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【このページの目次】
大失敗と大成功のあとの出産
初産でのソフロロジー出産の挑戦は言葉にできないほどの激痛で辛く苦しい思いをした苦痛と悶絶のソフロロジー出産、2回目のソフロロジー出産ではなぜか「痛く」感じなかった不思議な陣痛の「痛み」と赤ちゃんへの愛しさだけを感じられた感動と感激のソフロロジー出産でした。
3回目のソフロロジー出産も楽しみにしていました。3回目は笑顔と笑いの陣痛&出産でした。もちろんカンガルーケアもばっちりできました。誰の立ち合いも見守りもなく、赤ちゃんと私だけの寂しいお産でしたが、出産直後に後陣痛の対策をする余裕すらあった笑顔にあふれた幸せな3人目のソフロロジー出産レポです。
陣痛
予定日2週間くらい前
1人目は予定日4日前に生まれました。2人目は予定日の6日前に生まれました。産めば産むほど早く出てくるというジンクスを信じ、3人目は予定日の10日くらい前に生まれるのではないかと思い、このころは毎日そわそわしていました。妊娠38週の妊婦健診で「もう妊婦健診も最後だろうな」と思う。
まだ2人目の授乳をしていたので、毎晩授乳のたびにお腹が張り「陣痛かな?」とワクワクするが陣痛は来ない。1人目と2人目は年子だったのに臨月では「陣痛が来ても陣痛だって分からなかったらどうしよう」としんぱいしていたが、3回目は3年空いているもののさすがに「陣痛の痛みだってちゃんと分かるかな」という心配はなかった。
予定日6日前
2人目は予定日6日前に生まれたのに、3人目の陣痛はまだ来ない。「もう来ないだろう」と高を括っていた妊娠39週の妊婦健診を受ける。
予定日4日前
1人目は予定日4日前に生まれたのに、まだ陣痛が来ない。
「この子はもうずっとお腹から出てこないんじゃないだろうか」と真剣に心配する。そして「2人目のときにこのくらい陣痛が来なければ、1人で産むこともなかったのにな」と、もう数日待ってくれれば夫に立ち会ってもらえた2人目の出産を少し悔やむ。
予定日3日前
午後9時
この日は地元の花火大会だった。我が家は子どもが2人して38℃の熱を出していて花火大会どころではなく、さらに里帰り出産でお世話をしてくれていた実母も熱を出していた。体調が悪いからか子ども2人の寝付きが悪く、なかなか寝てくれない。
眠そうなのにぐずぐずとおっぱいを飲み続ける2人目に授乳をしていると、いつものようにお腹が張る。「今陣痛が来たら困るなぁ」と思っていたら下腹にきゅーっと骨にひびく痛みを感じる。直感的に「あ、ヤバい」と思う。
10分後
また下腹がきゅーと痛む。「やっぱり陣痛かな?」と思う。
さらに10分後
また下腹がきゅーと痛む。「やっぱり陣痛だ」と思う。
午後9時30分
ようやく2人目は寝てくれたが、入れ替わりに1人目が起きる。母を起こして、陣痛が来たことと1人目が起きてぐずっていることを伝え、産院へ電話をかける。
「陣痛が来ました。陣痛が始まってまだ30分ですが、始まった時から10分間隔です」と言うと、電話に出た助産師さんは前回の私のスピード出産を覚えていてくれていて(前回の出産レポはこちら)、まだ陣痛が始まったばかりなのに「すぐ来てください!」と言ってくれた。
そんな電話をしているときに、少し尿がもれたような感覚があった。実はこれが破水だったが、完全に尿もれだと思っていた。いつも分娩台の上で、陣痛の終わりに破水していて、陣痛で足の感覚が麻痺していて「いつ破水したのか」自覚したことがなく、巷でよく聞く破水の「足にじゅわーっと温かいものが流れ出てくる感じ」を経験したことがなかったが、私の破水は生理の時のような少しとろみのあるおしっこをもらした感じだった。
