「ドラえもんひらめきパッド」買ってみました! 1年間使っています。口コミ通りだったところ、口コミほど気にならなかったところ、口コミ以上に良かったところなどをまとめました。
タブレット探しのきっかけ
国際線でアニメが観られない
「幼児向けタブレット」など、目に悪いものを購入したいと思うにいたったきっかけは国際線フライトでした。機内で頼りにしていたアニメやゲームを子どもたちがまったく楽しめなかったことでした。
理由は低年齢児向けのアニメがなかったこと。そして、座席が低かったことです。アニメはディズニーの長編アニメくらいしかなく、子どもたちは最初の10分で飽きました。ゲームなどには興味を示してくれましたが、前座席に設置してある画面は高すぎて、しばらくは立て膝をしたり正座をしたり荷物の上に座ったりして遊んでいたものの10分ほどで飽きました。
このフライトでは子どもたちが大騒ぎしてしまって大変な思いをしました。そこで、狭い機内で上手に時間つぶしができるアイテムが欲しいと探したところ幼児向けタブレットを見つけた、という次第です。
購入したら待ち時間も安心に
購入してみたところ、空港での待ち時間も機内での時間もまったく不安がなくなりました。
ひらめきパッドの購入理由
幼児向けタブレットはディズニーやアンパンマンなど、たくさんの種類がありますが、ドラえもんのひらめきパッドにした理由はこちらでした。
プログラミングがあったから
幼児向けタブレットの購入を考えたときに、どうしても欲しかった機能が「プログラミング学習ゲーム」でした。そして、その次に欲しかったのが「漢字練習ゲーム」。
調べてみたところ、プログラミングと漢字の両方が入っているタブレットはなく、プログラミングがもっとも充実していると感じた「ドラえもんひらめきパッド」にしました。
大きなデメリットがないから
プログラミング学習ゲームを見つけたタブレットは「ひらめきパッド」だけだったので他に選択肢はなかったのですが、一応、口コミもチェックしました。Amazonや楽天市場、先輩ママの育児ブログなどを読んでみた結果、デメリットが特に大きな問題でないと思いまして購入することにしました。
参考にした口コミと私の感想
プログラミング学習ゲームがあるという点でほぼ「ドラえもんひらめきパッド」に決めましたが、一応口コミも調べました。目をつぶれないほどの大きな欠陥があるといけないので。
「すぐに飽きた」
幼児向けタブレットを購入するときに一番気になったのが「簡単すぎてすぐ飽きる」という口コミでした。すぐに飽きてもらっては機内での時間つぶしができません…。
しかし、このような口コミをじっくりと読んでみると、幼児向けタブレットにすぐに飽きてしまうお子さんはどうやら日頃からスマホやタブレットでアプリゲームをしているような記述が目立ちました。
うちでは、パソコンでプログラミングの練習をする以外はガジェットに触らせていなかったので大丈夫かな、と思い購入しましたが、実際大丈夫でした! 自分だけのタブレットだというところにも、自分サイズの小さなタブレットだというところにも、予想以上にくいついてくれました(1年たった今でも機内では食いついてくれています)。
「すぐに興味をなくした」
次に気になった口コミは「最初は楽しんでくれたけど、しばらくすると興味をなくし、見向きもしなくなった」というもの。こちらもいろいろな方の意見を見てみますと、ほとんどの方がほぼ毎週(もしくは毎日)タブレットに触らせていたようでした。
うちでは、基本的に飛行機の中でしかタブレットを渡さないつもりでしたから、こちらも大丈夫かなと…。この1年間、まずまずでした。
当初は飛行機でしか使わせないつもりでしたが、コンパクトで持ち運びやすいし、子どもたちがとても大人しくしてくれるので、通院に持って行っています。わが家の「通院」は、幼児の予防注射と半年に1回の歯医者さん、それに、年に数回の小児科くらいなので年に10回くらいだと思います。子どもたちは2〜3ヶ月に1回くらい、タブレットを使っていることになります。
