身近な不思議を解き明かす実験で「科学のなぜ」がわかります。AI時代を生き抜く理系脳が育つ本! 小学生の自由研究にもおすすめの本!
「体験」でSTEMを学習!
『STEM体験ブック 実験』
『STEM体験ブック 実験でわかる科学のなぜ?』AI時代を生き抜く理系脳が育つ本です。
STEMの「S = 科学」の本
STEMとは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering (工学)、Mathematics(数学)の頭文字を集めたことばで、アメリカ国立科学財団(NSF)によって使われはじめました。
STEM教育は小学生の知的好奇心ならば「理科の勉強、問題解決への熱意、工作への興味、算数の勉強」が出発点といったところでしょうか。
小学生(幼児〜中学生)向け
幼児への読み聞かせにも使えるのに、紹介されている実験は中学生がやっても理科の授業に役立ちます。
漢字にはすべて読み仮名がふられ、小さい子でも楽しめるように配慮されています。読みやすい文章でありながら、内容は非常に専門的。こちらのような「365話シリーズ」の本の半分以下の文章量ですが、興味は倍以上に広がります!
自由研究のコンクールでは基本テーマに加えて、どのくらい発展的な研究を考えつけるかが勝負になります。この『STEM体験ブック 科学実験』があれば、次にやってみたい関連実験が次々に思いつくでしょう。
プロ監修でかなり本格的
科学のプロが執筆。著者のコリン・スチュアート氏は英国王立天文学会会員の講演家であり執筆家。科学に関する書籍は50冊以上。科学雑誌に掲載された記事は100本以上。「聴衆に合わせた語り口」を得意とする講演家だけあって、子どもが楽しめるように、専門的な科学の話が身近で親しみやすいコンパクトな話になっています。
身近な科学を楽しく「実験」
科学を理解するために必要な基本の考え方と、その科学を身近に感じられる例が示されています。
見開き1頁で自由研究が完成!
1つの科学テーマが見開き1ページに収められています。
例えば「氷と塩の実験」は…
例えば、自由研究では最もポピュラーな「氷の実験」も取り上げられています。氷と塩を使った実験です。
ちなみに、自由研究で氷と塩の実験をするのならば、サントリーの自由研究特集サイト『水育』と塩事業センターの子どもサイト『塩百科』が参考になります。自由研究の完成度をワンランクアップさせるには、テーマにあった各企業の自由研究特集をチェックしてみるのがおすすめです。
絵で分かりやすい実験手順
実験手順は必要最小限で、まるで料理レシピのようです。幼児から低学年なら自分で読んで実験をすすめられます。中学年以上のお子さんが自由研究をする際には、実験中に「楽しかったところ」「手こずったところ」など写真とメモで記録しておくのがおすすめです。
「+α」の知識で興味が広がる
実験に隠れている科学の基本的知識のほかに、同じ知識が使われている事例や研究にたずさわった研究者の紹介など、科学を多面的かつ複合的に学べるようになっています。
ちなみに、私は小学生の自由研究のコンクールはたくさんありますが、おおよそ入賞する評価基準というものは6つあると考えています。
とくに「発展研究」は小学生ならではの「実験が楽しかった!」アピールができる大切な要素になります。この発展部分が広く深ければ、それだけ入賞に近づけると言えます。
この本にはそんな発展部分のヒントになる小ネタがたくさん紹介されています。
他にもこんな実験が掲載!
『STEM体験ブック 科学実験』には他にも、おもしろい実験がたくさん紹介されています。
「惑星が離れないわけ」
「身近なバクテリア調査」
「風の正体とは」
「変幻自在なエネルギー」
「遺伝子をビー玉で実験」
STEM体験ブック科学 目次
ようこそSTEMワールドへ!
植物のことを知ろう
動物のことを知ろう
食べて、食べられて
人体のしくみ
呼吸と血液のかんけい
細胞は生き物の組み立てブロック
遺伝子のつくり
進化のヒミツ
原子は物質のもと
ほか
4冊あればSTEMの基礎は完璧
ちなみに、『STEM体験ブック 科学実験』は4冊セットで、「S」「T」「E」「M」の4分野がすべて網羅されています。
「初等教育の段階で興味を持てた子ほど高校でのSTEM教育が成功する」という研究があります。この4冊があればSTEM時代への準備は万端です。
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