陣痛の初期に破水した場合、床が水浸しになるくらいの量が出たら子宮の下の方が破水していて、止まらない尿漏れのように少量が「とろっ、とろっ、とろっ」と出続けるようなら子宮の上の方が破水していると聞いていた(※)ので、たぶん私は子宮の真ん中くらいが破水したんだと思う。
(※)破水したらすぐに病院へ行かないと感染し、合併症などを引き起こすほど重症ではなくとも、ほとんどの場合では陣痛中もしくは出産後にママも赤ちゃんも発熱します。陣痛中に熱を出すと体力が落ちるので非常に辛いです。関連記事『読むだけでソフロロジー!陣痛はいつから、どのように、どれくらい痛いのか…陣痛を知れば痛くなくなる〔安産のために出産前に知っておきたい正しい知識まとめ〕』
陣痛が来たら母に車で送ってもらうはずだったが、母も熱があるし、1人目は起きているし、2人目はやっと寝ついたばかりだし、1人で産院へ向かうことにする。
産院は歩いて15分。歩いて行くかタクシーを呼ぶか迷ったが、妊婦タクシーを呼んだ。妊婦タクシーは10分ほどで来てくれた。すでに破水してることは知らなかったけど、「タクシーの中で破水したらいけないから」とバスタオルを持っていく。
1人目は陣痛から8時間で出産(母子手帳には5時間と記載)、2人目は陣痛から4時間で出産(母子手帳には2時間と記載)しているので、今回の出産は産院に着く前に生まれちゃうんじゃないかとずっと心配していた。タクシーの中で「この車内で生むのだけは勘弁だなぁ」と考える。
車内を汚すことはなかった。産院までは信号はたった1つ。3分でついた。「ああ、この陣痛の進み具合なら歩いても産院で産めたかな」と思う。(←絶対ダメ!お産が進み、道端で出産する羽目になる可能性もあるほど危険)
陣痛が来ているのに「1人で」産院に来たので、持ち物は母子手帳のみ。今回は前回の失敗から学び、臨月に入る前にちゃんと入院荷物を準備しておいたので、残りの荷物は玄関に並べておき朝になったら持ってきてもらうことにした。出産も3回目となると必要なものと必要でないものがよく分かるので、初産では荷物がボストンバッグ3つだったのに、3回目の今回はボストンバッグ1つに海外旅行用のちょっと大きめの肩かけバッグ1つだけ。私も成長したもんだ…。(3回の出産で私が「あると便利だな、なくてもよかったな」と思った持ち物リストはこちらにまとめています。)
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病院へ
午後10時ごろ
花火大会も佳境なのか、パンパンパンパンよく音が聞こえた。
始まったばかりの陣痛は痛みも軽いし、間隔も長いし、何より陣痛と陣痛のあいだは全然痛くないので、タクシーの間も産院に着いてタクシーを下りる時も余裕しゃくしゃく。「どうもありがとうございました。頑張りまーす」と手を振り、タクシーを笑顔で見送るほど余裕があった。
だけど、3人目はさすがにお産のすすみ具合が早いのか、産院の駐車場に着いたときにはちゃんと歩けていたのに、分娩室までの20メートルの廊下を歩く間に陣痛が来たら何かにしがみつかないと体が支えられないくらいの痛みになっていた。陣痛と陣痛の合間はまだちゃんと歩けたので、陣痛が去ったら小走り、陣痛が来たら壁に手を当て前かがみになって耐える…を2回くり返し、LDR室に着いた。
陣痛の間隔は5分~8分くらいか。分娩室に案内してくれたのは知らないアシスタントのおばさんだった。おばさんが「分娩台に乗ってください」と言うので驚いて、「あの…このままで?」と聞くと「はい」と言う。2回目の出産だった前回すら洋服のまま分娩台に寝かされることはなかったし、私はお産が早い方だから今着替えておいた方が絶対にいいと思ったが、言葉に従った。「この方はきっと新しい人なんだなー」とのんびり思っていた。
