「簡単すぎる…」「すごく良い!」真逆の口コミ評判の真相を知るため【ぷちドラゼミ】教材を徹底調査。元幼児教室講師の幼児教材考察ブログです。
ぷちドラゼミの口コミ評判
「ぷちドラゼミ」の口コミは「ドラえもん最高!」という肯定派と「期待はずれ…」という否定派に大きく分かれます。ぷちドラゼミの口コミ評判をもっと知りたいときはこの記事はいかが?
ぷちドラゼミの内容
ぷちドラゼミの教材の特徴
「ぷちドラゼミ」は良くも悪くも「ドラえもん」で有名です。「ぷちドラゼミ」はドラえもんのイメージとは真逆かもしれません。
●考える力の柔軟さ
「考える力で学力の土台を作る」
ドラえもんのおかげでインパクトと親しみやすさがピカイチ(一度聞いたら忘れにくい)ですが、ドラえもんのせいでキワモノ扱いされ(?!)名前は知っているのに「そもそも選択肢に入っていない」というケースが少なくないという印象があります。しかし、「ドラゼミ」の考える力を鍛えるアプローチは北欧の教育先進国スウェーデンの教育法に似ていて、お子さんとの相性次第では大化けする可能性がある有望株です。「ドラゼミ」はいま最も無料サンプルをおすすめしたいエッジの効いた教材です。
特徴1. お勉強色が強い教材
「ドラゼミ」はドラえもんのアニメのイメージとは程遠くかなり「お勉強色」が強い教材です。学習進度も早めで、学習内容は「先取り学習」寄りですし、発展問題や複合問題といった応用問題も多く難易度も高く感じられることでしょう。下の画像は公式サイトに掲載されているサンプル画像ですが、問題文の文字を見てみると「教科書体」というフォントになっています。かわいらしい丸文字ではなく、無機質な印象を与えます。小学1年生の教科書の雰囲気に慣れさせようという意図が感じられます。(それを緩和し中和しているのがドラえもんのキャラクターたちでしょうか)
「ドラゼミ」の幼児コースではパズルを使った図形問題や間違い探しなどゲームのように楽しみながら空間認識力や発想力を鍛えることができます。また「ドラゼミ」は保護者へのアドバイスも充実していて、子どもがより深く理解し、より確実に定着させることができるように工夫されています。
特徴2. 幼児から小学生まで一貫カリキュラム
「ドラゼミ」では幼児コースから小学生コースまでが一貫していてオリジナルカリキュラムが組まれています。幼児コースの「もじ」「かず」は小学生コースの「国語」「算数」を見据えた内容になっており、発展学習によりスムーズに移行できるようになっています。教科書に準拠した内容だけでない教材なので、教育要綱にとらわれない柔軟な知力が鍛えられます。
幼児コースでパズルや迷路、間違い探しなどをゲームのように楽しみながら鍛えた「考える力」は、小学生コースで論理的思考力や作文のアイディア力などへ発展するような長期的なカリキュラムが組まれています。
特徴3. 一粒で二度美味しい教材
「ぷちドラゼミ」は子ども用に書かれた問題を解いた後に保護者向けに書かれたアドバイスを忠実に行うことができれば、同じテーマを非常に効率的に何度も反復学習することができます。例えば「大きさを比べる問題」で、子ども用には「仲間はずれに丸をつけましょう」という問題だったとしましょう。お子さんはこれは簡単に解けるかもしれません。そしてページをよく見ると背景として描かれている家や木や石にも仲間はずれが描かれており、保護者向けのアドバイスには「問題を解き終わったら、他にも仲間はずれがないか探してみましょう」と書かれています。それだけでなく、さらに「なぜ仲間はずれなのか話し合ってみましょう」とたたみ掛けていたりします。この「話し合ってみましょう」という課題は「Z会幼児コース」にもよく見られるのですが、一見地味な「話す」という学習は幼児期の子どもの脳にはとても効果があります。思考力も想起力も語彙力も表現力も一度に鍛錬できるので、どれほど効果的かは考えるまでもありません。教材の1ページ1ページの学習”深”度で言えば「ぷちドラゼミ」ほど作り込まれている教材は今のところ見当たりません。「ぷちドラゼミ」はこの凝った保護者向けアドバイスを使いこなすことができるくらい「子どもと一緒に勉強するぞ」という心の余裕と時間的余裕があるご家庭にはイチオシです。
