小学生の地頭が良くなるゲームシリーズ。今回は『98部首カルタ』です。部首が分かれば漢字はずっと面白くなります。「漢字って一回見たら覚えちゃう」という子はみんな部首を知っています。そんな部首で遊べるゲームです。
【このページの目次】
部首を学ぶと漢字が面白い!
部首が分かればあとはパズル
「漢字は部首が分かればあとはパズルですから」は人気講師の口癖でした。しかし、学校ではなかなか部首について詳しく教えてもらえません。時間がないからです。学校で学べないのなら家庭で遊びながら学んでしまいましょう!
漢字を忘れなくなる
部首は、漢字学習の大きなポイントです。部首が分かれば、複雑な漢字の組み立てがスッキリと頭に入ります。
漢字というのは、決められた形の組み合わせにすぎません。漢字に使われている決められた形のもっとも大切なものが部首です。基本漢字に使われる部首100個を覚えれば、それに分類される500個の漢字を芋づる式に覚えられます。
部首は中学高校で差がつく
部首を知っていると、新しい漢字の意味も忘れにくくなりますし、漢字を一度見れば(形の組み合わせを覚えるので)漢字練習をする必要がなくなります。
この「漢字センス」は中学高校になると大きく差が出ます。中学高校で習う漢字が小学校の漢字と大きく異なるのは、接触回数が激減することです。つまり、新出漢字をその漢字を習う教科書の文章以外でなかなか見かけなくなります。新しく習う漢字を一度見たら忘れない子と何度も書き取り練習をしなければいけない子では奇しくも他教科の成績に差が出てしまいます。
『98部首カルタ』とは
そんな「大切な部首を楽しく覚えちゃおう」というゲームが『98部首カルタ』です。
98の部首がカルタ札に!
『98部首カルタ』では98個の部首がカルタ札になっています。小学生が知っている基本的な部首から大人もうなる「みたことあるんだけど」「そういえばこんな部首もあったな」という部首まで網羅されています。
絵と古代文字で右脳を刺激
よみ札には部首からイメージされる「イラスト」が、とり札には漢字の元になった「古代文字」が描かれています。
絵で覚えるという学習方法は右脳を大いに刺激しますので、右脳優位と言われる9歳までのお子さんはもちろん、もの忘れ防止のためにママやパパにもおすすめですよ。
部首のなりたちは音で覚える
さらに、よみ札には「部首のなりたち」が五七五の音でかかれています。声に出して読むと楽しく心地よいリズムに合わせて、部首の大切ななりたちを覚えることができます。
「聞き流し学習法」などという言葉が流行っていますが、知識習得に聴覚を使うのも右脳学習法の特徴で、耳から入ると忘れにくいのでおすすめです。
説明書には部首グループ一覧
「98部首カルタ遊び方学び方」には、98個の部首が意味のグループに分けられ掲載されています。
『98部首カルタ』の遊び方
遊び方1. カルタ
札を読んで取り合うカルタ遊びができます。学習効果としては特に音読の練習とワーキングメモリのトレーニングになります。
遊び方1. ババ抜き
11に分かれた「部首の意味グループ」から何枚かずつを選び出せば、ババ抜きとして遊ぶことができます。選び出すカードやカードの枚数を変えると、各学年にあったレベルで遊ぶことができます。
遊び方1. 神経衰弱
神経衰弱としても楽しめますが、その他のトランプ遊びも(必要ならばアレンジを加えて)ほとんどのゲームを遊ぶことができます。
さいごに
正月や盆の親戚での遊びにも
家族で楽しい『98部首カルタ』、とてもおすすめです。
なりたち本と併用すれば効果UP
部首だけではなく、漢字自体の「なりたち」を学べる本などと一緒に使うことができると学習効果は倍増します。
▼見開きページはこんな感じ
1年生から6年生まで各学年にあります。
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