当時の新小学1年生が年長時(小学校入学直前)にRISU算数を始めました。RISU生活が半年たったので効果や成果をご紹介。
RISU算数とは
算数の無学年制教材
RISU算数は「算数」に特化した「無学年制」の「タブレット」型通信学習教材です。算数の無学年制教材ということで、私はRISU算数を選びました。
教材が子どもに合わせて変化
RISU算数は1万問を超える算数の問題の中から、子ども一人ひとりの学習データを分析してAIが自動で出題内容を調節してくれます。
うちでは下の子が「RISUきっず(幼児向けコース)」を終了して小学生コース「RISU算数」に上がってから、出題内容の違いに気づきました。「あ、本当に一人ひとり違うんだな…」と(笑)
「キッズデザイン賞」を受賞
RISU算数は2019年度の第13回キッズデザイン賞を受賞しました。キッズデザイン賞は後援しているのは経済産業省、内閣府、消費者庁で、端的に言えば「子どものためになるもの」だという証明をもらえたということのようです。
キッズデザイン賞は「子どもたちが安全に暮らす」「子どもたちが感性や創造性豊かに育つ」「子どもを産み育てやすい社会をつくる」という目的を満たす、製品・空間・サービス・活動・研究の中から優れた作品を選び、広く社会に発信していくことを目的に創設されました。
この半年間の先取り学習状況
「実力テスト」の結果は?
RISU算数には「実力テスト」というものがあります。RISU算数を申し込んだら、全員が強制的に受けることになる実力判定テストです。
小学校6年間の算数範囲である各単元が小1算数から順に出題されて、合格できなかった単元から学習がスタートするため、算数に苦手分野がある子は学年を戻って苦手単元を徹底的につぶすことができますし、算数が得意な子やすでに先取り学習をしている子は解ける単元まで学年を超えて飛び級ができることになります。
ちなみに、RISU算数では実力テストで合格できなかったステージの問題(ステージとはRISU用語で学習単元を指します)に取り組んでいくことになるのですが、RISU算数では総ステージ数が決まっていますので、この実力テストによって今後のお支払い金額もおおよそ決まることになります。
初めて触るタブレットを使って受けるテストなので、洋服の袖が当たって回答していないのに次の問題に進んでしまったり(前ページには戻ることができません)、計算のために空けてある余白をうまく活用できなかったり、問題の続きがあることに気づかずに全問解いてないのに「終了」を押してしまったりして、本当の実力が反映されないことも少なくないようです。
子どもの今の実力を知るための大切なテストではありますが、特に低学年のお母さんからの口コミには「実力テストは子どもに解かせて、親が入力をしてあげた方がいい」という意見もありました。
この「実力テスト」はRISU算数にネットをつなぐとすぐに始まるので、心の準備も含めて要注意ではあります!
実力テストで5ステージ合格
最初の実力テストで小学1年生の最初の5ステージが合格だったので、勉強自体は6ステージ目の内容から始めています。ちなみに、6ステージ目の内容は1桁の引き算でした。
半年で45ステージ進みました
半年間、RISU算数で勉強してみて、46ステージ目まで進みました。最初の5ステージは実力テストで合格していたので、41ステージ分を勉強したことになります。
半年で3000問解いた!?
