【ソフロロジー出産体験談】出産までのイメージトレーニングを振り返る by出産ブログ

私はソフロロジー出産のためのイメージトレーニングは苦手でしたし、好きでもありませんでした。ソフロロジー出産CDに収録されているシンセサイザーのような音色の音楽を聞くのは苦ではなかったのですが、イメージトレーニングは何度繰り返しても上手にできないので、何度か挑戦してみて早々と諦めてしまいました。でも、陣痛は「痛くなかった」ので、ソフロロジー出産には成功したのだと思います。そんな私のイメージトレーニング体験談です。

ソフロロジーイメトレとは

ソフロロジー出産のためのイメージトレーニングは基本的に付属のCDを聞き流すだけです。

ソフロロジーイメトレCDとは

ソフロロジー出産のためのイメージトレーニングは、一般的にまず「何度か深呼吸をして」「全身を脱力させる」ことによってリラックスした状態になり、体の準備をした後にイメージトレーニングに移ります。イメージトレーニングではまず「自然のものをイメージ」して、それから思い浮かべた自然のものを赤ちゃんに置き換えながら「赤ちゃんをイメージ」する練習をします。赤ちゃんをイメージできたら、赤ちゃんのイメージを保ったまま出産の擬似練習をするという流れで、ソフロロジー出産のためのイメージトレーニングは行われます。

ソフロロジーイメトレ体験談

ソフロロジー出産のためのイメージトレーニングは、前半が「自然」をイメージする練習で、後半が「赤ちゃん」をイメージする練習です。ソフロロジー式分娩法用語で言うところの「単純ソフロニゼーション」と「ダイナミックソフロニゼーション」という２つのイメージトレーニングです。

 

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自然をイメージする練習

「単純ソフロニゼーション」と呼ばれるイメージトレーニングは「自然のもの」をイメージする練習です。ソフロロジー出産のCDは、まず深呼吸から始まり、徐々に体の力を抜いていって「全身が脱力した状態」になるのですが、そのあと突然「では、何か自然のものを思い描いてください」というナレーションが始まります。私はこれがまったくできませんでした。

ナレーションは「石でも葉でも何でもいいのです。あなたの好きな自然のものをイメージしてみましょう」などと優しく指示してくれるのですが、全身を脱力してゆったりとした心地よい気持ちでいるところに突然自然物を想像するなんて私にはとても難しいことでした。

私はまずナレーションが「石でも葉でも何でもいいのです。あなたの好きな自然のものをイメージしてみましょう」と例示してくれた石をイメージしてみようと思いました。玄関の前にある小さな石ころを想像してみようと思ったのですがダメでした。

次に葉っぱを想像してみようと思いました。葉っぱと聞いて私が反射的に思い浮かべるのは風に舞う枯れ葉でした。でも、赤ちゃんのためのイメージトレーニングをしているのに枯れ葉を想像するのは嫌で、すぐに地面に生えている若葉を想像しようとしました。でも、せっかく若葉を想像するのなら四つ葉のクローバーがいいと思い、頑張ってイメージを作ろうとしましたのですが、四つ葉のクローバーとなると地面の葉っぱというよりイラストのような四つ葉が脳裏に浮かび、なかなか集中することができませんでした。

私が次に挑戦したのは空に浮かぶ雲でした。雲は「赤ちゃんの魂が神さまと一緒に暮らしていたところ」でもありますし、新しい生を迎える出産のためのイメージには相応しい気がしてアイディアは好きでした。でも葉っぱと同じく、雲のイメージが空に浮かぶ雲よりも、紙に描かれたイラストの雲に近くなってしまいうまくできませんでした。

ソフロロジー出産CDのナレーションは「もし上手くイメージできなくても構いません。そのときは深い呼吸をし続けてください」と続きます。できなくても構わないほど大切なことではないのだったら「まぁいっか」と、何度か挑戦してみて私は早々と諦めてしまいました。ソフロロジー出産には３回も挑戦しましたが、自然物をイメージすることはついぞ一度も成功しませんでした。

イメージした自然物は次に赤ちゃんのイメージへと移し、ソフロロジー出産のイメージトレーニングを進めていくので、私はこの前半のイメトレの段階から赤ちゃんをイメージするようにしていました。不思議なことに赤ちゃんをイメージしようとすると、変な邪念が入らずとてもスムーズにイメージトレーニングをすることができました。

赤ちゃんをイメージする練習

赤ちゃんをイメージする練習はとても好きでした。体の力を抜いて、うとうとしつつある心理状態（ソフロロジー用語では「ソフロリミナルな状態」）で赤ちゃんのことを考えていると、赤ちゃんの魂にでも触れているかのように小さな存在をとても強く大きく感じ、妊娠することができた幸せを毎日感じていました。

ソフロロジー出産のトレーニングCDを聞くことに慣れてくると、他の音楽で赤ちゃんのイメージを思い浮かべてみたりもしていました。胎教音楽として定番のオルゴールやクラシックをはじめ、胎教音楽としては定番ではないヒーリング音楽などもよく聞いていました。私が一番好きだったのは「深海の音」です。水の中を空気の泡が水面に向かって浮かび上がる時のボコッボコッという音などを聞いていると、まるで赤ちゃんと一緒に羊水の中にでもいるような気分になれました。

 

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さいごに

さいごに「イメージトレーニングの効果」と「ソフロロジー呼吸法の練習」について少しだけ書き留めておきたいと思います。

イメージトレーニングの効果

ソフロロジー出産のイメージトレーニングの効果は、リラクゼーションやヒーリングという点からは大いに感じられました。ソフロロジーのトレーニングをしたあとは体も心もすっきりとしていて心地よく、赤ちゃんとの幸せな一体感が強く残り、妊娠することができた幸せを毎日感じられていました。

ソフロロジー出産のイメージトレーニングにお産を軽くしたり、陣痛の痛みを和らげたりする効果があったのかどうかは実感がありません。私はソフロロジー出産の成功のコツは「陣痛中の語りかけ」にあると強く感じましたが、もしかしたら赤ちゃんとのボンディング（心理学用語で「絆」の意）を育んでくれていたのかもしれません。

ソフロロジー呼吸法の練習

ソフロロジー出産の呼吸法は４種類あるのですが、基本は「息を細く長く吐くこと」です。つまり、息を「細く長く」吐く方法にも何種類かあるというだけの話です。そしてソフロロジーの４種類の呼吸法はできなくても、使い分けられなくても何ら問題はありません。しかも、この呼吸法は１種類をのぞいてソフロロジー出産のイメトレCDには収録されていません。

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