乳幼児連れ国際線長距離フライトは60回以上。子連れフライトのための体験談を発信中。【子供の飛行機暇つぶし対策】シリーズで、今回は、幼児~小学校低学年の低年齢児をもつママにおすすめしたいフライトのコツです。やって効果を感じた機内での過ごし方のコツやフライト前にやったことなどをご紹介します。
【このページの目次】
記事を書いたのはこんな人
子連れで地球を20周!?
僻地赴任や緊急手術のための出国から親戚の海外挙式や家族の海外旅行まで、子連れで外国に出ること60回以上。興味本位で計算したら、飛行機での総移動距離はすでに地球を20周ほどでした。
元幼児教室講師ママ
私はかつて某幼児教室で講師をしていました。そのため、私がご紹介する遊びやおもちゃは知育にかたよっていると思われます。
子供がぐずる前にしたい10のこと
より良いフライト時間を選ぶ
選べるなら夜がおすすめ
フライト時間を選べるのであれば夜がおすすめ。大人の海外旅行なら、日中のフライトの方が現地での時差ボケが和らぐことがあるので午前中もしくはお昼の便もおすすめなのですが、低年齢の子ども連れなら夜の便がイチオシです。
昼のフライトと夜のフライトを比較
10時間フライトを想像してみてください。
お昼に飛行機に乗ると、10時間のフライトのうち8時間くらいは本来は起きている時間です。飛行機に乗って興奮している子どもは10時間まるまる寝られないかもしれません。最悪の場合、着陸寸前になって睡魔におそわれ、入国審査のあいだパパがおんぶしなければならないかも(体験談です…)。
その点、夜のフライトならば、飛行機に乗ればすぐにいつもの就寝時間がやってきます。飛行機にのって興奮していても、夜ならば、機内が暗くなり静かになると空港での歩き疲れを感じやすいのか、意外とすぐに寝付いてくれます。多少、起きても大丈夫! だって、その方が時差ボケ対策をしやすいですから(体験談です…)。
夜でなければ朝のフライトを
フライト時間を選べるのであれば夜がおすすめです。もしくは、早朝のフライトなら、逆に、子どももずっと起きていられるのでOK。お昼のフライトは準備万端で臨みましょう!(過去の自分への戒めです…)。
フライトは3分割で準備
長距離フライトは「離陸タイム」「リラックスタイム」「着陸タイム」の3つに分けて考えると良いのだそうです。何度も同じフライトに乗っていたら、ある客室乗務員さんと仲良くなりまして、国際線に乗るコツを教えてもらいました。
「離陸タイム」は必ずトイレに行くこと。
「リラックスタイム」は万全の準備で臨むこと。
「着陸タイム」は早めに片付けを始めること。
一言にまとめるとこんな感じです。詳細は別記事でご紹介しています。
よりよい遊びとお菓子を準備
新しい絵本やおもちゃを
特に、2歳〜6歳くらいの幼児には効果的です。フライトのために新しい絵本やおもちゃを用意してみてはいかがでしょうか。「目新しい」というだけで喜んで遊んでくれると思います。
おもちゃやゲームは知育ものを
遊びもおもちゃも知育ものがおすすめです。子どもは元来考えることが好きなのでしょう、頭をつかう遊びの方が長く集中してくれます。具体的なおすすめの機内遊びや機内おもちゃはこちらで詳しくご紹介しています。
お菓子はキャラクターものを
テレビのキャラクターには、学習中に子どもの脳を阻害する可能性があるということで、私はふだんキャラクターものは買わないのですが、飛行機の中だけは特別で、いつも一番カラフルで鮮やかなものを持って行っています。機嫌が悪くなった時に効果てきめんで、いつも助かっています。
絵本はお気に入りか外国ものを
絵本は、特に、乳幼児におすすめです。飛行機の中に絵本を持っていくのなら新しい絵本ではなく、読みなれた絵本で、お子さんが「もっと読んで!」と言ったことのある絵本がおすすめです。
遊びとお菓子は少しずつ
長時間の国際線フライトを乗りきるには、おもちゃやお菓子を少しずつ計画的に出してあげることです。(ママが寝ている時に)パパが全部一度に渡しちゃった! ということが少なくないので要注意!(自分と知人の体験談です…)
子どもの好きな動画を準備
目安はフライト時間の30~40%分
機内にも子ども向けの動画サービスはありますので、まず、フライトの期間中にどのようなサービスを配信しているか調べてみるといいと思います。しかし、たいていの場合、子どもが好きなアニメの新作がちょうどタイミングよく公開されたなんてラッキーはなく、子どもが好きな動画を自前で用意しています。フライト時間の30〜40%分の動画があると安心だと思います。
ヘッドホンはあると違いました!
