子どもと一緒に飛行機に乗ると、嫌でも人の目が気になってしまいます。約60回(乗り継ぎ便も含めて)の乳幼児連れフライト経験から導き出した、大きな国際線から小さめの国内線まで共通して幼児におすすめしたい座席です。
【このページの目次】
幼児におすすめの座席です
乳児や小学生とはまた違い…
こちらの記事でご紹介いたしますのは2〜6歳の幼児におすすめのフライト座席です。パシネットの利用を考える乳児や、すでに一人で集中して遊ぶことができる小学生におすすめの座席はまた少し違います。
ママのリラックスを最優先に
結局のところ、子連れフライトに必要なのはママのリラックスです。ママが緊張したりイライラしたりすると、子どもはそれを感じ取ってしまいます。機内でのママのリラックスのためには、子どもを悪目立ちさせないことだと痛感しました。
【ちょうど人数分】の座席
こちらは当たり前なのですが、一応書き記しておきます。飛行機の座席は、2人席や3人席、4人席などがありますが、ちょうど人数分の座席が一番気楽です。
ママ, パパ, 赤ちゃん なら
つまり、ママとパパに赤ちゃん1人で飛行機に乗るのであれば3人席を。また、ママと幼児2人など3人旅行では3人席が一番です。
ママと赤ちゃんだけなら
ママと赤ちゃん1人で旅行するのであれば2人席がおすすめ。
【翼より後ろ】の後部座席
飛行機のエンジンは翼付近
機体の種類にもよりますが、日本人が利用するであろう飛行機のエンジンはたいてい翼付近についています。
後ろはエンジン音が大きい
そして、翼付近のエンジンは飛行機の翼よりも後方でゴーゴー鳴り響きます。子連れで乗るのであれば後方の座席の方が子どもの泣き声が目立ちません。
【トイレに近い】席
子どもにはトイレが必要
おしめを外したばかりのお子さんだけでなく、おしめを卒業して随分経つお子さんであっても飛行機のトイレは近い方が絶対にいいです。
優先搭乗で先に飛行機に乗ってから飛行機の中でトイレに連れて行くこともできますし、食事の直後の長い列も列ができつつあるタイミングでお子さんに声かけをすることができます。
気兼ねなくトイレに行くため
狭い機内でトイレまで何度も往復すると近くのお客さんが気になることがありますが、トイレが近ければそんな心配はありません。
トイレ近くは何かと騒がしい
トイレには機内中の人が入れ替わり立ち替わりやってきます。フライト中、トイレの近くは何かとざわざわとしていて落ち着きがないので、子どものぐずりも少々のことなら周囲の騒音に溶け込みます。
寝つきが悪いお子さんや、周囲のざわつきで不安定になるお子さんの場合はトイレから5〜7列ほど離れたところがよろしいかもしれません。
人の目や臭いが気になる?
トイレの近くの席は、トイレに並ぶ人の列が席の隣まで長くなってしまった時の他の乗客の視線やトイレのドアが開くたびに機内トイレ独特のにおいが気になるという方もいらっしゃいますが、私はトイレの近くにいるという安心感と利便性の方が勝りました。
【通路側】の座席
景色より快適な時間を
幼児には窓側よりも通路側の席の方がおすすめです。幼児が窓に興味を示すのは、たいてい離陸から水平飛行になるまでです。飛行機が雲の上に出てしまうと、あとは昼なら水色、夜なら黒一色であまり面白いものではありません。
迷惑は特定の誰かよりも
大人が通路側に座り、子どもを内側の席に座らせると、子どもの隣の座席に座っている乗客にかなりの迷惑がかかります。子どもが隣の乗客にちょっかいを出さないように常に気をつけていなければいけません。
隣の乗客が飴を食べたり、スマホを使ったりすると子どもはそれを凝視してしまいがちですが、ずっと隣り合わせの狭い機内では、たとえ、子どもがギャーギャー大騒ぎをしなくても、子どもにジーッと見られるだけで気まずい思いをする大人は少なくありません。
子どもを通路側に座らせると通路を通る人の邪魔になることを心配してしまいますが、通路を通る人はその通路を一瞬で通り過ぎます。隣の乗客はフライト中ずっと隣に座っています。
気を使うのであれば、特定の一人にずっと迷惑をかけるよりも、不特定多数に一瞬ずつ迷惑をかける方が気が楽だと思います。
4歳になったら窓もおすすめ
空と宇宙を実感できるから
空や雲や宇宙に興味のあるお子さんであれば、窓側の座席もおすすめです。飛行機の窓から見える空は、宇宙との境目を想像しやすいですし、眼下に広がる雲も見ることができます。
▼ こちらの絵本は、空に昇っていくヘリウム風船を追った絵本です。風船の背景に描かれる空の変化が、飛行機の窓から見える空の様子に酷似しているので、飛行機の中で読むと宇宙にのぼっていく風船をありありとイメージすることができて、機内に持ち込む絵本におすすめです(でも重くはありませんが少々大きいです)。
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