「簡単すぎる」「すごく良い」真逆の口コミ評判の真相を知るため【幼児ポピー】教材を徹底調査。元幼児教室講師の幼児教材考察ブログです。
【このページの目次】
幼児ポピーの口コミ評判
幼児ポピーの口コミは「簡単すぎる」という否定派と「ポピー最高!」という肯定派に大きく分かれます。ポピーの口コミ評判をもっと知りたいときはこの記事はいかが?
幼児ポピーの内容
幼児ポピーの教材の特徴
「自ら学ぶ力」と「学習習慣」
全家研の月刊「幼児ポピー」は月額980円という破格の安さです。加えて無料サンプルの問題が易しめなので、お試し教材が届いてもちょっと見ただけで「幼児ポピーは簡単すぎる」と判断しているママが多いようですがちょっと待ってください。「幼児ポピー」の簡単さは脳科学的な裏付けによる難易度です。(「幼児ポピーは簡単」というイメージが根強くありますが、実際のところ、次にご紹介するZ会の方が教材の中の問題の難易度はずっと低いのです)
●親子で楽しく学ぶ学習習慣
「月刊幼児ポピー」は「自ら学ぶ力」と無理のない「学習習慣」を身につけるために「親子で楽しく学ぶ時間」を大切にしていると感じます。その特徴は次の5点です。
特徴1. ポピーの「簡単」は科学的
「幼児ポピー」は全国家庭教育研究会(以下「全家研」)という京都の団体が発刊しています(発行は株式会社新学社)が、全家研の設立に尽力したのは「脳の運動神経研究」における世界的権威である京都大学元総長平澤興氏でした。「幼児ポピー」はただ簡単なのではなく、教材を楽しく感じる「取り組みやすさ」と子どもの脳活動とが研究された上で、脳に最もよいと考えられる難易度に設定されています。現在の「幼児ポピー」を監修指導しているのは脳神経科学および応用健康科学が専門の篠原菊紀氏(諏訪東京理科大学教授)です。
▼篠原菊紀教授の著書の一部
特徴2. 前頭前野を鍛えて「脳力」を伸ばす
「幼児ポピー」の公式サイトには「脳力」という言葉が頻繁に登場します。これは文字通り「脳」の力を伸ばす教材を指しており、篠原菊紀教授の「ポピーに取り組む親子の脳活動測定実験」によってポピーを長く続けるほど脳が強く活性化することが明らかになったそうです。
ポピーを長く続けるほど「前頭葉」の一部「前頭前野」が強く活性化することが見えてきました。(中略) ポピーに取り組むことは、知的能力を高めることにつながるでしょう。また、我慢する力や続けていく力も身につくはずです。
特徴3. 親子のふれあいが充実する
脳は「楽しい」と感じている時ほど強く働いているという脳科学的知識はテレビ番組でもよく取り上げられますが、乳幼児期の子どもにとって楽しく感じる瞬間というのはママやパパと一緒にいるものです。「幼児ポピー」は保護者向けの「答えとてびき」が充実しているのですが、これも教材を通して親子のふれあいを高めるための教材です。子どもが解いた問題をただ丸つけするだけでなく、間違った問題でつまづいた理由をすぐに把握し、その場で解消してあげられるように親へのアドバイスが詳しく書かれています。答え合わせの後のちょっとした一言が子どもを大きく成長させることもあります。「幼児ポピー」では、そんな親子のふれあいから生まれる成長を大切にしています。そして、それは教材が「簡単」だからこそ楽しめる時間でもあります。難しい問題を解くこと自体ではなく、問題に「取り組むことが楽しい」と思える体験を積むことができるのが「幼児ポピー」です。(親子のふれあいを通した学習体験を大切にしているのは全家研が行う「教育対話活動」という取り組みがあるからです)
特徴4. 付属教材がない
「幼児ポピー」には付属教材がありません。毎月届けられる教材は極めてシンプルなものです。これは上でご紹介した「こどもちゃれんじ」とは対極をなすコンセプトです。テーマが幅広い教材を通して楽しく学ばせようとする「こどもちゃれんじ」に対して、「幼児ポピー」は厳選した教材を使って親子の対話をはぐくむことで学ぶことを楽しく感じさせようとするアプローチです。
特徴5. 充実した「教育相談」サポート
「幼児ポピー」はママやパパへのサポートが充実しています。毎月同封される『おうちの方向け情報誌 ほほえみお母さん&お父さん』はカラフルで読みやすく、内容も充実しています。読者からのお便りなどだけでなく、おすすめ絵本の紹介や「幼児ポピー」を監修している篠原菊紀教授の脳科学的見地からの読み物など、読み応えのある子育て情報が充実しています。 全家研では「教育対話活動」という取り組みをしているのですが、この活動は子どもへ宛てた教材の中だけでなく、おうちの方への手厚いサポートにも繋がっていて、「幼児ポピー」を受講しているママはいつでも「教育相談」サポートを受けることができます。「相談」などと言うと億劫に感じられるかもしれませんが、正直なところ、幼児ポピーを受講していたら教育相談を利用しない手はありません。優しく的確なアドバイスがもらえるだけでなく、ちょっとした体験談やエピソードの中に大きな発見をすることがあるはずです。ポピーの教育相談は特におすすめです。