1ステージに25の問題ページがありますが、RISU算数の公式サイトによれば、各ステージではおよそ75〜100問が出題されるそうです。
低学年のステージなので問題数はそれほど多くないだろうと思いましたので、各ステージで75問と仮定してちょっと計算してみると、1年生でおよそ900問、2年生でおよそ1100問、3年生でおよそ1500問でした。
さらに、受講後3ヶ月ほどたった2年生の後半くらいからはほぼ毎日復習テストが自動挿入されていましたので、半年で3000問以上は確実に解いていそうです。
内容はとうとう5年生に突入
昨日、一番速く進んでいる分野が学校5年生の範囲まで進みました。小数や分数の計算、少し複雑になってきた図形問題、グラフ問題など、そろそろ中学入試の影を感じる学習内容になってきています。
RISU算数を市販問題集と比較
ちなみに、RISU算数を始める前に家庭学習としてやっていた算数検定の公式本と比較すると、算数検定の本を20周くらいはしている気分でいます。算数検定の本は問題数が本当に少なくて、勉強をしていても「あっという間に終わっちゃった」という感じの量だったので。
ちなみに、問題のレベルの最高点でいえば有名問題集『最レベ』『グレートアップ』と同じくらいだと思いました。問題数の感触としては「ハイレベル問題集をだいたい1冊終われたかな」くらいの印象はあります。
ただRISU算数は応用発展問題だけではなく、解説確認問題と基礎問題も出題されますから、出題数はRISU算数の方が圧倒的に多いので単純な比較はまったくできないのですが、あくまでも私がやってみた感触では…ということで。
半年やってみた子どもの成長
算数の基礎力がつきました!
今回、数字にも活字に弱かった6歳男児(受講途中で7歳になっています)が半年間、RISU算数を受講したわけですが成果はめざましく、もはや同一人物だとは思えないほど算数が大好きになっています。
1桁や2桁の足し算・引き算などの計算問題はほとんど暗算でできるまでになりました。掛け算や割り算の細かい一度読めばほとんどの問題の趣旨は理解できて、自分なりに考えようとすることができていました。
算数ネタで会話をするように!
先取り学習がかなり進んだことで毎日の会話が楽しくなりました。ピザを食べた日には「ピザは8等分にしてね」だけではなく「ピザは8分の1に切ってたから、今日はピザを4分の1も食べたね」という言い方ができるようになったり、コップに牛乳を注ぐときに「どのくらい飲みたい?」と聞くと「200ml か 300ml くらい」と言われたので「え~それってすごく難しそうだなぁー、お母さん、できるかなぁ」とみんなで大笑いしたり、何でもない会話の中にRISU算数で勉強したことがどんどんと入ってくるようになりました。
これは大きな大きな成果でした! このような会話は子どもに算数ストレスがあると成立しません。しかし、このような会話学習の効果は絶大です。だって、おしゃべりの中で算数用語を出すだけで毎日プチ復習ができていることになるので。
算数用語を臆することなく使いこなせるようになったという、この効果が私には一番の成果でした。(上の子がこうなると下の子の学習もはかどるので尚更…)
算数がこんなに大好きに!
ほぼ毎日勉強していて、実力もぐんぐんついているので、当然なのかもしれませんが算数が大好きになってくれました。普段から「算数大好き!」「算数? 得意だよ」「算数なら任せて」などなど、頼もしい言葉が出るようになりました。
飽きてくる時期も乗り越えて
RISU算数を始めたばかりの頃は、RISU算数の課題もサクサクと進みました。新しいタブレットを使うのも楽しくて、まだまだ出題される問題も簡単で、1日に1ステージ(1ステージに25の問題ページ)を丸々と終わらせてしまうこともありました。週末などは午前にも午後にも「リスをやりたい」と言っては1日中RISU算数をしていたりもしました。
うちでも3週間くらいすると最初の「RISU熱」が冷めてきたのが感じられました。3ヶ月経つ頃には夏休みで学習習慣はくずれました。何とかRISU算数を習慣にできるように「学校から帰ってきてすぐ」や「お布団に入る直前」などいろいろなタイミングでRISU算数をやってみるようにしました。
うちでは「朝起きてすぐ」が良かったようで、それ以来、子どもたちは朝起きてすぐRISU算数をつけるようになりました。RISU算数には毎日続けやすい工夫が満載で、最初の数日だけ勉強のきっかけを作ってあげるだけで子どもたちは自分でRISUを付けるようになってくれました。
