【絵本の読み聞かせ方】某幼児教室の「家庭での読み聞かせ」の8つのポイント

おすすめの絵本の読み聞かせ方
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家庭での絵本の読み聞かせ方は、保育士さんや読み聞かせボランティアさんが読み聞かせてくれる読み聞かせ方とはちょっと違います。家庭での読み聞かせはママやパパがその子たった一人だけのための時間ですから、多くの子どもを前にして読み聞かせる場合とは違って当然なのかもしれません。家庭での読み聞かせと公衆での読み聞かせの違いに触れつつ、某幼児教室で保護者の方に紹介していた「家庭での絵本の読み聞かせ方」の基本部分だけをご紹介します。

読み聞かせの抑揚について

ママさんやパパさんによくご相談を受けます。

ママ
絵本の読み聞かせは感情をこめない方がいいと聞いたのですが…。静かに読んだ方がいいのでしょうか、抑揚をつけて読んだ方がいいのでしょうか…

「絵本の読み聞かせは感情をこめない方がいい」というアドバイスには注意が必要かもしれません。赤ちゃんはママとパパの声と表情の組み合わせで感情を学んでいますから、特にママの声にはとても敏感です。ママの声をよく聞いているのは読み聞かせの時も同じで絵本の適度な抑揚は必要だと思われます。

しかし、子どもは徐々に感情のない本にも慣れなくてはいけませんから小学生以上のお子さんへ過度に感情を込めた読み聞かせをするのは控えた方がよろしいかもしれません。

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年齢別の読み聞かせの基本

赤ちゃん時代は…

赤ちゃん時代は、赤ちゃんに絵本を読み聞かせながら、親が絵本の読み聞かせになれるときです。ご自分が楽しく読める読み方を見つけてみてください。最初は絵本をパンパンと叩いたり、力一杯にひっぱったり、なめたりかじったりして遊ぶことでしょう。早ければ9ヶ月ころから、遅くても1歳半くらいまでに赤ちゃんは「絵本はページをめくりながら読んでもらうと楽しいものなんだ」ということを学びます。

1歳から3歳くらいまでは…

1歳から3歳くらいまでの記事は最初はできるだけ感情をこめた方がお子さんが楽しむと思います。たくさん感情を込めて、いろいろな感情があることを教えてあげてください。

感情や抑揚を押さえた読み方には知育効果があると言われることもありますが、あまりに幼いお子さんに感情や抑揚なく絵本を読んであげても絵本への集中力が長く続かない原因になってしまうことがあります。

読み聞かせながらお子さんの様子を観察してください。あまり大げさに抑揚をつけたり演じ分けをしたりしなくてもお子さんが絵本に夢中になれるようでしたら、徐々に感情を込める程度をゆるやかにしていくことをおすすめします。

4歳くらいから小学生は…

絵本の読み聞かせが習慣になっていれば4歳くらいには自分一人で絵本をひらき、自由に想像を楽しんだり、文字を音読したりすると思います。そのような場合は余計な抑揚はつけずに静かに淡々と読んであげた方がお子さんの想像力や集中力を刺激できるかもしれません。

読み聞かせの5つのコツ

幼い子どもに絵本を読んであげるときのコツは「ゆっくりと読むこと」です。

文を「ゆっくり」読む

書かれてある文は少しゆっくり読んであげましょう。特に乳幼児向けの絵本は、1ページ1ページに書かれてある文字が少なく、音読したらすぐに読み終わってしまいます。言葉を一つ一つ大切に発音をはっきりと読むのがおすすめです。

また、3歳児向けの絵本くらいまでは読み聞かせの際に文章の「文節」と「音節」に注意してみてください。お子さんに「将来は人前でももじもじせず堂々と話をしてほしい」と願うママ&パパさんは、ぜひ気をつけてみてください。効果テキメンですよ。

《文節》

《文節》とは「今日は『ね』みんなと『ね』お砂場で『ね』遊んだの」という具合に、言葉と言葉の間に『ね』が入れられる区切りをいいます。「言葉を一つ一つ大切に」は、「《文節》ごとにゆっくりと読みましょう」ということです。

《音節》

《音節》が曖昧だと『た』なのか『な』なのか『ぱ』なのか、聞き取りにくくなります。「発音をはっきりと」は、「《音節》をしっかりと発音しましょう」ということです。

ページを「ゆっくり」めくる

絵本に書かれている文をすべて読んでしまっても、まだページをめくってはいけません。大人は書かれてある文を読んだらすぐにページをめくりたくなりますが、お子さんはママやパパの声の余韻と、美しい絵をじっくりと楽しんでいます。