陣痛の合間を縫って分娩台に上がろうとしたとき、顔見知りの助産師さんがやってきて「あらあら、分娩着に着替えてからにしましょう!」といつものピンクのペラペラの分娩着を出してくれた。おばさんは隣の器具室にいたので聞こえていたかもしれないけど、顔を合わせていなかったので「気まずい雰囲気にならずに済んで良かったー」とまたのんびり思う。
ブラジャーも脱いでパンツだけになって、分娩着に着替えて、分娩台に横になって「あぁ、これで最後の出産なのに(当初から子どもは3人を希望)1人っきりかぁ。パパ、間に合わなかったなぁ~。子どももお母さんも来れないだろうなぁ」と寂しく思う。お産はママの仕事だから1人でもいいんだけど、夜10時、しーんとした薄暗い廊下を1人で歩いてきて、いやに明るいLDR室のベッドで1人で横になっていると(心細くはないが)やっぱり寂しい。
助産師さんが子宮口を診てくれる。「あれ?破水してるよ」と言われ、電話のときの尿漏れが破水だったんだと初めて気づく。
「そう言えば、こちらに電話をしているちょうどその時に尿もれの感覚がありました。私はてっきり…」
「ああ、それが破水だったのね。時間、覚えてる?」
「ええと、こちらに電話した時間だったので、15分くらい前…かな??」
「そうなのね。じゃあ、こちらで正確な時間を確認しておくね」
子宮口は6センチ。そのままパンツを脱がせてくれたが、着替えのために腰を浮かせることがもう1人ではできない。陣痛が1回来たので待ってもらい、産褥ショーツを履かせてもらった。
「破水してるので、抗生剤を飲んでくださいね」と丸い小さな錠剤と水を渡された。すぐに「点滴もしますね」と言って、助産師さんが手の甲に針を刺す。前回と違って、点滴もすぐにつながれた。
分娩台で陣痛が来るたびに、お腹をさすりながら赤ちゃんに声をかける。「今の陣痛、ちょっと痛かったね、大丈夫だよぉ。もうすぐママに会えるからね、頑張ろうねぇ~」私はソフロロジー出産の過程で、この瞬間が一番好き。赤ちゃんと一緒に頑張っているという気持ちになれるし、まるで…、いや実際に赤ちゃんと一体でいられることを一番強く実感できるから。
前回と同じく、陣痛は痛いけど、『痛い』と感じず辛くない。陣痛がどんどん痛くなっている気はしたが、赤ちゃんに笑顔で声をかけ続ける。そんな私を見て助産師さんが「あらあら、笑顔で陣痛?いいわね、理想のお産ね」と言ったので驚いた。痛みはそれほど強くない。「もうそんなに痛がらなきゃいけないほど進んでるの??」
午後11時ごろ
少しずつ陣痛の間隔が短くなって、痛みが強くなる。痛みは強くなるんだけど、不思議にも『痛い』と感じない。痛みはオブラートに包まれたようで、鎮痛剤を飲んだ日の生理痛みたいな感じだった。時計を見る余裕もあり、「このままだと生まれるころには日付が変わってるだろうなぁ」と思う。
助産師さんが入ってきて子宮口を診てくれた。「あら、もう8センチね。準備しましょうか~」と何もかもがさくさく進む。初産のときの苦しみと同じ『出産』という行為だとは信じられない(笑)(初産は【出産レポ1人目】に詳しく書いています)
平日の朝、助産師長さんと主任さんをはじめ、おばちゃん助産師さんにずらりと囲まれた2回目の出産とは打って変わって、1人で静かに陣痛と向き合う。若い夜勤の助産師さんとアシスタントのおばちゃんがせわしなく部屋を出たり入ったり。
午後12時
このときは知らなかったけど私は妊娠中に椎間板ヘルニアになっていたらしく、陣痛のタイミングとは違ったところで腰の骨に激痛。「うう゛っ」と声が出る。
助産師さんがまた子宮口を診てくれた。「はい。9センチね。このままいくと1時には生まれるかな」と助産師さん。「え!?あと1時間で本当に生まれるの!?」と驚く。陣痛の痛みをそれほど感じないので、出産の瞬間がそこまでせまってきているとは気づかなかった。
