乳幼児連れ国際線長距離フライトは60回以上。子連れフライトのための体験談を発信中。【子供の飛行機暇つぶし対策】シリーズで、今回は、1歳2歳にオススメしたい音の鳴らないおもちゃや便利グッズのご紹介です。
【このページの目次】
記事を書いたのはこんな人
子連れで地球を20周!?
僻地赴任や緊急手術のための出国から親戚の海外挙式や家族の海外旅行まで、子連れで外国に出ること60回以上。興味本位で計算したら、飛行機での総移動距離はすでに地球を20周ほどでした。
元幼児教室講師ママ
私はかつて某幼児教室で講師をしていました。そのため、私が選ぶおもちゃは知育にかたよっていると思われます。
オススメ!音の出ないおもちゃ
布絵本
数ある布絵本の中でも、私のオススメはこちらです。
この布絵本は、乳幼児の目に色の彩度と明度のバランスがよく、登場する生き物もメジャーな動物だけでなく種類が多くて、ボタンやベルトなど手先をつかう動作も指のいろいろな筋肉を使えるようになっている点が気に入りました。
この布絵本はかつて、フライトのために新しく買って持っていったのですが、当時1歳だった息子はこの布絵本のおかげで飛行機で「ワニ」と「カメ」を覚えましたし、ボタンも外せるようになりました。思い出に残る布絵本です。
水で遊べるぬり絵
1歳~2歳というと、ちょうど運筆の練習をはじめる頃かもしれません。乳幼児でも安心して楽しく遊べるぬり絵があります。それがコレ!
水で濡らしたペンで色を塗ることができます。水なので、塗ってはいけないところに塗ってしまうこともありませんし、ペンにはフタがないので、キャップを落とす心配もありません。
飛行機はママがずっと隣にいてくれますから、実は、運筆練習にはもってこいの状況です。旅行をきっかけに、鉛筆の持ち方の基礎を教えてあげられるかもしれません。
クレヨン付きお絵かきセット
お絵かきが大好きなお子さんへ。飛行機の中でお絵かきをするなら、こちらのお絵かきセットが良かったです。
しかけ絵本
ロングセラー絵本『ごぶごぶごぼごぼ』で有名な駒形さんが、お孫さんのために創ったという、穴が空いている仕掛け絵本です。『もこもこもこ』につうじる不思議な世界観が魅力の赤ちゃん絵本です。
シール帳
シール帳は、100均のものに多く見られる「指示もテーマもなく自由に貼るタイプ」はオススメできません。お子さんはおそらくすぐに飽きてしまうと思います…。
1歳〜2歳にオススメなのはシール帳の大ヒット商品『かおノート』です。何をどこに貼っても、作品になりやすく、貼った後も会話を膨らませられるので、一粒で二度美味しいタイプのシール帳です。もし、こちらをお持ちになる場合は、ぜひ、顔の部位の名前を一緒に教えてあげてください。
ひもとおし
狭い飛行機の中で、子どもを集中させたいときにオススメなのは紐通しのおもちゃです。
2歳前後のお子さんはきっと夢中になるはずです。1歳半前後のお子さんには、まず、ママがゆっくりと遊んで見せてあげてください。紐をもつコツさえつかめれば、1歳児でもおそらく目的地に着く前に、紐を穴に通せるようになっているはずです。
パペット人形
人気キャラクターのパペット人形は、特に、子どもの機嫌が悪くなり始めた時に大活躍しました。
ご飯を食べなければ「アンパンマンが美味しそうに食べてるよ!」とか。なかなか寝付かない時には「うーたんと一緒に寝よう!」とか。お子さんの大好きなキャラクターがいればママはより安心かもしれません。
▼ アンパンマンたち
▼ ワンワンたち
▼ ドラえもん
▼ フィンガーパペットもおすすめ!
買って大正解!の必須グッズ
おもちゃ以外にも、長距離フライトには必ず持っていくようになった必須グッズがあります。それが次の2つです。
フルフラット型フットレスト
1歳になるとバシネットが危険!