特徴4. 100マス計算の陰山メソッド
「ドラゼミ」を監修指導しているのは「100マス計算」で有名な陰山英男教授です。
幼児コースでは「100マス計算」はないものの、陰山教授の「反復練習」主義は「ドラゼミ」全体に貫かれていて、文字や数の基礎練習は何度も何度もくり返し行います。
単調な反復練習のときこそ愛らしいドラえもん作品のキャラクターが勉強のやる気を後押ししてくれます。
▼陰山教授の著書の一部
特徴5. 特別教材と毎月のドラえもん
「ドラゼミ」は年に4回(年長コースのみ5回)特別教材として付録教材がつきます。例えば、年少さん向けのプレコースなら「図鑑おえかきNEO」ミニ版、年中コースなら「あいうえおおふろシート」や「英語のCDつき絵本」など、年長コースには「世界と日本のおはなし」や「英語のうたCD」など。「ドラゼミ」の母体は小学館ですから、この特別教材はボリュームこそ縮小版ながら、品質は小学館の書籍並みです。そして「ドラゼミ」の教材は「ドラえもん」だらけです。
幼児コースではワークの各ページにドラえもんが登場します。吹き出し付きのイラストで一言コメントをしてくれるのもドラえもんなら、問題の中の選択肢もドラえもんの顔であったり、特に学習内容とは関係ないのにプチドラが飛び跳ねていたり…。これまで勉強する習慣がなかった場合でも心理学的ハロー効果によりドラえもんの魅力でお子さんを机に向かわせることもできるかもしれません。
入会時には「ぷちドラごほうびスタンプ」がもらえるのですが、このスタンプを押す箇所が学習ページに用意されています。さらに、毎月ドラえもんからのお手紙が届き、お誕生日にはお誕生日カードが、お正月にはドラえもんの年賀状が届きます。
●月額約2,000円(年少〜)
「ドラゼミ」は「1日2ページ」を目標にしています。「幼児ポピー」は「1日10分」です。だいたい教材2ページを終えるのに10分程度かかるでしょうから、「ドラゼミ」と「幼児ポピー」の学習量はほぼ同じと言えます。しかし価格は倍以上の差があります。「ドラゼミ」は添削教材です。年に数回の添削課題があります。加えまして「ドラゼミ」は「こどもちゃれんじ」と同じキャラクター教材ですが、大きな違いはキャラクターが3次元では登場しないことです。「こどもちゃれんじ」はしまじろうの紙製指人形やぬいぐるみなど付録教材にもしまじろうが使われていますが、「ドラゼミ」はドラえもんが登場するのは教材のページの中だけで、ドラえもんが教材になって外に飛び出してくることはありません。
▼まずは無料サンプルでお子さんの反応を観察してみてください。
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教材のメリットとデメリット
特徴は「考える力」
「ぷちドラゼミ」の特徴は「考える力」を伸ばせる点です。同じ学習項目に対していろいろな切り口からの問題が出されます。人とは違う着眼点や発想ができるようになれる教材です。
「お勉強色」の強い教材
「ぷちドラゼミ」はかなり「お勉強色」の強い教材です。進度も早めで、いろいろな切り口からの出題があるため全体的に難易度も高め。問題文のフォントも明朝体に近い「教科書体」で、可愛らしくはありません(なのに、保護者へ向けた文章はかわいい丸文字フォントです)。問題文の日本語も「こどもちゃれんじ」や「幼児ポピー」では「丸をつけよう」「ひらがなをかいてね」と語りかけ口調なのに対して、「ぷちドラゼミ」は「丸をつけましょう」「ひらがなをかきましょう」とすでに小学1年生の教科書の雰囲気を先取りしています。
幼児向けの添削課題
「ぷちドラゼミ 」では「やってみようテスト」と「できるかなテスト」という添削課題が、年に2回あります。「こどもちゃれんじ」の添削課題は年長コースからですし、Z会の添削課題は体験型教材の学びをレポートする内容で、厳密な「添削課題」ではありません。「ぷちドラゼミ」だけが幼児コースで小学生の添削課題と同じ「形式」での添削課題を課しています。