前回も思ったけれど、やっぱり「出産は夜中がいいなぁ~」なんて思いながら陣痛をやりすごす。
助産師さんがまた子宮口を診てくれた。「10センチ!全開大です!」助産師さんが私でなく隣の部屋にいるらしきアシスタントのおばちゃんに向かって叫んだ。寝ていたベッドの落下防止の柵がはずされ、ベッドの下から手すりが出てきて、ベッドの足下の部分がはずされた。
陣痛がなかなか強くならないように感じていたけれど、2人目のソフロロジー出産でも頭が出てくる直前まで強い痛みはなかったので、いよいよ出産の瞬間だと気が引き締める。
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感動の出産
前回は「ちょっと陣痛が強くなったかな」と思ってから陣痛が3回来て、するっと赤ちゃんが出てきてくれたので、同じように「ちょっと陣痛が強くなったかな」と思ったときに「赤ちゃんはもう旋回を始めてますか?」と助産師さんに聞いてみた。そしたら「うん。もう横向いてるよ」と教えてくれた。
ソフロロジー出産のためのイメージトレーニングで、私が一番好きだったのが赤ちゃんの旋回。陣痛の力で子宮の底に押し付けられた赤ちゃんが、くるっと旋回しながら子宮口を通ってくるところ。旋回することで、体で一番直径の大きな肩がママの体に一番負担にならない角度で出てきてくれる神秘!
前回も前々回も、陣痛のどのくらいの痛みのときに赤ちゃんがどんな動きをしているのか聞くことができなかったので、今回の最後の出産で聞きたいことが聞けて大満足。
「ちょっと強くなった陣痛」がやっぱり出産の瞬間の始まりだったようだ。
初産では陣痛が来るたびに腰も足も痙攣するほど激痛で、助産師さんに「息をながぁく吐いてね。吐かないと吸えないよ。吸えないと赤ちゃんが苦しいよ」なんて言われて、赤ちゃんの酸欠なんて分かっちゃいるけど「そんなこと言ったって無理なもんは無理!!」なんて必死な思いだったけど、今回も前回同様「陣痛、痛かった?大丈夫だよ、ママがいるからね」「もうすぐ会えるよ、がんばって」「ママ、早く会いたいな」「くるって回って、するぅって出てきてね」赤ちゃんに語りかけながらの幸せな出産でした。助産師さんの「もう頭見えてるよ~」のセリフも聞けないくらい、すっと出てきてくれました。
寂しく産後処置
赤ちゃんが出てきたら、そのまま胸に乗せてカンガルーケアをさせてくれた。アシスタントのおばちゃんが赤ちゃんを連れていくと、助産師さんが胎盤を出してくれた。前々回はお腹を押しながらへその緒をグイグイ引っぱられてすごく痛かったが、今回もへその緒をやさしく持ってそーっと引っぱってくれた。胎盤はにゅるっと静かに出てきた。全然痛くなかった。胎盤処理も上手な助産師さんでよかったと思った。
助産師さんは一度胎盤を隣の部屋に持っていくと、お医者さんが椅子に座り「ちょっと診ていきますね~」と言った。お股がちくちくしたが、前回のように針をぶすぶす刺される痛みはなかった。
今回も会陰は傷ついていなかったと後で助産師さんが教えてくれた。ちなみに、ちくちくした痛みは消毒していた痛みなのだそうだ。会陰は縫う必要があるほど大きく裂けてはいなくても、赤ちゃんが産道を通ると会陰にすり傷のような小さな傷が必ずつくものらしく消毒は大切で、だから産後のトイレでは毎回ビデで水洗いをしなさいと指導されるらしい。(まれに小さな傷がばい菌が入ったりして化膿したりするのだと)
陣痛の痛みに合わせてうまくリラックスできたら、会陰にも負担がかからず会陰が傷つくこともなく、会陰をぶすぶす縫われることもないんだなと、改めてソフロロジーの偉大さに合掌です。(ありがとう!ソフロロジー、ほんと!)