日本語の音や絵本の絵をありのままに感じる力を「感性」と言います。お子さんは、今この瞬間に感性を育てています。と言うより、人間の感性は、大人になってしまったママ&パパよりも、赤ちゃんであるお子さんの感性の方が数十倍、数百倍、鋭敏だと言われますから、文章を読んでしまってもページをめくる手を3秒我慢してぜひお子さんの感性を邪魔しないように(笑)

絵本を「ゆっくり」とじる

「絵本の裏表紙を見せましょう」というのは読み聞かせ講座などで最初に教わるであろう、絵本の読み聞かせのとても基本的なテクニックの一つです。裏表紙は絵本の世界の余韻がつまっています。絵本作家さん裏表紙に絵本で表現した世界の余韻を絵に表してくれています。裏表紙と表紙が一つの絵になっている場合は絵本を開いて表紙を見せてあげてください。

楽しく読み聞かせるヒント

「楽しむ」ことを大切に

 乳幼児期の絵本の読み聞かせの一番大切な目的は本の楽しさを教えてあげることです。なので、絵本を読んであげるときには、ママやパパが絵本を読み聞かせることを楽しんでみてください。演技力や情感よりも大切なのは「お子さんがその絵本を楽しんでいるかどうか」です。そして大好きなママやパパが楽しんでいれば、お子さんは必ずその絵本が大好きになります。

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絵本の世界の「はじまり」と「おわり」を教えよう

読み始めるときにはタイトルを読み上げて「はじまり、はじまりぃ」と楽しげに言ってあげると、子どもがすっと絵本の世界に入るようになります。読み終わったら「おしまい」と少し静かな声で言ってあげましょう。このときに裏表紙を見せてあげることをお忘れなく。

お子さん主導で読み聞かせ

絵本を読み聞かせるときは、ぜひ、目の前のお子さんを注意深く観察してあげてください。そして、お子さんの興味が向いたものをたくさん、そして楽しく聞かせてあげてください。お子さんはママやパパの温かい体温を感じながら優しい声に包まれて絵本の世界を楽しみます。

  • 2歳から4歳くらいまでは、うろちょろと…

2歳から4歳くらいまでは、集中力もあまり続かず、少し対象年齢の高い絵本や題材が身近でない絵本を読もうとすると、お子さんはじっとできずにうろちょろとするかもしれません。それで結構です。

もしかすると、読んでもらっている絵本に昨日読んだ絵本の何かが載っていて、昨日読んだ絵本を取りに行ったのかもしれません。もしかすると、絵本の絵と同じ絵を幼稚園で描いて見せてくれようとしているのかもしれません。お子さんの興味のゆくえを見守って、その絵本にまったく興味を示さないようであれば、また1週間後にその絵本をひらいてみましょう。

公衆の読み聞かせでは「読み聞かせの時間」には絵本に集中させられるように読み聞かせ方や雰囲気づくりに工夫をしたりしますが、家庭での読み聞かせはその子だけのオーダーメイドな時間ですから、読み聞かせ以外に興味が向けばそちらへ、また絵本に興味が戻れば読み聞かせを再開するという時間を作ってあげることができます。

  • お子さんが大きくなれば楽しみが増える

 言葉がしゃべれるようになると、お子さんがママ&パパに

ひー
「ページをめくっていい?」
と聞いたり、ママ&パパが
パパ
「じゃあ、ページをめくってちょうだい」
とお子さんにページをめくらせてあげたりすることができるようになります。お子さんが大きくなればページをめくるだけでも楽しめるようになります。

こうなると、子どもが絵を楽しんでいるスピードが分かるようになるのでお子さんの興味に合わせて絵本をよんであげることがしやすくなります。

読み聞かせが苦手な方は自分の「声」を聴いてみて

もしママやパパが読み聞かせに苦手意識をもっている場合は、日常の自分の声を意識するとおもしろい気づきがあるかもしれません。

たとえば電話に出るときの「もしもし」は普段の声より少し高い人が多いと思いますし、夫婦ゲンカ(夫婦ゲンカはしないに越したことはありませんが)をするときには少し低い声になっているでしょう。体のどの辺りから声が出ているなと感じられますか?

普通の声と電話に出たときの少し高い声、怒ったときの低い声があれば、もう3人分の声を使い分けられます。少しでも変化をつけられるようになると絵本を読むのが楽しくなります。

公共の読み聞かせにも

絵本の読み聞かせは幼稚園でも図書館など公共の場でもよく行われています。ぜひ近くの図書館や児童館に連れて行ってあげてください。

どれだけママやパパが毎日絵本を読んでくれていても、ママやパパ以外の人の声で聞く絵本の読み聞かせというのも子どもにママやパパとは違った世界を見せてくれる、とても大切な経験です

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この記事がお子さんへの読み聞かせに役立てば嬉しく思います。

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