大きな失敗は1回だけありました。
子どもが手術した時のことでした。入院していた4日間は、術後で集中力もなく毎日ほんの少しだけ気分転換に遊べていました。しかし、退院してから家で2週間安静にしている間にタブレットを渡してしまったところ、1週間もちませんでした。遊んでいたのは休憩をはさんで毎日2時間くらいでした。
6日目くらいに「もうつまらないからやらない、他のがいい」と…。やっぱり毎日遊ばせてはすぐに飽きるなと痛感しました。ちなみに、4ヶ月間封印していたところ、4ヶ月後の歯医者さんでは待合室でおとなしく遊んでくれました(今も飽きずに遊んでくれています)。
「電池がすぐに切れる」
「電池がすぐに切れる」という口コミも気になりましたが、電池がすぐになくなるのであれば乾電池を機内に持ち込めばいいだけなので特に問題にしませんでした。電池は少々重いですが…。
口コミを読んでみると「4時間保たない」という方もいらっしゃったので、初フライトで電池交換をする必要があるのかなと思っていましたが、空港と機内での4〜5時間つけたり消したりしましたが問題なく保ちました。その後、目的地に着いてからも少し使いましたので6時間以上は遊んでいた気がします。
ちなみに、電池は単3電池が4本必要です。うちは3人の子どもに1台ずつタブレットを渡しているので、フライトのたびに単3電池を12本機内に持ち込んでいます。12本の予備の乾電池はほぼ使いません。かなり重いし、かさばります。でも、機内で大騒ぎをされたトラウマがあるので、このくらい何ともありません…。
「プログラミングが難しい」
対象年齢に関しては多くの方がご自分のお子さんの年齢に「ぴったり!」と口コミをされていた反面、「3歳だけどすぐに飽きた」「5歳には簡単すぎる」などと真逆の口コミも散見されました。
幼児向けアイテムレビューはその子のゲーム経験値に大きく左右されると思うので、口コミを読むだけではあまり参考になる情報は手に入りませんでした。
私が一番期待していたプログラミング学習ゲームが楽しめるのは4歳くらいからだと思います。うちでは5歳児は初見で問題なく遊べていました。直感的に何をどうしたらいいのか分かったようです。
4歳になりたての下の子は無理でした。そもそも「命令カードを並べるとドラえもんがその通りに動く」ということを理解できませんでしたし、それを楽しいとも感じられないようでした。
「2歳児から楽しめる」
「ドラえもんひらがなパッド」にも、ひらがなやカタカナのなぞり書きや、足し算や引き算、お絵かきや塗り絵、神経衰弱ゲームなど、他の幼児向けタブレットでもよくあるゲームがいくつもあります。
足し算や引き算などの算数ゲームとプログラミングゲーム以外はうちの2歳児もとても楽しんでいました。神経衰弱ゲームなどはルールが分からなくても、いろいろなカードをタッチしまくって、2歳児なりに時間つぶしをしてくれました。
ひらがなとカタカナのなぞり書きゲームは、2歳児の運筆レベルでもよく反応してくれます。うちの子はくねくねが多い「ん」が好きでした。ただし、スマイルゼミのように運筆に特化したタブレットではありませんから、タブレットペン独特の癖のようなものはつきます。タブレットだけでひらがなの習得を狙うのであれば、スマイルゼミにすべきだと思いました。
「ひらがなカタカナを覚えた」
ひらがなやカタカナの運筆練習ゲームは2歳児だけでなく、わが家の幼児組もとてもお世話になりました。ひらがなやカタカナを60~80%覚えた状態で遊ばせると、一瞬であやふやな文字がなくなり驚きました。
口コミの中には「ひらめきパッドで遊ばせていたら自然にひらがなを覚えていた」というものもありましたが、あながち嘘ではないと思っています。