子どもが1歳を過ぎると、正直なところ、バシネットは危険でした。興味が広がり活動的範囲が広がり、バシネットから体を乗りだして手を伸ばそうとするので、何度も落ちそうになりました。
座席を子どものベッドに!
そこで、買ったのが「子ども用のフットレスト(フライトット”FlyTot”)」です。
これは座席と座席の隙間に入れこむクッションで、膨らませて使うと子どもの座席をフルフラットシートに変身させちゃえる優れものです!
ママの隣でお布団のように寝かせられるので、ママは終始安心ですし、子どもはフライト中ずっとご機嫌! 夫婦で買ってよかったと思える子連れフライト必須アイテムです。
フットレスト型とスーツケース型
同じ用途で、子ども用スーツケースが台になってくれるという画期的なアイテム(ジェットキッズ”JETKIDS”)もあります。
ジェットキッズは遊びごころ満載で、なんと、スーツケースの上に乗れる構造になっています。
子どもたちは夢中になってくれましたが、親にとってはうちはフットレスト型のフライトットの方が使いやすかったです。
フライトットはコスパ抜群!
フライトットは子どもが小学生になっても使えますし、大人の足置きにもなります。もちろん、車や新幹線の中でも使えるのでコスパが最高です。
類似品も多いけれど…
フライトットは参考価格が19,000円と安くはありませんが、5000円以下の類似品は「空気がもれる」「穴が空いた」「1回使うと壊れた」などとレビューが散々…。
なので、初期投資に多少コストがかかっても正規品を買うことを強くおすすめしたい我が家の必須アイテムです!
子ども用ブランケット
消灯時間は機内が冷える!
飛行機の機体によって、消灯時間に機内を冷やさなければいけないのだそうです(ANA客室乗務員談)。機内には1枚余分に羽織るものを持っていきますが、それでも子ども用のブランケットは必要だと感じました。
機内のブランケットは不快!?
機内で配られるブランケットは、ときどき静電気がひどかったり、臭かったり、チクチクしたり、あまり快適ではないように感じていました。子どもに使わせるのを躊躇していたのですが、いいブランケットを見つけました。
英国キャサリン妃も愛用
コットン100%で、やさしい手触りに癒されます。とても大きいので、広げれば授乳ケープとしても使えますし、目的地に到着すればベビーカーのUVケープとしても使えます。
子どもの人数分、持ってます
国際線フライトには子どもの人数分を持って行くのですが、このブランケットは薄手で軽いので、子どもたちのリュックに入れて、それぞれ自分で運んでもらっています(笑)
忘れちゃいけない絵本とおやつ
絵本は一番のお気に入りを
フライト用のおもちゃは新しいものを買っていくのも良案なのですが、飛行機の中に絵本を持っていくのなら新しい絵本ではなく、読みなれた絵本で、お子さんが「もっと読んで!」と言ったことのある絵本がおすすめです。
お菓子はキャラクターものを
テレビのキャラクターには、学習中に子どもの脳を阻害する可能性があるということで、私はふだんキャラクターものは買わないのですが、飛行機の中だけは特別で、いつも一番カラフルで鮮やかなものを持って行っています。機嫌が悪くなった時に効果てきめんで、いつも助かっています。
国際線を乗りきるコツ
おもちゃとお菓子は少しずつ
長時間の国際線フライトを乗りきるには、おもちゃやお菓子を少しずつ計画的に出してあげることです。特に、(ママが寝ている時に)パパが一度に全部渡しちゃった! ということが少なくないので要注意です(笑)
機内での過ごし方の詳しいコツや時差ボケ対策などは別記事にまとめています。
3人の子どもは面白いくらい発達も性格もバラバラ。「長距離フライトのための親の工夫」は全員に効果があったものから、誰かには効果てきめんだったのに他の2人にはまったく無意味だったものまで。60回の経験を踏まえた個人的な見解ですが、この記事がどなたかのお役に立てば幸いです。
コメントを残す