保護者へ向けた文章が良質
「ぷちドラゼミ」は子どもが取り組む教材もお勉強色が強いものですが、教材の中の保護者へ向けた文章もかなりお勉強色が強い内容で、内容が非常に充実しています。初めてのお子さんのママはもちろん、上のお子さんの勉強を見てあげた経験豊かなママにも、他の通信教育教材を併用しているママにも、新しい気づきと発見が多いと思います。
保護者への3つのアドバイス
「ぷちドラゼミ」の保護者へ向けた文章には3種類あります。「おけいこアドバイス」「声かけポイント」「おけいこプラス」です。
- 「おけいこアドバイス」子どもが問題を解くときにサポートするためのアドバイス
- 「声かけポイント」子どもが問題につまづいた時にサポートするための声かけアドバイス
- 「おけいこプラス」子どもが問題を解き終えたときにさらに理解を深めるための声かけアドバイス
無料サンプルで確認したい点
もし「ぷちドラゼミ」の無料サンプルを申し込むのであれば、ぜひ読んでいただきたいのが「おけいこプラス」のコメントです。問題を解き終えたページを使って、お子さんがもっとレベルアップできるような一言が載っています。このような応用発展的アドバイスは他社の通信教育には見られない「ぷちドラゼミ」だけの特徴です。
「100ます計算」メソッド
「ドラゼミ」を監修指導しているのは「100ます計算」で有名な陰山英男教授です。幼児コースに「100ます計算」はありませんが、「100ます計算」で大切にされる「反復学習」の哲学は「ぷちドラゼミ」でも活かされています。基礎の大切な学習を何度も何度もくり返して体に覚えさせます。
「ドラゼミ」のデメリット
「ぷちドラゼミ」は「お勉強色」は強いものの、ワーク学習の内容は典型的な問題だけでなく、珍しい出題がされていたり、ちょっとひねった問題があったりと、頭の柔軟さを鍛えてくれる内容でとてもおすすめです。ただし、「ドラゼミ」を小学生まで続けたいのであれば考慮しておきたい点があります。
完全オリジナルカリキュラム
「ドラゼミ」は教科書にそっていない完全にオリジナルのカリキュラムです。そのため小学校に入学すると、「学校の授業で習った内容の復習をする」という使い方はできません。
2つの学校に通ってる!?
学習の難易度は同程度とは言え、まったくカリキュラムの違う2つの学習を同時に進めることになりますから、お子さんにとっては2つの学校に通っているかのような負担なってしまうことになります。その勉強の負担を楽しめるお子さんであれば問題はありませんが、ともすると勉強嫌いにもなりかねないので注意が必要かもしれません。
年長さんから始めるなら
特に現在お子さんが年長さんであれば「ぷちドラゼミ」ではなく、教科書に準拠している「こどもちゃれんじ」か「幼児ポピー」の方がよろしいかもしれません。年長さんで通信教育教材を検討しているということは、「これまで市販のもので勉強習慣をつけようとしたけれど上手くいかないから通信教育に頼ろう」というケースかもしれません。勉強に慣れていないのであれば、「ぷちドラゼミ」を1年取り組んでも小学校に入ると教材を変えなくてはいけない可能性が低くはありません。最初から小学校でも続けられそうな教材を選んでおくというのも大切かもしれません。
「ドラゼミ」は小学6年生までしかない
仮に、小学校入学のタイミングで「ドラゼミ」への拒否反応が出なかったとしても、2018年現在で「ドラゼミ」は小学6年生までしか対応していません。中学進学の際に新しい教材に変えなくてはいけなくなりますが、中学進学と高校進学は学校の授業が急に難しくなるタイミングでもあり、勉強嫌いになりやすいタイミングでもありますので、可能であれば教材は変えない方がリスク回避になります。
▼まずは無料サンプルを試してみる
(※)「ぷちドラゼミ 」の知育効果を他社と比較したら…について詳しくは別記事にてご紹介しています。