《口コミ》「幼児ポピー」の口コミ評判
《年齢別》「幼児ポピー」年齢別の口コミ評判
- 2〜3歳児「ももちゃん」の口コミ
- 3〜4歳児「きいどり」の口コミ
- 4〜5歳児「あかどり」の口コミ
- 5〜6歳児「あおどり」の口コミ
《比較口コミ》「こどもちゃれんじ」と比較した口コミ
「幼児ポピー」と「こどもちゃれんじ」を比較した口コミをまとめました。
●月額 980円(2歳〜)
▼まずは無料サンプルでお子さんの反応を観察してみてください。
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教材のメリットとデメリット
「ポピーは簡単」の真相
「幼児ポピー」には「ポピーは簡単すぎる」「ポピーじゃ勉強にならない」というイメージがあるために、実際に「幼児ポピー」を受講した人とそうでない人の評判が大きく分かれる教材です。(私は「ポピー」という名前のせいではないかと思っています。「幼児ポピー」は教材の内容がとても良いので、教材名が「ちゃれんじ」や「トライ」のように「力をつけられるぞ」という強いメッセージ性のあるものなら、このようなイメージが根強く残ることはないと思うのですが…)
「教科書にそった」内容
「幼児ポピー」に続く「小学ポピー」は「教科書にそった学習内容」を特徴の一つに挙げていますが、「教科書に準拠した」通信教材は他にもあります。「幼児ポピー」の本当の強みは、学校で使用する学習教材と似ている点です。
「学校の教材」の会社
ポピーを編集発行しているのは新学社という会社です(発刊は全家研です)が、新学社は40年以上、全国の学校にワークやドリル、問題集といった学習補助教材を提供しています。学校で使用する学習教材を提供している会社が発行している学習教材ですから、両者は似ていて当然です。
「学校の成績UP」に強い
どんなに家庭教育に力を入れても、子どもの学力は学校の授業を軸に成長します。まず学校の成績を安定させることは、学校の勉強以外の知育効果を高めるためにもとても重要です。「小学ポピー」だけでなく「幼児ポピー」も、子どもが近い将来使うようになる小学校の教材に(出題傾向やデザインなど「勉強」の雰囲気が)非常によく似ていますから、「幼児ポピー」で身につけた「勉強が楽しい」という感覚を、そのまま小学校での授業に引き継ぐことができます。「幼児ポピーは楽しい」が「小学校の授業は楽しい」へと子どもの中で自然に変換されることで、学校の成績は自ずと良くなります。
運筆練習が大量
学校の成績UPに効果的なポピーは「幼児ポピー」ですでに運筆練習のページが豊富です。運筆の準備練習になる迷路問題は「年少コース」からすでに形式を変えて何度も何度もくり返し出題されます。お勉強のイメージが強い「Z会」と比べると、毎年およそ半年ほどは先取りしている内容になっています。
「続けやすさ」は業界No1
「幼児ポピー」の魅力は何と言っても月額980円という破格の安さです。これは学校の補助教材を40年以上提供し続けている新学社だからこそ実現できる教材の「質」と「安さ」の両立です。これは家計を預かるママとパパには何よりの「続けやすさ」です。
教材を楽しむシール教材
「幼児ポピー」の続けやすさは親に嬉しい価格だけではありません。子どもが楽しんで取り組めるような教材づくりもされています。「幼児ポピー」で最も特徴的なのはシール教材の量です。他社の通信教育教材では丸をつけさせたり、色をぬらせたりするような問題でも、「幼児ポピー」ではシールを貼らせることが多いです。
解く前も解いた後も満足
そのため毎月の「幼児ポピー」についてくるシールの量はかなり多く、教材が届き、ページを開いた時のカラフルな大量のシールの華やかさはインパクトがあります。シール教材は、シールを貼って課題を終えたページを見ても、シールを剥がしたシール台を見ても、幼児にも分かりやすい達成感があるのが特徴ですから、「ポピーをやりたい」というやる気や「ポピーは楽しい」という充足感を効果的に高めることができます。
「とりあえずポピー」
「幼児ポピー」は「勉強って楽しい」という大切な気持ちを育てられるだけでなく、学校での勉強を強力にサポートすることができ、何と言っても月額980円の破格の値段ですから、幼児通信教育を検討しているのであれば「とりあえずポピーを受講する」という選択はおすすめできます。もしお子さんがとてもわんぱくで「とりあえずポピー」などと軽く考えられないほど机に向かう習慣のない場合は「こどもちゃれんじ」がおすすめです(詳細後述)。
「幼児ポピー」と併用なら
「幼児ポピー」を受講すれば(学力と学習習慣の両面において)最低限の基礎力が維持できますから、「知力の ”+α”」を考えることができます。お近くの幼児教室に通うのもよろしいですし、英語の通信教材を使うのもおすすめできます。同じ通信教育教材で ”+α” をお考えなら、学校教育とは異なる知育効果を期待できる「Z会」もしくは「ドラゼミ」との併用がおすすめです。(詳細は後述しています)
「幼児ポピー」のデメリット
