる知育玩具で、対象年齢は1歳半から大学生のロボット製作までと幅広いのが特徴です。
レゴの知育的教育効果
レゴの知育効果は想像力や創造力を鍛えられるだけではありません。
レゴジャパンは東京6大学の学生600人を対象にレゴ遊びに関する調査を行なっています。その結果は非常に興味深いものです。
幼児が夢中になるレゴの条件
レゴのパーツ自体は無機質なので、1歳から4歳くらいまでの小さな子供にはレゴがいくらカラフルでも(5歳以上ならレゴの色に一目惚れ)レゴのパーツはつまらなく感じてしまうこともあります。
そのため初めてのレゴデュプロ選びのポイントは子供を惹きつけられるセットを選ぶことです。まだレゴのパーツを組み合わせることに慣れない1歳から4歳くらいまでの小さな子供に初めてレゴデュプロを買うなら、子供が好きなレゴパーツが入っているセットを選ぶと失敗しません。
買いたい動物が入っているかどうかはパッケージの写真を見ればだいたい分かります。そのため、初めての購入ではインターネットより実店舗の方が格段に選びやすいです。
1. 動物が入っていること
レゴの動物パーツは「動物」と一口に言っても、すべて揃えれば本格的な動物園が作れてしまうほどたくさんの動物が用意されています。お子さんの好きな動物が入っているものがおすすめですが、まだ特定の動物に強い興味を示さない年齢であればゾウとキリンなど動物園の人気者はハズレがありません。
▼より知育効果の高い動物レゴセット
ママやパパがレゴ経験者ですでにレゴのおもしろさを知っていたり、「レゴで遊び倒すぞ!」という強い意志のあるご家庭には次の2つが特におすすめです。
世界のどうぶつ世界一周セット
世界の動物シリーズには他にも「世界のどうぶつ“北極セット”」や「世界のどうぶつ“ジャングルセット”」があります。
恐竜セット
ママやパパが恐竜好きならレゴデュプロにも恐竜セットが入っています。子供が恐竜に興味を持つと、図鑑教育や博物館教育にスムーズに発展させやすいのでおすすめです。
2. 人形が入っていること
レゴの人形パーツも種類は豊富で、女の子なら赤ちゃんやお姫さま、男の子なら消防士や警察官などが選べます。将来お買い物ごっこができそうなものは数字に強い子になる上に長く遊べるので、知育効果という点からは非常にコスパのよいセットです。ディズニーキャラクターもいます。
3. 立体的に作れること
幼児は少しでも高さのある3Dな造形物にとても興味を示します。遊園地セットや公園セットには高低差のある滑り台のようなパーツが入っているのでおすすめです。女の子でお姫さまセットを買うならラプンツェルセットのような高さのある建物があるものは、より多様な遊び方で遊んでくれます。
4. 動くパーツが入っていること
男の子なら、自動車であれ機関車(レゴ (LEGO) デュプロ はじめてのトレインセット)であれ「車輪」がついたパーツがあると喰いつきが違います(笑)女の子であれば、ドアや窓が開閉できたりするセットがおすすめです。
5. 柵パーツが入っていること
マイナーな「柵」が作れるパーツが幼児には予想外にウケがいいので見落とせません。子供は自我の第一歩として「自分」と「他者」を区別する段階に入りますが、ちょうどそのタイミングで「自分のもの」を区別したがる時期がきます。その頃から大活躍するのが柵パーツです。レゴの柵は互換性があり、お互いにくっつけたり曲げたり自由に形を変えられますので図形感覚も鍛えられるようになっています。柵パーツを持っていると、レゴ遊びに深みが出ます。
6. コンテナに入っていること
レゴの知育効果をより高めようと思えば、購入時のパッケージには入りきれないほどのパーツが身近にあった方がよいのですが、それはもう少し将来の話。「初めてのレゴ」なら、このようなコンテナに入っていた方が片づけが楽なのでママに嬉しい。ママに嬉しいと「楽しく」遊べる機会がぐんと高まりますので、脳への刺激(身近な人の笑顔がよい脳伝達物質を生む)には好効果です。
初めてのレゴ 買い方のコツ
1. 数をそろえる
レゴに限らず、キュボロ (cuboro) キュボロ スタンダード [並行輸入品]やピタゴラス ひらめきのプレート PGS-119など、パーツを組み合わせて遊ぶタイプの知育玩具は数がものを言います。暴論を恐れずに言えば「数が多ければ多いほど知育効果が上がる」と言えるわけです。(そのため、家のレゴではあまり遊ばない子供がなぜか児童館のレゴでなら数時間も集中できる、などという現象が起こります。児童館などでは用意されている量が違いますので)その他の具体的な選び方は別記事にて。
2. レゴセットの種類を知る
レゴにはさまざまなパーツがセットになって売り出されていますが、大きく分けるとレゴのセットは2種類しかありません。
1. 特定のテーマに沿ってレゴ作品を作るセット
例:公園、おうち、遊園地など。(ふつうのレゴになれば「世界遺産」や「宇宙基地」などとスケールが広がります)
2. 特定のテーマがなく自由にレゴ製作を楽しむセット
各パーツの色や種類がそろった「基本ブロック」セット。東大生がレゴで役に立ったと回答した「作り方がなく自由に作れるレゴ」タイプ。
3. レゴの基礎版を買う
レゴの基礎版は、レゴの造形物の基礎となる土台の部分です。ママやパパも一度遊んでみると実感していただけると思うのですが、基礎版を持っているか持っていないかでレゴの魅力は雲泥の差です。「基礎版を買ってからレゴへの集中力が高まった。こんなことなら最初から買ってあげれば良かった」というレビュー多数のレゴ遊び必須アイテムです。
注 : 買って失敗しやすいレゴ
値段も5000円以下で手が出しやすく、パッケージにも「はじめてのレゴ」なんて買いてあるので買ってしまいがちですが、このセットは「はじめてのレゴ」としては結構レベルが高め。
商品画像にあるような、独立した立体物を作るのは乳幼児には至難の技です。お兄ちゃんやお姉ちゃんが遊んでいるところを日頃から見ている子でもなければ、なかなかこのようなレゴ作品は作れません。
しかも、パーツが80個しか入っていないので「ママやパパと一緒に遊ぶ」という状況も作りにくいため、初めてのレゴとしては、このレゴはなかなか失敗率の高いセット内容なので注意が必要かもしれません。
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