機内に備え付けてあるヘッドホンでは、子どもは集中して音を聞くことができません。大きすぎて、すぐにずれ落ちてしまいます。友人にすすめられて子ども用ヘッドホンを買ってみると、子どもの集中力が違いました! 特にヘアバンドタイプのヘッドホンはおすすめです。
機内では早めに片付けを
取り残されないように!
長時間のフライトを乗り切るためにあらゆる手を使い尽くしたフライト後半では、座席がいろいろと乱れていることだと思います。早めに片付けておかないと、ほかの乗客が飛行機からいなくなっても機内に取り残されてしまうなんてことになりかねません(体験談です。客室乗務員さんが露骨に嫌な顔をします…)
トイレは早めの声かけを
着陸前には軽食タイムがあるので、着陸2時間くらい前から少しずつ片付けるといいと思います。軽食の配膳が始まると、軽食後から着陸直前までトイレが混みますので、着陸2時間前にはお子さんにトイレの声かけをしてあげると良いと思います。
搭乗前にキッズスペースへ
飛行機に乗る前にもできることがあります。空港のキッズスペースとトイレは場所を確認しておくと、とても便利です。
特に、キッズスペースは搭乗前に必ず行くことをおすすめしたいほどです。子どもは軽く体を動かした後は集中力が増しますので、機内でのより静かに、より長く、遊んでくれます。また、遊べば眠たくなりますので、機内でのたくさん寝てくれるようになります。
国際線はフライトの3時間前には空港へなどと言われていたのは、ひと昔前のことですが、幼児連れの場合にはフライトの3時間前に行って、キッズスペースで思いっきり遊ばせてあげると、ママとパパは機内で楽かもしれません。
荷物は3つに分けて準備
機内の持ち込み荷物は用途によって3つに分けるのがおすすめです(母と子どもでフライトの場合は2つ)。3つというのは
「貴重品の小さい手荷物」
「機内グッズの大きめバッグ」
「もしもの時のための機内持ち込みスーツケース」
の3つです。特に、「もしもの時のための機内持ち込みスーツケース」はあった方が安心です。普段は吐き癖のない子どもが機内で突然嘔吐して、ママもパパも洋服がぐちょぐちょになった経験があります。余分に1泊せざるを得なかった子連れ国際線フライトのトラブル体験(詳細は別記事で)もありまして、わが家は必ず家族全員分の着替えを機内に持ち込んでいます。
子供と何を話すか考える
以前、幼児教室で働いていたので殊更に感じるのですが、長距離フライトは乳幼児にとって理想的な知育の場です。ママはお料理もお洗濯もする必要がなく、何時間もずっと子どものそばに座っていられます。せっかくの貴重な機会ですから、お子さんとゆっくりどんな話ができるのか、どんな話をしたいのか、一度改めて考えてみてはいかがでしょうか。
お子さんとの遊びも、普段はなかなかできない時間がかかるゲームも、機内であれば楽しめます。お子さんとオリジナルの物語を考えるのも楽しいと思います。お子さんの学習進度に合わせて、最近ひらがなを覚えたのであれば文字あてゲームをしたり、最近そろばんを始めたのであればフラッシュ暗算ゲームをしたり、英語教育を始めていれば空港でも機内でも英会話ゲームがおすすめです。
子供と飛行機ごっこをする
海外旅行の数週間くらい前から「国際線フライトごっこ」で遊ぶと、空港や機内で過ごす時間がいっそう楽しくなりましたのでオススメです。
幼児は「お飲み物はいかがですか?」「オレンジジュースをください」のやりとりから遊ぶといいと思います。
年長さんから小学生になると、手荷物検査場にはどんなものがあるか、入国審査ではどんなことをするのか、考えてみたり遊んでみたりしておけば、多少待ち時間が長くてもグズらずに堪えてくれると思います。なにより、お子さんにとって貴重な海外経験で、今流行りの体験学習(学んだことを実際に体験することで体験に裏付けられた深い理解が期待できる学習方法)ができてしまいます。
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