「幼児ポピー」は良くも悪くも「教科書にそった学習内容」です。そのためすでに一定の学力があるお子さんや、シールなどのやる気にさせるアイテムがなくても勉強できるお子さんには「幼児ポピー」は不要かと思われます。
要注意の訪問システム
さらに公式サイトから申し込んだ場合、地域によっては配達方法が「手渡し」の場合があります(公式サイトによれば手渡しでない地域もあるようですが私はまだその例を知りません)。担当者にちょっとした育児相談などもできるのでメリットもありますが、毎月在宅していなければいけないのは不自由に感じるかもしれません。
▼公式サイトから無料サンプル
(※)「幼児ポピー」の知育効果を他社と比較したら…について詳しくはは別記事にてご紹介しています。
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教材の見開きページ一覧
年中コースの教材の教材の内容です。年長コースもしくは年少コースは別記事をご覧ください。
『幼児ポピー』のページ
ワーク教材「もじ」の1ページ
年中コース『あかどり』の「もじ」では、字をなぞって書く練習をします。その文字をつかった言葉も覚えられます。
ワーク教材「かず」の1ページ
年中コース『あかどり』の「かず」では、シールを貼りながら、数の学習の基礎となる仲間分けをします。
ワーク教材「ちえ」の1ページ
年中コース『あかどり』の「ちえ」では、課題のあとのお楽しみ問題にも取り組めるページがいっぱい。
親子教材「せいかつ」の1ページ
年中コース『あかどり』の「せいかつ」では、声に出して言ってみたり、シールを貼ったり、楽しみながら語彙を増やせます。
親子教材「しぜん」の1ページ
年中コース『あかどり』の「しぜん」では、季節を感じます。窓をバタバタめくると変化が楽しめる仕掛けも。
親子教材「しゃかい」の1ページ
年中コース『あかどり』の「しゃかい」では、身近なものや社会について分かりやすく楽しみながら学べます。
『幼児ポピー』の送付教材
ワーク教材『あかどり ドリるん』
毎月お届け。42ページ。数の感覚を豊かにしながら、言葉のもつ楽しさやひらがなを読むことに自然に興味と関心を向けられます。
親子教材『あかどり わあくん』
毎月お届け。35ページ。おもしろ特集、からだ遊び、お話…その月々に合わせたテーマや楽しい連載など。
季節教材『きせつしんぶん』
4月, 7月, 10月, 1月の年4回お届け。ゆかいな住人がいっぱいの「だんご村」の春夏秋冬をB3カラー両面刷りでご紹介。「だんご村」の出来事や季節が移り変わっていく様子を楽しめます。
「脳」が育つ遊びの特別教材
4月, 7月, 9月, 11月の年4回お届け。 4月は「絵あわせカード」 7月は「とんとんむしずもう」 9月は「ポピっこタウン」 11月は「それ なんですカード」
親向け情報誌「ほほえみお母さん」
毎月お届け。正式には「ほほえみお母さんとお父さん」全国の会員の方からの投稿、子育てアドバイスなどのほか、当月号のガイドも載っています。
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教材の難易度と到達レベル
ポピーのワークの難易度
『幼児ポピー』の難易度は高くはありません。「楽しく解ける問題」が主流で、「考え込まなくては解けない問題」は「Z会」や「ドラゼミ」と違ってほぼ出ません。
ポピーのワークの進度
『幼児ポピー』のワークの進度は速くはありません。しかし、ここでご紹介する人気通信教育の中で比べると「速め」です。
【もじ】
年少:1ヶ月に5文字ずつ(4月に「あいうえお」5月に「かきくけこ」…)の読み、運筆練習
年中:1ヶ月に50音表の1行ずつ読み、運筆練習、文字をなぞる練習
年長:なぞり書きからスタート、カタカナは年長の夏から
ポピーの受講後到達レベル
【もじ】
年少:ひらがなの読み
年中:ひがらなのなぞり書き
年長:ひらがなの読み書き、カタカナの読み、文章を書く
【かず】
年少:10までの数に親しみ、5までの数を理解
年中:10までの数を理解、時計は年中の冬から
年長:10までの数の理解、10以上の数に親しむ、足し算・引き算の基礎
▼公式サイトならより詳しく分かります
「幼児ポピー」の口コミ評判
「お試し教材」の口コミ
「幼児ポピー」全般の口コミ
「ももちゃん」の口コミ
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「きいどり」の口コミ
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「あおどり」の口コミ
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「幼児ポピー」無料おためし
(※)「幼児ポピー」の知育効果を他社と比較したら…について詳しくはは別記事にてご紹介しています。
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