「はい、いいでしょう」と先生が出て行くと、助産師さんがお股についてる血や羊水をきれいに拭いてくれて、血まみれのシーツやタオルを片づけ、ベッドの足下部分を元の位置に戻してくれた。
部屋を出ようとする助産師さんに、調子にのって「胎盤、見せてもらえますか?」と聞いてみた。「立派な胎盤ですよぉ」と見せてくれた。大きなレバーみたいだった。「これが今まで赤ちゃんの命を守ってくれてた胎盤なんだなぁ」夫がいたら絶対に写真を撮ってもらったけれど、一人だから仕方がない。
そんな産後処理をしてくれた助産師さんが出て行くと、アシスタントのおばちゃんが「頑張りましたね~」なんて言って、全身を暖かい蒸しタオルで拭いてくれた。助産師さんが入ってきて、産後の出血量を診てくれた。
そうこうしていたら、赤ちゃんが帰ってきてくれた。きれいに拭かれて、かわいい産着を着た赤ちゃんを体の上で抱かせてくれた。1回目は陣痛の痛みのせいで産後は体にまったく力が入らないくらい疲れていて「赤ちゃんを落とすかも…」なんて心配していたくらいなのに、今回も全力で赤ちゃんを抱いてあげることができました。
「やっと会えたね」「ママ、すごく会いたかったんだ」「陣痛、痛かったね。協力してくれてありがとう。おかげでとてもいいお産だったよ」「これからよろしくね」…たくさんお話しできました。
母体の状態を診るために2時間ほど休憩。今回はまだ眠くなかったので、後陣痛のために腹筋をすることにしました。気力に余裕が出たら、ベッドの上で「ちょこっと腹筋」。(これが大成功!3回目の出産では後陣痛はほとんどありませんでした。後陣痛対策、極めた気がしますっ!)
しばらくして体調を診てもらい、問題がなかったので入院室へ移動した。
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ソフロロジーの効果
今回もソフロロジーには大変助けられました。ソフロロジー出産のおかげで私は3回の妊娠&出産にネガティブな思い出がまったくありません。もし金銭的な束縛がなければ、まだまだ5にんでも10人でも産みたいくらいです。つわりも陣痛も赤ちゃんのお世話も、時には辛かったり、イライラしたり、寝不足になったり、いろいろなことがありますが、それでも「この子と一緒にいることができて幸せ」という気持ちはいつも忘れることがありません。
こちらの記事の関連記事
▼骨盤ケアはしっかりと!
【出産レポ1人目】痛い!辛い!苦しい!上手にトレーニングできず陣痛&会陰縫合の激痛に泣いた1人目のソフロロジー出産失敗レポート
【出産レポ2人目】陣痛が痛くない!! 初産での失敗から真面目にトレーニングしたら「痛くない」ことに感動したソフロロジー出産2人目の大成功出産レポ
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その他のおすすめ記事
初めまして^^
色々とブログで勉強させていただいています!
もうすぐ38週に入る初妊婦です。
1人目~3人目の出産レポを読んで思ったのですが、1人目のように細かく書かれていなくて、
2人目・3人目はなぜ痛くなかったんだろう?と疑問に思いましたのでコメントさせていただきました!
(全く痛くなかった・気付いたら出産だった、という表現で、そこまでの過程が知りたくてTT)
やはり赤ちゃんのことを思い、話しかけるように赤ちゃんに集中するのが成功のカギでしょうか?
ソフロロジーに関して、頭では色々と理解しているつもりでいますが、1人目出産レポのように、うまく実践できるか不安な毎日です。
1人目の出産と、2・3人目の出産と肉体的・精神的に違った(=だから成功した)コツがあったらぜひ教えてください!