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教材の見開きページ一覧
年中コースの教材の教材の内容です。年長コースもしくは年少コースは別記事をご覧ください。
『ぷちドラゼミ』のページ
ワーク教材「もじ」の見開きページ
「う」で始まるものを丸で囲みましょう、という問題。
ワーク教材「かず」の1ページ
「かず」では、1〜10までの数字の書き方を練習しなら、数の大小や長さ比べなどを通して、数と数字を理解できます。
ワーク教材「しごとずかん」の1ページ
「しごとずかん」では、将来に対する夢や希望を育てるために小さいうちから職業への興味を広げます。
ワーク教材「間違い探し」の1ページ
「間違い探し」では、楽しく自然に観察力を養えます。
ワーク教材「運筆」の1ページ
「運筆」では、直線や曲線をなぞりながら、手先を滑らかに動かす力をはぐくみ、楽しんで運筆力を鍛えることができます。
『ぷちドラゼミ』の送付教材
「もじかずブック」
毎月お届け。年中コース「もじ・ことば」は、ドラえもんが活躍するストーリーを通して文字と数を楽しく学べます。「おはなしづくり」「ものがたり」「つくってあそぼう」「ひみつどうぐ」の4テーマで学びます。
「ちえトレーニングブック」
毎月お届け。「ちえトレーニングブック」では迷路や間違い探し、パズル、知恵あそびを通して、論理的思考力、図形にし気力、手先の器用さなどを身につけます。
「おやこノート」
毎月お届け。「おやこノート」は保護者向けの教材。ワークのねらいや学習の進め方を分かりやすく解説や、子育てのポイントを紹介している。
「ドラえもんからのお手紙」
毎月お届け。ドラえもんが温かく語りかけてくれるカードです。
「はじめてのえんぴつノート」
入会時お届け。筆圧や運筆能力を上達させるため「ぬり文字」から始め、鉛筆の正しい持ち方やひらがなの字形、書き順などと楽しくマスターできます。
「かきコプター」
入会時お届け。鉛筆持ち方教具。軽く握るだけで自然に正しい鉛筆の持ち方が身につきます。
「あいうえおふろシート」
4月号でお届け。お湯をかけると文字がうきでてくるお風呂タイムの楽しいひらがなの学習ができるシートです。
「かたちづくりパズル」
7月号でお届け。図形感覚を養うことができるパズル教材です。
「えいごってたのしいな」
10月号でお届け。英語の楽しさが実感できるCDつき絵本。
「えあわせパズル」
1月号でお届け。パズルの中から同じ絵柄の2枚のカードを見つけ出すゲームで、遊びながら集中力や記憶力を鍛えます。
無料おためし見本申込先
▼まずは無料サンプルでお子さんの反応を観察してみてください。
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教材の難易度と到達レベル
ワークの進度と難易度
『ぷちドラゼミ』は他社とは少し違った観点から教材づくりをしています。幼児コースは小学コースのための準備期間で、例えば「もじ」は年長の冬までに「ひらがなを書ける」程度の遅いスピードで進みますが、小学校で必要になる作文力は少しずつ年少コースから鍛えます。そのため小学コースに入れば、入学した直後からかなりハイレベルな作文が書けるようになっています。算数も同じコンセプトです。
ドラゼミの受講後到達レベル
【もじ】
年少:運筆練習、ひらがなの読み
年中:ひらがなの読みとなぞり書き
年長:ひらがなの読み書きをマスター、カタカナと短い文章に親しむ
【かず】
年少:1から10までの数、図形に親しむ
年中:1から10までの数を理解
年長:1から20までの数を理解、足し算・引き算の基礎、時計の読み
▼ぷちドラゼミ の教材サンプルはダイジェスト版ではなく実物の7日分なのでオススメ
先輩ママの口コミ評判
無料お試し教材の口コミ
ぷちドラゼミ全般の口コミ
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