文字をなぞる時の感度は「チャレンジタッチ並(スマイルゼミよりは劣るけれど、RISUよりは上くらい)」なので、タブレットがきちんと反応してくれるため遊んでいて楽しいですし、少々ずれてもドラえもんやのび太がいっぱい褒めてくれます。
ただし、タブレットでの文字の練習はあくまでも画面の上でタッチペンを動かす「書く練習」ですから、紙に字を書くときの手の動きとは少し違います。特に、利き手の小指を支点にすべき手の重心がずれるというタッチペン独特の悪い癖が付きやすいと感じました(スマイルゼミ以外のすべてのタブレットに共通して言えることですが)。タブレットで文字を覚えても、紙の上での筆記練習は必要だと思います。
「足し算と引き算を覚えた」
「ドラえもんひらめきパッド」には、足し算や引き算の練習になるゲームが入っています。うちの子どもたちも楽しんで遊んでいました。
計算ゲームの「ヒント」ボタンはなかなか上手くできていると思います。繰り上がりの計算などを、どら焼きやさくらんぼで「5のかたまり」「10のかたまり」を視覚的にイメージさせてくれます。
また、計算ゲームのおかげで足し算と引き算が早くなりました。これは「画面に式が表示されてからいかに素早く答えをタッチするか」と、兄弟で何度も競争していたからだと思います。
足し算と引き算はたくさんやりましたが、掛け算はすでに覚えていたためほとんど使っていません。
「勉強ものをしてくれない」
遊ぶことができればメリットをたくさん感じる学習ゲームですが、口コミの中に「勉強系ではないゲームでばかり遊んでしまう」というものがありました。
この口コミを読んでいたため、購入当初は「プログラミング学習ゲーム」しか使い方を教えず、その他にゲームがあることを悟らせませんでした。(子どもたちはゲームが一覧になっているトップ画面を見ても他にゲームがあることが分からないくらいの経験値しかなかったので)。
しかし、ママ友にひらめきパッドを「見せて」と頼まれて、お友だちと一緒に「ひらめきパッド」で遊んだ時に、他にもゲームがあることがバレてしまいました。
お友だちはゲーム経験値が高く、トップ画面を見ただけでどこにどんなゲームがあるかを把握し、次々に新しいゲームで遊びだしました(それだけ、ひらめきパッドが使いやすく出来ているとも言えるのですが)。その日はひらめきパッドを貸したり返してもらったりしながら、自分が遊んだり、友達が遊んでいるのを見たりと、結局お友だちが帰るまで3時間くらいタブレットを使っていました。
それ以来、完全に子ども任せにしてしまうと遊ぶのはいつもお絵かきや神経衰弱になってしまいました。そのため「この間はタケコプターも使ったよね、次はどんな道具が出てくるかな」と興味をあおったり、「プログラミングゲームをしたら他のゲームもしていいよ」と条件をつけたりしています。
「勉強系で売り出すのであればいっそ勉強以外のゲームを入れないで欲しい」という口コミにもおおよそ同感です…。
(追記)パソコンでのプログラミング学習が進み、子どもたちのプログラミングのレベルが上がると、声かけをしなくてもプログラミング学習ゲームをしてくれるようになりました。
「機能が安っぽすぎる」
スマホの学習アプリなどと比べると、かなり安っぽく感じると思います。
電源を入れた時には子どもの名前で呼びかけてくれますが、ひらがなを一文字ずつ読み上げるコンピューター音声で、かなり不自然に聞こえます。
ゲームの中身もあまり緻密ではありません。ドラえもんやのび太のセリフは四角い枠の中に表示されるのですが、次に進む時には「▼」印をタッチします。しかし、この「▼」印が出ない箇所が1〜2割くらいある気がします。タブレットが動かなくなったぞと心配すると、ただセリフの続きをタッチしなくれはいけないだけだったり。
中古品と迷った時の口コミ
「ドラえもんひらめきパッド」は人気商品ですから、中古品という選択肢もありました。新品にするか中古品にするかで迷った時に参考にした口コミです。
「電池の消耗が速い」
