【おすすめ育児書】『赤ちゃん教育ー頭のいい子は歩くまでに決まる』の心に残った言葉

【おすすめ育児書】『赤ちゃん教育ー頭のいい子は歩くまでに決まる』の心に残った言葉
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心に残った言葉たち

 

頭が良いというのは…(中略)…問題がなんであるかを考えて、その本質を見ぬき、その問題の解決法を色々考えて、そのうちの一つを選んで、問題を正しく解決できることです。問題解決が正しく有効にできる人が「頭のよい人」で、できない人が「頭の悪い人」です。問題解決の能力が知的能力そのもので、この能力は、おもに大脳皮質の前頭葉の前頭前野の働きです。前頭前野は額のすぐ後ろにあります。 ー『赤ちゃん教育』より

 

この本で紹介した方法を、実際に応用されたら、その赤ちゃんは「たよりない存在」から「自立できる存在」に早くなります。知・情・意のすべての面で「強い」人間に育っていくのです。 ー『赤ちゃん教育』より

 

0歳児の脳の発達は、ほかのどんな時期の身体の成長より、もっとも急速です。生後1年以内に刺激を与え、反応させることで、神経回路をつくらなければ、それ以後の脳の発達に影響します。 ー『赤ちゃん教育』より

 

他人のマネでなく、新しいことをする人や真実を愛し、いわれたことをそのまま受け入れない「心」をつくってください。「赤ちゃん教育」は、個性ある新しい人間の想像のはじまりなのです。どうか、これからの乱世をたくましく生き抜ける赤ちゃんの「教育」をしてください。 ー『赤ちゃん教育』より

 

「個性があって、たくましく生きて、他人と協調でき、知的能力にすぐれ、独創的な仕事ができる人」このような人間像を育児の目標にしたいのです。 ー『赤ちゃん教育』より

この本では、自分の年齢に応じて、自分の個性をはっきりもち、自分の責任で行動でき、学業の成績は適当によく、体育の成績もよく、遊びでも友だちをリードできる健康な子供を育てることが目標です。 ー『赤ちゃん教育』より

 

もっとも適した刺激を、ちょうどよい量だけ、よい時期に与える ー『赤ちゃん教育』より

 

0歳期の5つの発達段階。生まれてから1ヶ月半くらいまでの「反射期」、生後1ヶ月半から3ヶ月半ごろまでの外界への好奇心が生まれる「首すわり期」、生後3ヶ月半から5ヶ月半ごろまでの外界へ向かって働きかける「腰すわり期」、生後5ヶ月半から8ヶ月ごろまでの自我がはっきりして人見知りもするようになる「つかまり立ち期」、1歳前後の自分で問題を解決する行動手段を見つけることができるようになる知能発達期である「二足歩行期」の5段階。これらの5つの時期をひっくるめて「感覚運動的知能の時期」とピアジェという発達心理学者が呼んでいます。 ー『赤ちゃん教育』より

 

歩けるようになったら、毎日歩いて、脳を発達させなければいけません。例えば、公園まで歩いていくとします。すると、脳の前頭前野で歩こうという石が発生して、どのように歩いていくか、「ワーキングメモリー(作業記憶)」として保存し、運動野が「歩けという命令」を出して歩き出します。すると、脳の奥の方にある、歩くと必ず働く、嗅内皮質(きゅうないひしつ)の格子細胞が活性化し、長期記憶を司る海馬がはたらくようになります。そうなれば、子どもの脳が発達し、記憶力がぐんぐん高まります。だからこそ、歩くことが大切なのです。 私たちが歩行すると、このように移動を助けるナビゲーションシステム(嗅内皮質海馬記憶系)が働いて、行動を助けます。このナビゲーションシステムの働きを明らかにするのに貢献したJ・オキーフ、M・モーセルとE・モーセル夫妻が2014年のノーベル医学・生理学賞を受けました。オキーフが1971年に場所細胞を見つけ、モーセル夫妻が2005年に格子細胞を見つけ、脳内GPS(衛星利用測位システム)を解明したのです。歩き出した赤ちゃんの脳の働きを高めるために容易にできて、効果のあるのが歩くことなのです。 ー『赤ちゃん教育』より

 