ぴーこさま。初めまして。『家庭の知育応援サイト 知育アットホーム』小日向真綾でございます。コメントをいただきましてありがとうございました。
妊娠、おめでとうございます!もうすぐ38週に入るとのこと。出産入院準備や赤ちゃんのお迎えの準備に忙しい毎日でしょうか。
>1人目~3人目の出産レポを読んで思ったのですが、1人目のように細かく書かれていなくて
ご指摘ありがとうございます。記事内容を読み直してみまして、単に文章力が十分でなかったり、他の記事に書いたことを省いていたりと足りない箇所をいろいろと見つけました。すぐに改稿したいと思っております。
>2人目・3人目はなぜ痛くなかったんだろう?と疑問に思いましたのでコメントさせていただきました!(全く痛くなかった・気付いたら出産だった、という表現で、そこまでの過程が知りたくてTT)やはり赤ちゃんのことを思い、話しかけるように赤ちゃんに集中するのが成功のカギでしょうか?
はい。そのように感じております。2人目と3回目では妊娠中から「赤ちゃんと一緒にいる」という強い実感がありました。ですので陣痛が始まると「今の陣痛で赤ちゃんは大丈夫だっただろうか(陣痛が来ますとへその緒も圧迫されますので赤ちゃんは酸欠気味になってしまいます)」「今、赤ちゃんは不安を感じてはいないだろうか」と、自然と赤ちゃんのことばかりが頭に浮かび、陣痛の痛みなど考えている時間がないくらいでした。
>やはり赤ちゃんのことを思い、話しかけるように赤ちゃんに集中する
ことは正にソフロロジー出産のカギだと思います。赤ちゃんのことを思うことも、赤ちゃんに話しかけるようにすることも、赤ちゃんの存在に意識を集中させることも、妊娠中と陣痛中とを問わずとても大切だなと実感しております。陣痛が始まりましたら、是非、ぴーこさまもまずお腹の赤ちゃんに声をかけてあげてください。「言霊」とも申しますが、赤ちゃんに「今の陣痛大丈夫だった?」「心配しなくていいよ、ママが守ってあげるからね」と声に出して言っていますと、本当に「自分が守ってあげなくてはいけない」という使命感のようなものを感じはじめ、不思議なことに本当に言い知れぬ力が湧いてきます。(これは妹や友人のお産で実証ずみですので是非「声に出して」声かけをされてみてください)
>ソフロロジーに関して、頭では色々と理解しているつもりでいますが、
素晴らしいことだと思います。少々話題が逸れてしまうのですが、妊婦期のママの「これは興味深い」と何かに関心を寄せる心の動きと「今よりもよい状況や環境を望んで」実際に行動を起こすという脳への刺激はお腹の赤ちゃんの「胎教」にもとてもよいことなのだそうです。お腹の赤ちゃんはママの行動をいつも感じていて、生まれてきた赤ちゃんは「いろいろなことに興味を持つこと」を楽しみ、「たくさんチャレンジすること」ができる子になるのだという
研究報告があるのだそうです。
>1人目のように、うまく実践できるか不安な毎日です。1人目の出産と、2人目・3人目の出産と肉体的・精神的に違った(=だから成功した)コツがあったらぜひ教えてください!
ぴーこさまもすでに胎教をされているのではないかと推測いたしますが、「赤ちゃんと一緒にいる」という感覚を得るためにも胎教はとてもよいのだそうです。今からでもまだまだ、ぴーこさまがおもしろそうだと思える胎教をどんどんされてみるとよろしいのではないかと思います。
しかしながら、実は私はソフロロジー出産は陣痛が始まってからでもできるのではないかと思うくらいに「陣痛中の声かけ」の効果を感じております。繰り返しになりますが、自分の体験と友人などに紹介して試してもらった出産報告から考えますと「陣痛中の声かけ」で大切なのは「実際に声を出すこと」だと感じております。
コメント欄では文字数が限られますので、今週2月24日(土)にご質問の回答にあたるような「ソフロロジー出産の失敗と成功の比較」と「ソフロロジー出産の成功のコツ」につきまして記事を更新する予定でございます(ぴーこさまのコメントとはまた別の記事にいたしますのでご安心ください)。ご興味がありましたらそちらの記事もぜひご一読ください。
ぴーこさまのマタニティ生活は日に日に大きくなっていくお腹が愛おしい毎日でしょうか。それとも後期づわりなどで体調が思わしくない日々でしょうか。あと数日で終わってしまうマタニティの時間を少しでも楽しい気持ちで過ごされますことを願っております。そして、どうぞ幸せなお産ができますように心よりお祈り申し上げます。
家庭の知育応援サイト 知育アットホーム
小日向真綾
小日向さん
お忙しい中早速のお返事ありがとうございます!