RISUはすっかり生活の一部に
特に子どもたちが気に入っているのは、朝一番にタブレットを起動させると自動で表示される「復習問題」です。毎朝「今日の復習問題はたし算かな、ひき算かな~。図形かもな~」なんて言いながらタブレットの電源を入れています。
復習問題は子どもたちが終了した単元の復習問題をAIがタイミングを見計らって出題してくれるという問題なのですが、クリアしたステージが少ない最初の方では忘れた頃に出題されていた復習問題も、低学年問題の後半くらいからほぼ毎日出題されるようになりました。
先取りが予想以上に進んだ
RISU算数をやり始めてから、1年半くらいで小学校6年間の算数範囲が終われたらいいなと思いました。半年ほど経った現在、低学年のステージが終わっています。低学年のステージでは平均して1日10~15問を解いた計算になりました。
高学年のステージに入り、分数や小数の計算も複雑になり、割り算の筆算などやり方をしっかりと身につけなければ正答できない問題も増えてきました。高学年ステージでは低学年ステージよりも勉強スピードが落ちると思いますが、それでも毎日5問ほど続けられれば「1年半で6年分先取り」という当初の目標が達成できそうです。
先取り学習がかなり進んだことで毎日の会話が楽しくなりました。ピザを食べた日には「ピザは8等分にしてね」だけではなく「ピザは8分の1に切ってたから、今日はピザを4分の1も食べたね」という言い方ができるようになったり、コップに牛乳を注ぐときに「どのくらい飲みたい?」と聞くと「200ml か 300ml くらい」と言われたので「え~それってすごく難しそうだなぁー、お母さん、できるかなぁ」とみんなで大笑いしたり、何でもない会話の中にRISU算数で勉強したことがどんどんと入ってくるようになりました。
このまま「ミリリットル」や「半径」や「直方体」などの「小学算数でつまずきやすい言葉」が小学校の授業に出てくる前に「普段の言葉」として子どもたちに馴染んでくれたらいいなと思っています。
総合的な国語力がアップした
RISU算数を始める前から、RISU算数をやると「音読が上手になる」「読解力がつく」「漢字をたくさん覚える」などという口コミが多いことには気づいていました。しかし、所詮は算数の問題の中の文章なので「国語力がつく」といってもその程度だと思っていました。
実際にRISU算数をやってみて、文章題の内容がよく考えられていることに驚きました。例えば、低学年の問題では簡単な足し算や引き算の文章題なのですが、「りんごが2つ」「車が3台」「カタツムリが5匹」など、数える対象が違うと単位が変わるということが学べるようになっていました。他にも、虫の名前や花の名前など「せいかつ」で学ぶ内容も含まれていました。
RISU算数をやっていると、算数の学習範囲だけでなく、理科も社会もいろいろな先取り学習がしやすくなりました。
また、RISU算数の文章題は長すぎないのが気に入っています。うちの子は全員「読み」があまり得意ではなかったので、Z会のグレードアップシリーズのような長文問題ばかりだと絶対に途中で飽きていたことだと思います。
RISU算数の問題は、問題を解いていくと内容が徐々に難しくなっていきます。基礎レベルから応用レベルまで練習ができるようになっています。文章の長さも徐々に長くなっていきますが、それでも極端に長すぎる問題はありませんでした。
そのため、長めの長文でも非常にリズミカルに問題を解くことができます。子どもは分からない問題で止まってしまうと途端に集中力がなくなってしまいますから、文章の長さを調節されているととても勉強がしやすくなります。
毎日のようにRISU算数で文章題を解いていると、すぐに活字に慣れることができました。口コミのように「音読が」「読解力が」「漢字が」などと個別のスキルアップは我が家では特に感じませんでした。と言うよりも、音読力も読解力も漢字力も少しずつ確実に伸びていると感じでしょうか。
今ではずいぶんと「字を読むこと」に慣れ、国語の長文問題も、漢字の書き取り問題も、絵本の音読も、とても上手になりました。
さいごに
ママの満足度は最高値!
受講してから半年経ちましたが、RISU算数には大満足です。我が家にはまだ下がいるのですが、下の子も字が読めるようになり次第、幼児向けの「RISUきっず」を始めさせてあげようと思っています。
あの時決心して良かった
RISU算数は半年前に偶然見つけたのですが、あの時に躊躇せずにすぐに始めさせてあげて本当によかったと思っています。
コメントを残す