二足歩行期になると、数の概念を教え、算用数字を見て読めるようにして、1ケタの足し算と引き算を暗算でできるようにしましょう。…(中略)…数は数字をあらわし、特定のものについて数え、それには単位があります。りんごは1個、2個。車は1台、2台。時間は1秒、2秒。これが数の3要素で「種類(りんご)」「数(1、2…)」「単位(個)」、これを数の概念といいます。 赤ちゃんにおもちゃの車を見せて「車が何台?」と聞いて「車が3台」と口で答えてもらいます。次に、車をすべてとりあげて見えなくして「車が何台?」と聞きます。「車がゼロ台」という意味を理解して、答えるのは難しいことです。ただ、「ゼロの概念」をマスターすることは、数学的なセンスを身につける上で非常に大切です。是非とも、答えてもらうように働きかけましょう。数を逆から言えるようになったら、お風呂の中で一緒に「4、3、2、1、0」といい、お風呂から出るようにします。時間が「ゼロ秒」になるとお風呂から上がることが自然と理解できるので、徐々に「ゼロの概念」ができてきます。 ー『赤ちゃん教育』より

 

答えをまちがえず、早く言えるようになると、海馬が働いて下頭頂小葉(かとうちょうしょうよう)に保存されるようになります。最近、暗算と脳の関係が研究され、安産は数で考えることで、安産中に前頭前野が働いていることがわかりました。子どもは答えをワーキングメモリーとして前頭前野に保存し、大人は海馬を使って下頭頂小葉に保存していることが2013年に報告されました。大人の安産は速くて間違わないのですが、子どもは遅くて間違うだけでなく、数を数えたり、計算するときに身体を動かします(これを「カウンティング」といいます)。暗算では考えて答えを出しているのではなく、記憶して答えを出しています。ですから、繰り返し答えを唱えていれば覚えやすいのです。 小学2年生で算数のできる子とできない子を集めて、安産の個人教授をした実験が最近アメリカで行われました。個人教授をすると、どの子どもも暗算能力が上がりました。そこで暗算能力の差がなぜ生じたかが調べられたのですが、子どものIQ(知能指数)や前頭前野のよさは違いがなく、違っていたのは実験の前にどれくらい暗算の回数をしていたかだったのです。 ー『赤ちゃん教育』より

 

1つ、2つと言えない時から数学教育を始めます。同じ目を1つ、1つと指差して、赤ちゃんの方が片方の目を指すとき初めて「もう一つの目は?」と尋ねて、同じようなものに「1つ」と「もう1つ」があることを教えます。このことは1つ2つと数えられることよりもっと大事なことです。同じものが1つと、もう1つあるという数え方(数と単位)を身につけるのです。1,2,3,4と数が言えることより、この同じものが一つともう1つあることが分かる方が、赤ちゃんの知能は高度になっていきます。 階段の上り下りや、おんぶして歩いてやるときもリズムをつけて「1,2,1,2」と歩いてやります。このオンジものを一つ、リズムづけて1、2がなんども繰り返されているうちに、赤ちゃんは一つ一つと1,2がどうも関連がありそうだと分かってきます。赤ちゃんの両手にお菓子をもたせます。「1つ」「1つ」と言いながら、そして「1つちょうだい」と言って「1つ」とります。赤ちゃんの頭で分析して、分類させるのです。加えて2つと教えるのはまだまだ先のことです。 ー『赤ちゃん教育』より

 

同じように育てても個性が現れます。ちょっとしたことで、将来の伸び方が違ってきます。お母さんはちょっとしたことを見逃さない洞察力が必要です。 ー『赤ちゃん教育』より

 

片言らしい声を出し、つかまり立ちをするーこのころから、お母さんは赤ちゃんの起きている間中、ひとときも目が離せなくなります。赤ちゃんの成長する過程でどうしても取り除くことのできない時期で、お母さんは覚悟してください。赤ちゃんが泣いている時だけが安全なときだということが実感される時期です。喋ればうるさい、動けば付いていなくてはならず、静かだと何をし出すかわからず、うかつに叱れば大泣きする時期です。やさしくたしなめても全然聞いてくれない。まったく嫌になります。こんなとき、育児にも慣れてきたお母さんの1日の気分の良し悪しも、つい表に出してしまいます。このころがお母さんのいちばん精神修養のいるときです。子どもをそだてながら、自分を育てる好機、まさに育児は「育自」なのです。子どものくれた試練の日々があるのです。この期間を短くすることはできますが、決してなしにすることはできません。 まず、親の言う通りにしていると気分がよいことを知らせる。いう通りしたら、ごほうびがある。禁止されるのはいつも同じことだ。親のいうことの中にも「お願い」と「禁止」の強弱がある。赤ちゃんにして欲しいことは、赤ちゃんがしたくなるように仕向けて、赤ちゃんが自発的にしたように思わせる。赤ちゃんを育てているお母さんの脳の前頭前野は大きくなります。赤ちゃんのことを常に考え、行動・運動するからです。まさに「育児脳」は「育自脳」です。 ー『赤ちゃん教育』より

 

 

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