涙しながら読ませていただきました(TT)
自分の痛み<赤ちゃんの気持ち に集中する、ということですね!その方法のひとつが、「実際に声を出す声かけ」ということでしょうか。
↑アドバイスいただけて良かったです!どうも恥ずかしい・照れくさいところがあって、入院したら心の中で(こっそり)赤ちゃんを応援しよう、と考えておりました(“;;;)
実は、胎教のために、ということは、ひとつもやっていないんです…。日々話しかけたり、テレビでやっているクラシックを聴いたり、と本当にそれくらいで。。今からでも、チャレンジしたいと思います!!それも、より赤ちゃんとの絆を感じるひとつの手段ですよね^^
2/24の記事楽しみにしています!
こちらのブログは、本当にタメになる情報がいくつも書かれていて、本当に本当に感謝です。主人にもより理解を深めてもらおうと思って、タブを何個も開いて用意してます笑
いつ誕生日になるか分かりませんが、心の準備をしっかりとして、楽しいお産目指してがんばります^^
本当にありがとうございました!
ぴーこさま
>こちらのブログは、本当にタメになる情報がいくつも書かれていて、本当に本当に感謝です。
お褒めの言葉をいただき恐縮です。遅筆なため記事の更新も遅く、誤字脱字のチェックもまだまだ不十分で、記事にしたい内容はたくさんあるものの思うようにサイトを成長させられていない状態ですが、それでも私の体験のいくらかでもぴーこさまのお産のお役に立てたら非常に嬉しく思います。
>どうも恥ずかしい・照れくさいところがあって、入院したら心の中で(こっそり)赤ちゃんを応援しよう、と考えておりました(“;;;)
私の最初の妊娠もとてもよく似ておりました。たとえ胎動を感じてはいても、たとえ「お腹に自分ではないもう一人の人間がいる」ことを理解してはいても、目に見えているのは「大きくなっていく自分のお腹だけ」という状況で赤ちゃんに声をかけるのは恥ずかしいものですよね…。
>より赤ちゃんとの絆を感じるひとつの手段ですよね^^
はい。赤ちゃんとの絆を感じることが妊娠中のママにとって一番大切なことだと、私も思います。胎教の知育効果などは科学的な裏付けがありませんし、生まれてからの乳幼児知育の環境や習慣にも大きく左右されますので「何かいい効果があったらいいな」くらいの期待がちょうどよい塩梅な気がいたしております。赤ちゃんとの生活を楽しもうとされていまるぴーこさまは理想的なマテニティ生活を送っていらっしゃると思います。
>自分の痛み<赤ちゃんの気持ち に集中する、ということですね!その方法のひとつが、「実際に声を出す声かけ」
ぜひ「実際に声をだす声かけ」をされてみてください。妹や友人には効果があったのでおすすめです!産後にお時間がありましたら、ぴーこさまのお産の様子を聞かせてください。もしぴーこさまがブログなどをお持ちでしたらURLを教えていただけますか?遊びに行かせてください。
「成功の理由と失敗の原因って?3回のソフロロジー出産の違いを考える」を書かせていただきました。さらにソフロロジー出産を成功させるコツなども順次書いていきたいと思っております。
ぴーこさまが陣痛すらも楽しむことができますよう、ぴーこさまとご主人さまがご一緒に幸せと感動のお産をお迎えになりますよう心よりお祈りしております。楽しいお産、頑張ってください!!(^^)
家庭の知育応援サイト 知育アットホーム
小日向真綾