電池については「4時間も遊ばないうちに電池切れ」「3時間もやってないのに切れた」など、電池がもつ時間はさまざまに書かれていました。
「タッチペンの感度が悪い」
「タッチペンが反応しにくく、子どもがタッチペンをガンガン叩きつけるようになった」「最初は問題なかったのに、しばらくすると反応が悪くなって、ついに反応しなくなった」など。
「傷や凹みがあった」
「箱に凹みがあった」「箱の角が潰れていた」「本体に傷があった」など。
わが家の出した結論
このような初期不良と思われる口コミについてはたくさんありましたが、私は中古品のデメリットかなと思いました。
うちでも、開封してすぐに落として使い物にならなくなったおもちゃがありましたし、電池を逆向きに入れていることに気づかずに「電源がつかない」と言って電源を力いっぱいに押し続けて、電源ボタンが歪んでしまったおもちゃもありました。
幼児向けのおもちゃの返品は、前に使っていた子が何度も落としているかもしれませんし、どこかに強くぶつけているかもしれません。さらに、親がそれに気づいていない場合もありますので、「箱から出しただけですぐに箱に戻したんだから」と勘違いをして「ほぼ新品」などと出品されているかもしれません。
中には「新品のはずなのに」「わざわざ新品を買ったのに」という方もいらっしゃいましたが、もしかしたら、新品を買ったつもりで新古品や中古だったり…という可能性もあるのかも…?(私はこれまで初期不良の商品を目にしたことがないので…)
このようなことをいろいろと考えて、3台1万円強。大きな出費ですが、新品を買うことにしました。
1年間使ってみた感想
唯一のデメリットか?
商品説明で「漢字」と書いてあったので漢字練習機能も期待していたのですが、「ドラえもんひらめきパッド」に漢字の練習ができる機能はありません。この点に関しては私の誤解でしたし、購入後に気づいてかなりガッカリしました。
「ドラえもんひらめきパッド」の漢字は辞書としての機能しかありません。1年生で習う漢字の一覧をクリックすると、その漢字の読みや書き順を教えてくれるだけです。正直、意味ない…。
機内では「この漢字はなんて読むんだっけ?」などと漢字の読み当てゲームをしたりもしましたが、親がつきっきりになってしまうゲームは長続きしないので、いつも一瞬遊んで、それでおしまいです。
外出準備の時間短縮にも
予想外のメリットとしては、病院に行く時に子どもたちが自主的に準備をしてくれるようになったことでしょうか。
子どもたちは待ち時間にはタブレットで遊べるということが分かり、「早く行けば長い時間待っていられるから長い時間タブレットで遊べる」と結びつけたらしく、自分のタブレットを自分のリュックに入れて、靴下を履いて靴を履いて「ママ早くぅ〜」と玄関で待っていてくれるようになりました。出かける支度がすごく楽になりました!
待ち時間もおとなしくタブレットに集中してくれるし、病院の待合室などで子どもたちが文字や計算を練習しながら時間つぶしをしてくれるのは何だか得した気分になれます。
プログラミングは狙い通り
プログラミング学習ゲームは、1年ですべてクリアできるようになりました。1年間に電源を入れた日数は30日未満だと思います。25日くらいかな?
コマンドの意味や入れ替え、入力、削除など、基本的なプログラミングの仕組みは分かってもらえたようです。何より「プログラミングって楽しい」と思ってもらえたので、1万円で得られるプログラミング経験値としては狙い通り、期待通りでし。
買って良かった! 3台4万円!!
わが家は3人の子どもに1台ずつタブレットを購入しました。口コミでレビューされていたデメリットは多々感じますが、3台で4万円弱、買って良かったと思っています。
▼ 保護フィルムは必須アイテム
お子さんの目のためにも、タブレットの画面保護にも、画面の保護フィルムは必須アイテムだと思います。
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