【新英検2級のライティング対策】一発合格する英作文の書き方のコツと勉強のコツ

英検2級ライティング対策!勉強計画のコツと英作文の書き方のコツ
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日本の学校では「小論文」の書き方よりも「作文」の書き方に時間が割かれますが、作文の授業では「文章構成」よりも「文章の内容」が重視される傾向にあります。私たちが義務教育で学んだ「よい文章」は「得点が取れる文章」ではない可能性がありますから、日本語で作文を書くときと同じ思考回路で文章を組み立ててしまうと得点が伸び悩むかもしれません。

ライティング試験の対策とは

エッセイという名の小論文

初めて試験に挑戦するときには試験の形式や傾向に慣れるのに時間がかかりますが、中でもライティング対策は入試英語とは大きく異なるため敷居が高く感じられます。ライティング問題は「エッセイ」問題とも呼ばれますが、英語の「エッセイ」は日本語のエッセイとは全く違います。英語の「エッセイ」は小論文のことです。欧米の小学生の宿題にはエッセイがよく出されますが、宿題でエッセイが課された場合、子どもが書かなくてはいけないのは作文ではなく小論文です。自分が見たものや感じたことを情緒豊かに書くのではなく、自分の意見を根拠や例示を添えて論理的に書く練習を、欧米の子どもたちは小学生のうちからしているのです。

エッセイは小学生でも書ける

小論文というと難しく聞こえるかもしれませんが、TOEFLにしても、IELTSにしても、英検1級にしても「ライティング試験が難しい」というわけではありません。私が学んだイギリス人講師は「エッセイなんて子どもだって書けるんだから簡単よ」と口癖のように言っていました。特にTOEFL, IELTS, 英検1級などのライティング試験では(大学の授業と違って)書いた英文の内容の是非は問われませんから、内容が少々幼稚でも問われている項目に対して過不足なく素直に答えている英文を書くことができれば合格点は取ることができます。

合格する英作文を書くヒント

エッセイやライティングなどの英作文問題で合格点を取るための試験対策は「知る→書く→直す」と非常にシンプルです。「合格できるエッセイとは何かを知ること」「エッセイという形式の文章を書くこと」「自分が書いた文章を合格できる文章に直すこと」を何度も何度もくり返すだけ。しかし単にくり返すだけではいけません。合否を左右するのは(ライティング問題の場合は殊に「勉強した時間」よりも)勉強の「質」です。

合格する英作文を「知る」

合格するために書くべきエッセイというものが分かっていないとライティングのための試験勉強は始められません。合格できるエッセイを知るためにはエッセイの正しい文章構成で書かれた文章をたくさん読む必要があります。 エッセイの正しい文章構成で書かれた文章を読む機会といえば、試験対策問題集に掲載されているライティング問題の模範解答や、試験対策講座の中で他の受講生が書いた作文を添削作文くらいでしょうか。試験問題のように少ない字数で、かつ、きちんとした三段構成になっている文章はともすると幼稚になりがちですから、生の英文には多くはありません。「きちんとした三段構成」の文章はネイティブ向けの新聞や雑誌にはほとんど見られませんので、普段から多読に取り組んでいる方でもなかなか機会はないかもしれません。

英作文を何度も「書く」

仮に「きちんとした三段構成の英文」に触れる機会がふんだんにあっても、実際にエッセイを書いてみなければライティングの力は伸びません。ここでわざわざ書くまでもありませんが、試験に臨む際にはエッセイはたくさん書いて練習しましょう。試験に出やすいテーマは対策本や講座、インターネット上の各種サイト内など至るところで入手することができますから、試験に出やすいテーマについては一通り全て取り組んでみることをおすすめします。また「試験の出題傾向にないテーマ」でも三段構成を考えてみるのは特におすすめです。例えば友人と新作映画についておしゃべりをした日には「あの新作映画は見るべきか否か」についてエッセイを書くとしたらどのような構成にするか、「序論、本論、結論」を考えてみましょう。エッセイで合格点を取るためには、「論を立てやすく」かつ「間違いのない英文で書ける自信のある」根拠や例示をいかに素早く見つけることができるかが大切になりますので、普段から自分の意見に対する根拠を3つ挙げる練習をしておくとエッセイが書きやすくなると思います。

