《対象0〜3歳》梅雨にお部屋で思いやりの心を!『かさ さしてあげるね』

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  • はせがわせつこ、にしまきかやこ作/福音館書店

【絵本の内容】

「ぞうさんの せなかに あめが ふる」ぞうさんの背中は大きいので、大きな傘をさしてあげます。きりんさんには柄の長い傘を、ありさんには小さな傘をさしてあげます。くまさんにも傘をさしてあげると…。

【0〜1歳】読み聞かせのヒント

安心安全の赤ちゃん絵本

この絵本は固い素材の紙が使われているボードブックです。

0歳児は絵本を振り回したり床に叩き付けたりして、その触感を楽しみます。この絵本のページの角は丸く処理されているので安心安全な1冊です。

雨の音で日本語の美しさを

特徴的なのは雨の表現です。ぞうさんに降る雨は「ピッチャン パッチャン」ですし、ありさんに降る雨は「ピピ ポポ」です。

「ピッチャン パッチャン」「ピピ ポポ」などという特徴的な雨の表現を可愛らしく読んであげてください。

雨の絵も楽しもう

雨の絵にもいろいろな工夫があって、「ピッチャン パッチャン」と降る雨はツーっと長く降っています。「ピロリン ポロリン」と降る雨はゆらゆら揺れながらゆっくりと落ちています。

絵に描かれた雨も日本語の音によく合っていて、日本語のオノマトペがもつ美しさが感じられる絵本です。

傘の絵も楽しもう

さしかけてあげる傘にも工夫があります。ぞうさんにさしてあげた傘は大きい傘ですし、きりんさんにさしてあげた傘は柄の長い傘です。

登場する動物や昆虫の特徴を分かりやすくとらえて、楽しく表現されています。

ページはゆっくりめくろう

大人が読むと3秒で終わってしまう短い文章しかありませんが、お子さんはママやパパの声をじっくり味わいながら、絵をすみずみまで楽しんでいます。どうぞページはゆっくりとめくってあげてください。

目安は3秒です。文章を読み終わったら、お子さんの表情を見ながらゆっくり「1、2、3」と数えてみてください。お子さんがずっと絵に魅入っているようならいつまででも待ってあげてくださいね。

【絵本の読み聞かせ方】某幼児教室の「家庭での読み聞かせ」の8つのポイント

2017.04.05

【2〜3歳】語りかけのヒント

雨の日のお出かけ前に

この絵本は雨の日に大活躍します。雨の日に外でゆっくり過ごせる時間があれば、ぜひこの絵本を読んでから出かけてみてください。

「この雨は『ピッチャン パッチャン』かな?『ピピ ポポ』かな?」

「ひいちゃんに降る雨はどんな音の雨かな?『ピチョ パチョ』かな?『ビッチャン!バッチャン!』かな?」

「ふうちゃんはどんな傘をさしてもらいたい?」

などと聞いてみるとお子さんから素敵な答えが返ってくるかもしれません。幼児教室のある女の子は「ふうちゃんはね、とってもかわいいかさなんだよ。ふうちゃんがとってもかわいいから!」などと会話を膨らませてくれました。

雨が地球科学への第一歩

この絵本で一番読みごたえがあるのは最後のページです。最後のページで、お日さまが顔を出して天気がよくなります。

「あれ?お日さまだ!みんな嬉しそうだね。どうしてかな」と聞けば「雨がやんだからじゃない?」なんて答えが返ってくるかもしれません。

この絵本を大好きになった子どもの中には「雨はどうしてやむの?」「雨はどこから来るの?」「どうして毎日雨がふってるの?」などと、雨にとても興味をもつ子どももいます。地球科学への知的好奇心が生まれた瞬間です。

図鑑や事典を開いたり、博物館に行ったりして、たくさん話をしましょう。ママやパパがすべてを知っている必要はありません。一緒に興味を持ち、一緒に知ろうとするだけで、ママやパパの背中から子どもは学ぶ姿勢や知識の増やし方を学びます。子どもに湧いてきた好奇心を大切に育ててあげたいものです。

お片づけの意識づけに

お日さまが顔を出して、傘はもういりません。いらなくなった傘もとても嬉しそうに見えます。傘もお日さまが好きなのでしょうか。

「雨がやんだら傘はこのあとどうしようか」と考えさせて、「雨がやんだら傘はもういらないね。乾かしたら傘を閉じて傘立てに入れなきゃいけないね」などと導くと、お子さんは傘を使った後にその傘をどう保管しておくのかを学ぶことができます。

 子どもは絵本で学んだ行動は、自発的に、そして喜んで実行に移すことができます。絵本で学ばせるのは時間と手間と根気が必要ですが、普段の生活で「ほら!また出しっぱなしにしてるよ。ちゃんと片づけないと」などと言うよりもずっと効果があると感じます。

フラッシュカードとして

 さらに「誰に何色の傘をさしてあげたんだっけ?覚えてる?」などと聞けば、お子さんは記憶力と想起力が鍛えられます。

絵本でこのような言葉かけをするメリットはお子さんが楽しみながら能力をのばせるところにあります。

質問すれば子どもが伸びる

絵本を読むたびにいろいろな質問をしていると、新しい絵本を読んだ時にも「この本についてもまた質問されるかもしれない」と期待しますので、お子さんは自然に観察力や洞察力を鍛えることができます。

絵は好き嫌いがわかれる? 

絵は、大人が考える「子どもが描きそうな絵」です(子どもにはこんな絵は決して描けないのですが)ので、もしかするとママやパパの好き嫌いが分かれる絵本かもしれません。

この絵本を読んだら読みたい絵本

 同じく雨を題材にした絵本を読んでも楽しいですし、この本を読んだ後には晴れた日のお散歩を題材にしたような絵本を読むのもおすすめです。

 
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