合格する英作文に「直す」

エッセイは書きっぱなしではほとんど効果はありません。書いた英文を「合格できるエッセイ」に添削してもらう必要があります。ここが一番の問題です。前述のように「合格できるエッセイ」に添削することができる英語講師が少ないからです。TOEFLにしても、IELTSにしても、英検1級にしてもライティングの添削講座は非常に高額で、内容も高度。受講することに二の足を踏んでしまう方が多いのではないでしょうか。結局、自分一人でライティング対策をして試験に臨む方は非常に多いと思います。

合格する英作文を書くコツ

英検2級のライティング対策のヒントになれば幸いです。

英作文を書く思考に慣れる

英検2級のライティング対策として英作文の練習をする場合、準備をすべきは「(ライティングに使える)英単語や英語表現の習得」ではなく「(ライティングの得点につながりやすい)内容をいかに素早く選択できるようになるか」だと感じています。

例えば、テーマが「車の代わりに自転車を利用するエコな暮らしをどう思うか」だったとします。得点がとれる思考というのは「私は自転車生活がいいな。自転車に乗るのは嫌いじゃないし、やっぱり将来のためにはお金も貯めたいし…」ではないと思います。

英検2級のライティング試験でまず考えなければいけないのは個人的な意見や好みではなく、与えられたテーマについての「メリットとデメリット」です。車のある暮らしのメリットとデメリット、自転車を使う暮らしのメリットとデメリットのそれぞれについて「根拠や例示を挙げられる意見を3つずつ見つけ」「英語で最も上手に表現できる意見はどれかを瞬時に判断し」「書き損じのないようにスムーズに解答用紙に書く」。この3ステップをできるだけ早くこなせるように訓練するのが「ライティング対策」と言うのだと思います。

語彙力は大前提

ライティングにも語彙力は必須です。英文を書くにあたって語彙力は大前提になるため、試験対策本にはよく「まずリスニング問題とリーディング問題をたくさん解いて、出てくる単語をすべて覚えて語彙力をつけましょう」などと書いてあります。確かにライティングにも語彙力は必須ですが、それは「語彙力がつくまではライティング問題を解かない方がよい」ということではありません。

勉強のコツは「早く始める」

解けるなら解いた方がいい

現実的な問題として語彙力がないとライティング問題に取りかかることができず、無駄に「単語を調べる時間」「構成を考える時間」がかかってしまうために、語彙力が不足している状態でライティング問題に取り組んでも勉強効率がよくありません。語彙力に不安があってもライティング問題を解けるなら解いた方がいいに決まっています。理由は3つです。

書けば記憶定着率が上がる
書けば語彙力が強化される
書けば勉強効率が上がる

書けば記憶定着率が上がる

人は一度覚えて忘れたものを再度思い出した時に強く記憶に残ることが実証されています。リスニング問題やリーディング問題で覚えた英単語や英語イディオムをライティング問題で使おうとした瞬間に、新出単語は確かな実力に変わります。インプットが大切な時期というのは確かにありますが、インプットと当時に少しでもアウトプットをする機会を作ると記憶の定着率は格段にあがります。

書けば語彙力が強化される

英単語や英語表現を記憶できるかどうかはその英語に出会った「質」と「量」に比例すると言われますが、ライティング対策をしていると新出英語の出会いの「質」を高めることができます。インプット重視の勉強をしていると無意識のうちに勉強姿勢が受け身になっていきますが、インプットの勉強と並行してアウトプットの訓練を取り入れるとリスニング問題でもリーディング問題でも新出単語への意識が変わるからです。例えば「こう言いたい時にはこういう表現もできるのか」「この表現はこういうテーマでライティング問題が出題された時に使えるかもしれなし」などと多角的な視点で英語表現を捉えようとするからです。ただ「これは重要だ、覚えなきゃ」と覚えるのではなく、単語や表現に対してより意欲的になれればその分だけより語彙力強化につながります。

書けば勉強効率が上がる

試験対策として最初に攻めるべき分野というものは必ずあるのですが、多くの日本人が苦手意識をもつライティング対策をしないまま試験勉強をしていると、ある瞬間にふと「このまま勉強していてライティングは間に合うのだろうか」と不安になってしまいます。試験という敵の全容をしらないまま勉強の量だけを重視して勉強を続けていると、まるで喉にささった小骨のようにいつもどこかに不安を抱えたままになってしまいます。不安感はストレスを倍増させ、勉強意欲や記憶力にも悪い影響を及ぼします。特に初めて英検2級に挑戦する際には、本格的には取り組まずとも、ライティングの形式に慣れる程度の練習は早いうちから始めるのがおすすめです。

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